車をあおる心境はなぜ?身勝手の極意に対し、あの戦士が言及

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ガルル

 

車を運転する人どうしのトラブルが後を絶たちません。人を傷つけてしまう犯罪は絶対にしてはいけない対処法です。

 

とはいえ、怒る人の気持ちはドライバーなら誰だって分かるものですよね?ルールを守らない人に対して頭にくるのは当然の心理だからです。

 

ではなぜ、譲り合う気持ちにかけてしまうのでしょうか。

 

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車の万能性が錯覚を起こしてしまうのか?

車の運転席に座るのは、TVゲームの前に座ること

シューティングゲームのほとんどは、敵の攻撃を避けながら相手を倒すことがその魅力です。

 

戦闘機を操作して四方八方からの弾(たま)に当たらないようにうまく操作します。

もっと前に出たいけど弾に当ってしまえばゲームオーバー。自分を守るために冷静な判断をしなくてはいけませ。

 

でも、もし、敵の攻撃がまったく自分に対して効果かなかったとしたらどうでしょう。

 

例えるならマリオの無敵状態です。ご存知の通り、無敵になれるアイテム「☆」をGETするとマリオはピカピカと点滅。ダメージはなくなります。一時的ですが何も気にせず前に進めます。

 

車に乗っている状態とはバリアに守られたようなもの。

 

車に乗ると「強くなった」と勘違いしてしまうのは「守られている」という心理と、外の世界から遮断されたかの様な錯覚がゲームのプレイヤー心理をあおってしまうからです。

 

「あっかんべー」ママの後ろから強気に出るこどものよう。バックがついて息巻いている人たちと同じなのです。

 

車に乗ると「他人事」に思えてしまう

車は自転車とちがい個室です。雨風から中の人を守ってくれます。暑さ寒さはエアコンで調整。快適な空間を自分でつくることができるからです。

 

自然からの影響を受けない状態が当たり前になると、まるで外の世界を自分がコントロールしているかの様な気になってしまうものです。

 

外で何が起きようとも他人事。窓さえ閉めればシャットアウトできると思ってしまう。

何かあればスピードを出してその場から逃げられます。ちょっと走れば無かったことにさえできてしまう乗り物です。

 

まるで時間をあやつるタイムマシン。自分がすべてをコントロールできると思い込んでしまう道具にもなり得るのです。

 

車とは動く個室

ラジオやステレオを聴ける状態は、まるで自分の部屋の中にいるかのよう。恋人同士にとって、窓を閉めれば2人だけの秘密の場所がつくれます。

 

走りながら大声で歌を歌っても外に聞こえません。買ってきた弁当を食べても、何を食べているのか分からない。超リラックス空間。

 

何か、「はじめての慣れない場所でストレスを感じたとき、トイレの便座に座ったときの安心感」に似ています。

 

つまり車内とは、緊張状態から開放された無防備な状態でいることができる場所。

 

それは言わば俺んち状態。

これが身勝手の原因です。

 

ということは、「自分の家とは自分だけのもの」と思う人に対して、当然の権利をゆるがす存在に遭遇したとしたら「俺んち思考の人」はどう思ってしまうのでしょう。

 

  • 「俺んちで何をやってんだよ!」
  • 「せっかく気持ちよく走ってるのに、何で急にオレの前に割り込んでくるの?」
  • 「俺はこの速度で走る人なんです。もっと速く走るか、そこどけよ!」

 

と、イライラしてしまうのです。なぜなら、自分の部屋で何をしようと「俺」の勝ってだから。

 

車という守られた中で自己中にならないための格言を紹介

ここで、そんな守られた中で好き勝手をする人に対して、アニメ「機動戦士ガンダム」の登場人物のランバ・ラルが言った名セリフを引用してみます。

 

ラル「見事だな。しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだと言うことを忘れるな。」

 

まだ未熟な主人公アムロがベテラン戦士に勝てたのは人の実力ではなく、高性能なロボットが理由だと言っています。

 

バイキンマンが優位に立てるのはUFOに乗っているときだけ。

 

車に乗る人もおなじです。車とは使い方次第で装甲車や戦車にもなる得る言わば走る兵器です。

人類の実力以上の機能によって、人は活かされている事実を忘れてはいけません。

 

おわりに

車内は自分だけの空間ではあります。しかし当然ながら、車が走るのは現実のリアルな世界です。

他人をキズつければ、法律で裁かれるのがこの世のルール。制裁は法律だけではありません。マスコミによってクローズアップされ、SNSでも拡散されてしまいます。

 

キレてしまう前に、根に持って復讐しようとたくらみ行動する前に今ひとつ、よーく考えてみましょうよ。

 

▼イヤなことが起きるのは仕方のないこと。
リンクイヤな出来事が待っているときには考えない方がいいという話

 

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