
もし庭に植えたバラの苗木の成長が良くない様子なら、試しに掘り出して見よう。
ひょっとしたら根が『根頭がんしゅ病(こんとうがんしゅびょう)』にかかっているかも知れない。
ものはついでに、土を入れ替えリセット。バラに栄養補給で活力を。
「根頭がんしゅ病」が成長を妨げている可能性
先日わたしはバラの鉢上げを初めてやってみた。
根についた土を落すとき、
- 「白いかたまり」
- 「黒いかたまり」
2つを発見。


それぞれ太い根っ子に絡みついていた。
危険を察知し、念の為、全部取り除くことに。
後日ネット検索し、それらしき病状を知った。
当初「バラの根の白いコブ」で調べても、わたしのケースと同様の小さなコブは見当たらず、大きなコブばかり。
けど、それらしきサイトを発見。
この記事によると、
「コブは初め白色で、徐々に乾固して黒褐色のざらざらしたこぶとなり・・」
タキイ種苗株式会社
白く小さなコブがやがて黒くなると思われる。
なぜ「がんしゅ病」になると元気が出ないのか
根にコブが出来ると、土の中の水分や養分をコブが吸収してしまう。
結果、バラは元気が無くなる。
水分の多い酸性土壌や、水はけの悪い土壌で発生しやすいそうだ。
カブなどアブラナ科の野菜も発生するという。
がんしゅ病の予防と処置
予防
結論は、毎年、土を良い状態に更新してあげること。
- 良質な土で水はけを確保
- 良質な堆肥で土壌に活力を与える
良質な土と堆肥で(善玉菌)を増やし、がんしゅ病(悪玉菌)の発生を抑えることができるという。
処置
がんしゅ病はウィルス感染なので、農薬での治療はできない。
でも予防は出来るそうだ。
根に過度な(キズ・乾燥・強アルカリ)状態になると発生しやすいという。
やはり、日頃の管理とケアが大事というわけだ。
▼「レッドロビンの感染病」でお馴染みの『トップジンM』が使えるらしい。

▼カイガラムシに効果があった薬品はこちら。

おわりに
わたしは以前、鉢植えのバラを買ってきて庭に植え替えた。
ところがバラは年々元気がなくなり、今では、かろうじて生存している状態だった。
そのバラは地面を掘って、ただ埋めただけ。液体肥料をたまにまく程度。バラ専用の土とかはやってない。
けど今回、鉢上げの際に良質な土と堆肥を施した。
バラは毎年植え替えるのが理想だということも知った。
やってみたら意外と簡単だったので、これからはしっかりバラと向き合っていくことにする。
コメント