「学校の制服を買うお店」って決められていませんか?
色々と不満もあることでしょう。
「お店の場所が分かりづらくて困ったよ」
地元じゃない人が、わたしに話してくれたグチが記事のきっけです。
今回は、特にお店の人の態度が気になったので、その辺を書いてみましたよ。
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自分の取り分が決まっていると、小金を稼ごうとは思わなくなる?
「学生服の購入はこの店で買いましょう」って、お店を学校に指定されるのが日本の制服販売の事情です。
指定販売は値が高く、値引きしないのは競争相手がいないから。
「ついでに靴下も買って帰ろかうなぁ」て気分にもならず、これといった用事もないです。
「場所ってどこなの?」初めて買いに行くとき、迷ったことはないですか?
その昔は街の中心だったかも知れません。でも今となっては、マイナーな地区に変わっていることの方が多いからです。
「この店大丈夫なの?」ってお店が、何でやっていけるのでしょう。それは、
年に一度、大きな収入が確実に入ってくるから。
生徒が学校で使う必要なアイテムを売れるという権利を持っているからです。
ただじっと黙って待っているだけで、お客(生徒の親)が頭を下げて「売ってください」って勝手にやって来ます。
まさに殿様商売です。
広い海にポツンと浮かぶ島に1軒しかないお店状態です。
「売るか売らないかはコッチが決めるから」
これが「資本主義国家のあり方」なのでしょうか。まったくもって疑問です。
「もうタップリ収入は入ったし、来年も、そのまた来年も、ずーと、収入は安定だから、ちまちまと、ジャージ1枚を売るために、客にヘコヘコなんかできねーよ!」
という売り手がいても不思議でありません。
「お店の横柄さ」に、まいっている書き込みをネットで見た
内容を分かりやすく要約すると、
ジャージを買おうとしても、自分が求めるサイズのジャージを中々売ってくれなかったそうです。
「この子は太っているからもっと大きめのサイズじゃないと合わない!」といって自分が求めるサイズのジャージを売ってくれませんでした。
結局、自分が欲しかったサイズよりも少し大き目を買うハメになったようです。
何でお店側は大き目のサイズを売ろうとしたのかというと、
- 欲しかったサイズは品切れで、注文するのが面倒
- 特大サイズは売れ残っていた
のが現状たったそうです。
繁栄する商売の基本は「お客様の満足させること」なのは当たり前のはなしです。何でお客様が(お店の儲けを考えた買い方)をしなくちゃいけないの?って思ってしまいましたよ。
過疎化の進む地域でのお店は、残ってもらわないと困ります。何かあったときに近場は助かるからです。だから、ちょっと値段が高くても、そこで買うのは投資になりますからね。
でも学校指定販売小売店とは、はなしがちがいます。
「別にそこでなくってもいいんじゃないの?」って思ってしまいます。
「横柄な店主のはなし」を聞いて思い出したこと
わたしは若い頃から現在にいたるまで、飛び飛びですが趣味バンドを組んでいます。カタチだけですが、何とか続けています。
30歳くらいのころ、「楽器屋が経営するスタジオ」で個人練習をしていた時期があります。その楽器屋さんは、
その地域の学校が指定する楽器屋でもありました。
買わない奴は客じゃない?
通いはじめると、その楽器屋の店主と顔見知りになり、好意的にしていただきました。なので、悪口はいいたくないけど事実なので書いてみます。
「コッチでお茶でも飲んでいきなよ!」って練習の合間、休憩するとき、よくお茶に誘われました。
テーブルに置いてある菓子を勧められたこともショッチュウだったからです。なぜかというと、話し相手が欲しかったからだと思います。
店主さんはいつも暇そうです。
営業や勉強をしなくても収入は約束されてます。
わたしの知らないバックグラウンド(公人や行政の対応)では、キッチリ動いているのでしょう。話す内容から想像ができましたよ。
「ちっ!買わないくせにさわりやがって・・」と、目を細め、にらみつけるような面持ちで捨てセリフを、わたし(お客)がいる前なのに平気で、お店に来たお客の悪口をいってましたよ。
「え?マジかよ?」ってちょっと怖かったです。
「2・3百円のギターの弦や、100円のピックのような安物なんか買うのは客じゃねー」
「万単位の買い物。うん十万のピアノを買う人がお客」って思ってるように見えて仕方ありません。
わたしには楽器を売ろうという姿勢は感じられませんでした。そこに置いてある商品は、ただのお飾りの客寄せです。
でも、その正直な言葉がわたしは好きでした。顔は笑顔で心でアッカンベーよりも、本当の人柄が分かるからです。
しかし、お客さんには分からないでしょう。「ただモノを買うだけの関係」でしかないからです。そんな本心よりも、気の利いたサービスを求めていますからね。
楽器屋さんのなのに楽器を知らない
「これ壊れてますよ」スタジオに置いてある機材が壊れていることがしょっちゅうです。全然機材を管理してません。
ギターアンプもしょぼいです。でも、自社メーカーのアンプを置いてるのは仕方ないのかも知れません。でも今の時代、マーシャルかローランド(JC120)くらいは置いて欲しいって思います。
音楽に対しての熱い思いとか、ぜんぜん伝わってきません。
この店にとってスタジオは学校教材に比べたら、お金にならない商売です。関心の無いことの現れです。スタジオの管理や、お店の接客を見れば、よーく分かります。
こんなお店がなんで、つぶれないのでしょう。
それは、毎年、学校から決まった注文があるから。
春になれば新入生が楽器を買ってくれるからです。
もし、「学校で使う楽器は自分で買ってきてね?」って自由化になったら、いったいこの店はどうなってしまのでしょうね。
「面倒だからその店でいいです」って人もるだろうし、
「お姉さんのまだ使えるから買わない」って人もいるだろうし、
「安いからネットで買いました」って人も当然でてくるでしょう。
このままのんきにはしてられなくなるのは見えてきます。
なぜかつぶれない不思議なお店の裏事情
以前、テレビ番組でも同じような営業スタイルを見たことを思い出しました。
まったくお客が入らないのに、売上が半端なかったタバコ屋さんのはなしです。そのカラクリは、たくさんの飲食店にタバコを卸してることでした。
場所も東京の中心の繁華街だったこともあって、消費がすさまじかったんですね。
こうなると、店舗はお店ではなく、
「卸し倉庫業のついでにタバコも売っている」って状態です。
だって商品を買いにお店に来るお客さまよりも、飲み屋さんとかに配達する量の方が多いからです。
何で競合しないのか
「たばこ事業法」という法律があります。その中に、
「タバコ屋さんどうしの距離は25m離れてないとダメですよ。でも、大型ショッピングモールなどの中にある自販機は関係ないですからね」
というような距離に関する項目があります。
「先にお店を出したもん勝ち!」だったんですね。そう言われれば、タバコを置いてないコンビニはけっこうあります。
「置けば儲かるのにね?」って思ったことがありましたよ。
私は10年前にタバコはやめましたから、もう、どうでもいいんですけどね。
まだ他にも法律はありました。
たばこ事業法第33条(要約)
- 小売販売価格は財務大臣の認可が必要
- 小売業者は認可された価格でしか販売できない
リンクたばこ事業法第33条
「あのタバコ屋さんは2割引きだから、あっちに変えようか?」という状況はありません。価格競争ができないからです。
タバコを仕入れるお店側にとって、別にこれといった理由がなければ、仕入先を変える必要はないんですね。
おわりに
お金を払っているのに、横柄な接客を受けてまで商品を買うくらいなら、学校指定販売店の独占を廃止して、行政に管理してもらった方がマシかも知れませんね。
そこでしか買えなくて値段が変わらないなら、学校が中間に入いってくれると助かりますよね。
あと、たとえジャージ1枚でも、配達するくらいのサービスがあってもいいと思います。
だってこっちはお客様なのですから。
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