今回わたしは人生初のスマホPay決済をするため、実験も兼ねて吉野家へ行きました。すると移動費用によって「トータルでは決して安くはない」ということに気づきました。(2020/2/4現在)
田舎に吉野家は無い!
吉野家は店舗を作るのに基準があるので、ふつう田舎街にはありません。なので郊外に住む人は、人が集まる場所へと行かなくてはなりません。
つまり40%割り引かれた牛丼代だけではなく、吉野家への行き帰りの移動費も合わせて考える必要が出てきます。
では地方の田舎街に住むわたしが、牛丼一杯を食べる為にかかる総費用は、いったいくらになったのでしょう。ざっと計算してみることにします。
『吉野家』への”行き帰り費”を計算して見た
まず牛丼並の定価は431円でした。今回の40%還元によって実質259円になる予定。(まずは全額先払い)
続いて自宅と吉野家の移動費(往復)ざっと計算してみると、
- 走行距離=約40km(往復)
- ガソリン単価=145円(時価)
- 燃費=約18(走行距離÷給油量)
で計算すると=約322円
■牛丼並代(40%割り引き)と走った燃料費を足すと、
- 吉野家→¥431→¥259(-40%)
- 燃料費→¥322(軽自動車)
- 259+322=計¥581
つまり私の環境で吉野家の並盛(-40%)を食べるに259円ではなく、581円かかる計算になってしまいます。せっかくのキャンペーンですが、トータル金額で考えるとこうなります。
一方、もしセブンイレブンの牛丼を食べるとしたらいくらになるのでしょう。我が家から一番近くにある距離で計算してみます。
セブンイレブンの牛丼=429円(税込み)
さらにセブン牛(429¥)と移動距離(5km=40¥)を足すと総額=¥469。つまり吉牛よりもセブン牛の方が112円安い結果となりました。
けど「お得」とは価格だけではありませんよね。あの味を食べに行くだけの価値があるからこそ、わざわざ足を運ぶのです。
参考サイト⇒ガソリン代の計算
「店舗から20km以上離れた親子連れ」は特例にしてよ!
吉野家にとって田舎の親子を大事にする行為とは将来お得になるかも知れません。なぜなら、この親子にとって吉牛は希少価値だらです。
都会のランチタイムで「今日はお店が混んでるから吉野家でもいいか・・」となるかもですが、田舎では「今日は吉野家へ行く!」と考えてから移動する人も居ます。
つまり郊外の親子は気軽に吉牛を食べられない状況=希少価値。
そして普段高級な食事を食べている意識高い系の人でさえ、”吉野家のコスパ”に絶賛しています。
突然ですが”人が美味しいお店”ってどんな店なのでしょう。色々ありますが、こんなことは良くありませんか?
「この店マジうまいから!」と友達に連れて行かれ、食べるとそうでもないって話。当の本人も「あれ?美味しかったんだけどなぁ・・」それでもたまに食べに行ってしまう様な「お店」
きっと思い出の味だからではないでしょうか?最初に食べた「これ美味い!」という強烈な印象が忘れられない味となっていると思えてなりません。
そうなれば、子供のころに連れて行かれた吉牛の印象(めったに食べられない・美味しい食べ物)が、大人になっても覚えている。そして自分の足で、また食べに行く。
つまり「店舗から遠い場所に住む親子を特例還元して置くこと」とは将来への投資いなるのでは?という、田舎者の勝手な言い分です。
おわりに
今回は実験のためにわざわざ遠い場所に行きましたが、PayPay割引キャンペーン対象の幅を、もっと増やして欲しいと思いましたよ。
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