
原因は別にある?
陰嚢(玉袋の皮ふ)の痒みの原因について調べてたら、泌尿科の先生のブログに以外な話しがありました。皮膚科で治らない人は参考までにどうぞ!
その痒み=『皮ふそう痒症』→『陰嚢湿疹』に変化
まず、陰嚢湿疹が起こる理由はまだハッキリしてない様です。なので陰嚢湿疹になったと思われる流れの説明から入ります。
『玉袋かゆい』などでネット検索すると、『デリケートゾーンのかゆみ』となり『陰嚢湿疹』にたどり着くことでしょう。けど陰嚢湿疹とは2次的な症状。
もしかしたら最初は目立った炎症も無いにも関わらず、なぜか皮ふの内側がかゆくはなかったでしょうか?そんな症状を『皮膚そう痒症』と呼ぶそうです。
■陰嚢湿疹の流れは以下の通り、
- 皮ふの内側がかゆい(表面に目立った症状は見られない)
- 痒いから引っかく
- かくと皮ふ表面は赤くなる
- かゆみも見た目も悪化する
- グジュグジュ→ベトベトに変わる(又は皮ふ乾燥してポロポロはがれる)
こんな感じに「皮ふそう痒症」→「陰嚢湿疹」になると言われています。つまり、皮ふの表面でなく内部のかゆみが引き起こした症状だったのです。
陰嚢湿疹のわたしの場合
わたし自身、袋がかゆくなった流れは以下の通り、
- ある日、何となく袋にかゆみを覚える。見ても何とも無い
- かゆいので無意識にかいてしまう。見ると薄っすらと赤みを帯びている
- 試しにギュッとつまんでみると、痛痒くて気持ちいい。見ると赤い範囲が広がっている
- ある市販薬を塗ると、ヒリッとし痛い→30分で引く→痒みはしばらくは治まる→
- けどまた痒くなる→薬を塗る→
- 数日後、皮膚表面に赤い亀裂が入り、お風呂のお湯を垂れ流しただけでチクチクッと痛む(皮ふは粘液でベトベトしていた)
ある市販薬を使ったせいで症状が悪化しました。なのでお医者様から処方された塗り薬で、外傷は消え元通り。かゆみはたまに微量。かなり回復しています。(2019/11・経過観察中)
⇒男の玉がかゆい!市販薬を塗ったら酷くなり病院へ駆け込んだ件
ステロイド剤の塗り薬で治る人もいる中で、治らない人もいるのも現状の様ですね。
そうなると、陰嚢湿疹(2次)になった原因もそうですが、皮ふそう痒症(1次)を発症した原因にこそ対処法があるのでは?と思いネット検索してみると興味深いサイトを見つけました。
「陰嚢のかゆみ」陰嚢掻痒症と排尿障害
『泌尿科の常識と盲点』という泌尿器科医が書くブログに、陰嚢そう痒症について書いてあり、治癒した症例もありました。
結論から言いますと『前立腺肥大症・尿道狭窄』が原因。”オシッコの出にくさ”によって陰嚢そう痒症になったと言っています。
そして更にその原因を引用しますと、「関連痛」と言う「生理学的生体反応」によるものと書いています。更に中を紐解くと、
- 痒み=”微細な痛み感覚”と生理学では考えている
- なので、袋の痒み=”袋の微細な痛み”となる
更に関連痛について引用してみます。
関連痛は現在痛みのある場所・部分とは異なる、離れた他の臓器・器官の刺激が、投影されて感じる痛みのことを指しています。・・・
・・・関連痛を感じている皮膚と同じ脊髄中枢の位置でコントロールされている臓器・器官の病的刺激の投影であるということです。
この関連痛について「心臓疾患」なんかで聞いたことがある人もいることでしょう。心臓から離れた(奥歯・肩・腕・背中・みぞおち・左小指・・)特に左側に症状が出ると言われています。
つまり、金玉の皮ふの痒みとつながっている脊椎(背骨)の位置が分かれば、投射元の臓器も分かるということなのでしょう。
そしてこの脊椎中枢神経が支配する臓器とは、膀胱・前立腺・尿道・直腸・子宮頚部(女性)。なので陰嚢の痒みとは、女性部位を除いた4つに原因があると考えられると言うことでした。
実際に年配の患者さんに対して尿障害の治療薬を処方して治癒しています。
★★★
ちょっと話しはズレますが、恥ずかしながら私自身、40を過ぎた辺りに初めて追っかけ漏れを体験しました。ここ最近にいたっては、頻繁ではないけれど以前よりは増えています。
同じ年代の友人に冗談まじりで「トイレ終わった後、少し歩いたら、ダラ~」と話したら「正直すぎる。素晴らしい!」と”本音を語る良いヤツだ”と絶賛。少し高感度が上がった様です。
と言うことは、誰しもそんな経験をしているってことが良く分かりましたよ。では他に原因があるのでしょうか?
かと言って”誰もが尿系”に当てはまるのか?
陰嚢そう痒症=陰嚢湿疹だとすると、双方の原因を確かめるもの大事になるはずです。
陰嚢湿疹は”腸内環境の悪化による血液の汚れに原因がある”とも言われています。
これは欧米化した食習慣やストレスなどが原因で腸内環境が悪化。消化機能が低下して体内の解毒作用が上手く働かないこと。
なので血液をキレイにするために悪い成分を排出しようとする過程が痒みとなり、炎症へと導いてしまうということです。
そしてストレスは心理的なことが強く影響を及ぼすのは知っての通りです。
陰嚢湿疹の処方箋として「SSRI(抗うつ薬)」を使うこともあるそうです。この薬は、うつ病などの治療で使われる精神安定剤です。
なぜかと言うと、神経に何らかの異常が置きている可能性があるからです。これには個人的には納得してしまいます。
”病は気から”とは、正常な状態がストレスによって自律神経のバランスが崩れ、正常ではなくなってしまえば、体は通常営業できなくなるからです。
常に交感神経が優位になり、緊張状態が続き、神経過敏に、エネルギーを消耗し、きちんと細胞へと栄養も届かずに、また排出すべく毒素も溜まったまま。
そうなれば、陰嚢湿疹に限らず、人によって様々な症状が出て当然です。
更に、皮ふの乾燥や、刺激物の摂取(コーヒー・辛い食べ物など)も良くないとネットではささやかれていましたね。
わたしは医師でも何でもないけれど、全ての根源とはストレスだと言いたいです。やはりストレスの元を絶つことが健康の秘訣だと思ってしまう今日このごろでした。
おわりに
もし金玉の皮ふの痒みが中々治らないって人は、陰嚢そう痒症の原因は皮ふではなく、関連痛によっておきている。そう考えて泌尿科の受診も考えてはどうでしょう。
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