- 遠くに住んでいて会えない
- 親同士が不仲だった
- そもそも親戚付き合いに関心がない
様々なケースによって、付き合う機会が少ない関係はあるものです。
今回わたしは、数十年ぶりに故人や親戚たちと対面することになりました。そこでのことを書いてみます。
親の兄弟を亡くした時に親戚として何をするのか
香典はいくら?釣り合いも大事
「香典・叔父叔母・40代」をネットで調べると、「1万~3万円」の検索結果になりました。
一般的に「2万は無いよね」と多くの人の声も聞きいています。実際わたし自身も2万は中途半端。そうなると「1万か3万円」を選択することになります。
最終的にわたしは1万円つつみました。
最初、額は多いほうがいいって考えてました。年齢的にも1万だとちょっと安すぎると思うのが正直な気持ちです。ここでケチったら一生言われるのも心外だからです。
でもお葬式は結婚式とはちがい、めでたい席ではありません。滅多に会わない付き合いの薄い親戚です。かえって気負いさせる可能性もあるでしょう。
「いいえ遠慮しないでくださいよ。お葬式にはお金はかかるし助かります」という人もいるかの知れません。住む地域やその家族の常識など考え方は様々だと思います。
が、対等な付き合い方も必要だったりします。相手遺族が「どういう人間なのか」も重要なポイントだったりもする。
実は、今回亡くなった叔父さんはわたしの父が亡くなったときの香典は3万だったそです。母から聞きました。
その時点で多分50代。兄弟でその額です。そうなると、いとこ(喪主)はそれ以下なのも考えてしまう。
近年、家族葬や直送などリーズナブルに済ませる人も増えています。もしシンプルな設定にしたのに、香典代と釣り合わなかったら、相手の立場はどうなるのでしょう。
しかしながら1万は安いです。なので他をプラスすることで体裁を保つことにしました。
供花・生花
葬儀場の祭壇をかざる「花」をあげれば、喜ばれると考えました。お金をいくらつつもうと、参列者にはわかりません。
体裁や見栄は誰だってあるものです。「親の葬式に花が全然無い!」では遺族はカッコつかないです。花は多すぎて困ることはないでしょう。逆だったら寂しいものです。
もし式場に置ききれないとしたら、それだけ名誉なこと。人は亡くなってからその人が分かるといわれているからです。
どんな「飾り物」がいいのか
ここでまた一つ悩むことがありました。
- 生花
- 花輪
- もりかご
3つの選択肢です。生花を2対にするべきか、1対にするべきかも選ばなくてはなりません。
まず、祭壇の中央に棺(ひつぎ)があります。
- 両サイドに生花
- 祭壇の下や参列席の横あたり
に置くケースがあります。
「2対」頼むと祭壇上に置かれるかも知れないし、「1対」なら祭壇下などに置かれると予想できます。
- 「あまり付き合がない仲なのに、出しゃばった真似をしていいものか」
- 「親戚が少ないからきっとさみしい感じになるだろう。華やかにしてあげよう」
など、その状況によって考えた方がよさそうです。
今回わたしは、生花一対にしました。すると生花は参列席ゾーンに配置されました。
もし自分の親の葬式のとき、外の花輪や式場内の生花が少なくスカスカでだったとしたら、ちょっとさみしい思いをしたと振り返っています。
子供達を連れて行くのはどうなのか
わたしには2人の子供がいます。「子どもたちを連れて行くべきか否か」でも悩みました。画像(幼児)とはちがい独りでも留守番できる年齢です。
お葬式には会う機会が少ない親戚が集まるものです。まだ一度も会わせたことがない親戚たちが来る場合もある。丁度いい機会です。「紹介したい」って考えました。
そうなると、色んな参加パターンを想定しなくてはなりません。
- お通夜のみ参加
- 告別式のみ参加
- お通夜・告別式、両方に参加
わたし自身の場合「両方出る」のが筋の様です。妻と子供はどちらか一方でもいいらしいと聞いています。
結局、子どもたちは連れていきませんでした。理由は次の章で書いています。
お葬式のみ参加した人たち
ちなみに、本人の親の兄の立場の人で、お通夜は来なく、葬式のみ参加する人もいました。その人達は女性で、結婚されている立場の人の様でした。
もちろん両方参加した女性もいましたよ。
相手の経済的負担を考えた
香典代が少ないと、遺族の金銭的負担が大きくなってしまいます。そんな配慮も想定しなくては迷惑にもなりえます。
- 「わたし本人が2Days参加・妻子がお通夜のみ参加」だと「通夜振る舞い」の負担をかけることになる。
- 「私本人が2Days参加・妻が告別式のみ参加」だと「告別式」に負担がかかることになる。
最終的にわたしは、子どもたちは連れて行かず、妻はお通夜に来てもらうことにしましたよ。
結果的にそれでよかったです。わたしと同じ様な従兄弟(いとこ)達も子供を連れて来なかったからです。
通夜振る舞いをする席も厳しかったと思います。部屋に収まりきれずに、別室を使っていたからです。もしわたしの子どもたちも連れて行ったとしたら、かなりバツが悪かった。
妻としても「お通夜のみ参加」なら短い時間ですむし、告別式だと半日かかるから気づかれしたと思います。
今回、喪主側が葬儀に来た親戚たちに振る舞ったこと
おもてなしを受けたコトを箇条書きしてみます。
■お通夜
- 通夜振る舞い「飲食」
■葬式(告別式)
- 式前に待合室で「お昼に弁当・お茶」
- 火葬場で「軽いお寿司的な弁当・お菓子・お酒・ジュースなど」
- 式終了後、式場で「飲食(精進落し)金かかってる感じ)」
お葬式の方が遺族の金銭的負担は大きい印象です。告別式に家族そろって参加しないことで香典代との釣り合いがとれたと思っています。
ちなみに、式前のお弁当は想定外でした。わたしは知らなかったので、昼食をとってから参加しました。なので、食事や飲み物には一切手は付けてません。
それと最後、葬儀の後、手土産を持たせてくれました。中身はお酒とか調味料とかです。これも想定外でした。
終わりに。感想
わたし自身の過去を振り返ると、お通夜には参加する機会はあったけど、告別式の記憶がおぼろげで、どうだったのかよく覚えてません。今回久しぶりのことでした。
式のトータル費用をこうして振り返ってみると、「1万ではマズかったかも」なのが正直な気持ちです。とはいえ子どもたちを連れて行かなくてよかったとホッとしています。
これでよかったのか分かりませんが、ご冥福をお祈りします。
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