知人から借りた物を壊した時の対処。菓子折りは必要か?

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今回わたしは、知人から借りた物を壊してしまった。

貸してくれた相手に対して、どんな対応をするべきなのか。

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「そんなのいいですよ」と言う言葉の真意

結論からいうと、わたしの場合は、その相手が「自分に対してどう扱っているのか?」を考えたみた。

つまりその人が「これこそが常識」と思い込んでいる固定観念。期待しているであろう想いを想像してみること

今回の件でいうと、「他人様から借りた物を壊した時の対処とは、こうあるべきだ」というその人の中のルール。なので人それぞれなだけに判断が難しい。

今回わたしは知人から借りた「ある物」をうっかり壊してしまった。そのアイテムは年季の入った古い道具だ。

正確にはプラスチックの部分にヒビが入った状態。使用するにはほぼ問題はないレベルではある。

わたしはそのアイテムを自分が今壊したのか?それとも最初からそうなっていたのか?思い出せないでいた。

気になったので写真を撮ってLINEで謝罪。すると知人からの返信が『そんなのいいですよ』。

その人は、普段から物事に執着がない。

ふつうは新品のスマホは大事にする。でもその人は、新しかろうが古かろうが同じ対応。画面も傷だらけ。革製のスマホカバーもボロボロ。

わたしだったら新しい内は丁寧に扱ってしまうところだ。逆に古くなると邪険に扱いがち。

知人はズボンのウエスト部分からシャツが飛び出ていることもあり、よく仲間から突っ込まれる様なタイプの愛嬌の人気者。

知人は物持ちがいい。もう時代遅れだからみっともない。かっこいいから欲しい。持っていたら優越感。人と差をつけるために手にれたい。という理由でものを買うことはない。

逆に言うとドライ。

なので本当に、「そんなの気にしてない」とわたしはよんだ。

そうはいっても、ただ借りた物を返すだけでいいのだろうか。

人は面倒をみるほどその人に好意を持つ

人はしてあげることで「そのこと」に対して好意を持つという。

「馬鹿な子ほど可愛い」って言葉があるけど本当だと思う。

「またこぼしちゃって・・」と怒りながらも、「わたしが居なくちゃこの子は何もできない」という征服感なのか。

もしかしたら、身を削ってそれだけ手間をかけ、頑張った自分に満足した想いからきている様な気もする。それは作品を仕上げた後にも似た余韻。

人は人に親切にすると気持いい。それは「自分は必要とされてる」という存在価値の意味もある。

それとは逆に、せっかくの好意に対して相手が「いえ。自分でやります!」と、できる自分アピールをされたらきっと、面目丸潰れに思う人もいると思う。

あえて「出来ないフリ」をする気遣いという優しさや思いやりも、関係をよくすると思う。

それは人だけじゃない。

わたしは若い頃は車に夢中だった時期がある。シャコタンにして太いタイヤを履いてマフラーを入れたり改造をしていた。休みのたびに洗車したものだ。

ところが今は事情もあって、古く人気のないフォルムの軽自動車を乗っている。

そんな車であっても、洗車して綺麗になった姿を見ると愛着が湧いてくる。これは不思議。

そう考えると「雨降って地固まる」様に、「ごめんなさい。壊しちゃった」と、あざとくテヘペロした方が良好な関係を築けそう。

でもわたしは大人としての立場もあるので、他人様の評判も気になる。

相手の顔・自分の顔。落とし所を決める

結局わたしは借りたアイテムを返すときに謝罪品として菓子折りを渡すことにした。

借りたアイテムの新品の値段はたぶん6000円くらい。おそらく15年以上前の商品。

その値段よりも高過ぎては角が立つ。

それは相手の気持ちではなく、自分がいだく罪悪感を消したい気持ちを優先することになる。

その人にもよるけど、「かえって申し訳ない」という想いをさせてしまい、相手の心に負担をかけてしまう場合もある。

中には口ではそう言っても心の中では「ラッキー!得した!」って思う人もいたりして。そんな人に限って「あいつに貸したら壊された」と言いふらすことは往々にしてある。

色々と考えたが、チェーン展開するスイーツ店で1000円以下の商品を買った。ついでに家族の分もチョイス。

謝罪に菓子折り

本当は1300円くらいのロールケーキを買うつもりだったけど、ちょっと大袈裟かと思ったので。

小分けされたスイーツを綺麗な箱に詰めてあった商品があったのでそれにした。

相手が「こんな高い物を・・」と思うよりも気持ち程度。ではないが、中身はそれなりにしてパッケージに想いを込めてみた。

知人の心を打つことは無いが、こういうときにブランド効果は発揮する。

そして「あのスイーツ食べたことあるよ。まぁまぁかな・・」と、話題として使ってもらえるかも知れない。

返却当日の朝の気温は氷点下。極寒の中、品切れしないために開店時間を狙って朝から店に行ってきた。

「寒くて大変だってんですよ(笑)」と、そんなエピソードを話しながら、おちゃらけながら謝ってみようと思う。

「遠くにあるこの店までわざわざ足を運んで買ってきました!ごめんなさい」という気持ちが伝わるといいな。

おわりに

人付きあいとは迷惑をかけ合うことでもある。その修復によって関係は深まっていく。

エピソードがその人との歴史になり、絆は生まれる。と思ってみる。

お付き合い
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