
粉雪は厄介
スコップをつかった人力作業のとき、粉雪はサラサラとして除雪しずらいのがその特徴です。
コンクリートや石制の駐車場の床面を除雪車のようにスコップをザーっと押し当てても、まったくと言っていいほど雪がかけない場合もあります。
モグラが地面スレスレを移動した後のようにモッコリとするだけです。これでは時間がかかるだけでクタビレ損になってしまいます。
何かいい方法はないのでしょうか。
粉雪の雪かきは時間もかかり疲れます
サラッサラの粉雪をスコップをつかって雪をすくっても、思ったほどの量は取り除けません。
なぜなら、サラサラしているので雪がスコップからこぼれ落ちてしまうからです。
いつもならスコップの先端が見えないほどゴソッと雪を取り除けるのに・・
これでは作業は非効率。せっかく早起きして雪かきをしているのに時間の無駄使いです。
なぜ、たくさん雪がすくえないのでしょうね。
サラサラな雪質は除雪しづらいのは当たり前
ベタ雪とちがい粉雪を雪かきするのは作業時間がかかります。ベトッとした雪質とちがいパウダースノーとはその名の通り粉状の雪だからです。
スプーンを使ってコーヒーに砂糖を入れるときを思い出してくださいよ。
砂糖をゴソッとよそった時、いくら頑張ってもせいぜいスプーンの幅に対して三角に盛り上げる程度ですよね?
ところが、ただの砂糖ではなく、「角砂糖」や「わたあめ」や「あめ」をスプーンで持ち上げるとしたら、砂糖よりもたくさん”すくえる”でしょう。
スプーンの幅をはみ出してもすくえてしまうのは、目に見えない状態ではつながっているからです。砂糖の成分が水分などで一度つながったからくっついて離れないのです。
なので、砂糖や小麦粉のような粉末状のパウダースノーを雪かきするという動作は、ずごく効率がよくない作業をすることになります。
では、どうすれば一度にたくさんの雪をすくえるのでしょうね。
水分で粉雪を結合させる
上記で書いた原理をふまえればサラサラの雪質はベタついた雪に変えられます。
粉雪+水=持ちやすい
当然、水分をふくんだ雪なので、粉雪よりもドサッとすくえるようになるのです。
わたしが雪かきをはじめた時間は朝の8時ごろ。日ざしが雪を反射し、まぶしくて、清々しい冬晴れの朝でしたよ。
いつもの様に「ちゃちゃとやって終わりにしよう」と考えていましたが、今回は思ったように雪をすくえません。
車には雪がビッシリと積もっています。出かける時間が迫っています。そこでひらめいたのが「水の力」です。
外の水道からシャワーつき長ホースをつかい、ザー!っと一気に水で雪を削ぎ落としてしまおうという算段です。
雪かき棒で窓に積もった雪をはらうのは早かったし、仕上がりも綺麗です。キズの心配もありません。ワイパーブレードの根本に積もった除雪にはオススメです。
水圧もさることながら、外の気温や雪や氷よりも水の温度の方が高いからという理由もあるのでしょう。
★★★
そして、駐車場の床面にたまった雪かきを再開します。
そしたら、車の周辺はさっきよりも雪をたくさんすくえるようになったのです。車に水を噴射したときの水が床に落ちて床に積もった雪へと染み渡ったからなのでしょう。
「これはイイ」ということで、雪が積もった駐車場の辺り一面に軽くシャワーで水をまきました。すると前よりは、まとまった量の雪をかき分けることができたのです。
砂利や土の床面とちがい石やコンクリートは固い床です。だから成せた技なのでしょう。
お陰で水がしみる前よりも多く雪をすくうことができました。
「果報は寝て待て」時間がある人は太陽にまかせる
もし晴れた日だとしたら、時間とともに雪はとけるものです。自然にとけ出した水がサラサラの雪をしっとりさせてくれます。
実際、雪さらいは時間がたつほどやりやすくなりました。水分をふくんだ分、重くはなりますが、粉雪のときに比べたら本当に楽です。
駐車場の床がコンクリートなどの固い素材なので何かと重宝しています。車のタイヤ交換でジャッキアップするときにも安定した足元になりますからね。
スコップを床に押し当ててザーっと除雪できるのは非常に効率がいいし疲れません。
おわりに
以前、ホームセンターに売っている”雪かき棒”をつかって雪かきをしたことがあります。結局、直ぐにスコップの先端がバリバリにこわれてしまい使用不能となりました。
かたく凍ってしまった雪やかたい地面とケンカさせてしまったからです。スコップはプラスチックの材質です。そもそも使い方がよくなかったのかも知れません。
使い方だけではなく、保存にも問題ありでした。外に放置していたことも手伝って、割れやすくなったのでしょう。
「物置」などにしまっておけばプラスチックの劣化を遅らせることが出来たはずです。その後、物置は建てましたよ。
今回の”サラサラした粉雪”だとしたら、プラスチック制の雪かきスコップの方が適してるのでは?と思った次第です。
素材がプラスチックですから、消耗品ではありますから、使う人次第といったところなのかも知れませんね。
一転、鉄製のスコップは一生モノ。穴も掘れます。家を管理する人にとっては鉄スコップは欠かせないアイテムになることでしょう。
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