小学校高学年の我が子のXmasプレゼントにワンピースほぼ全巻(その時点で)中古品をネットで買って贈りました。
本当にそれでよかったのでしょうか?
ワンピース全巻制覇!
ズラリと横一列に並べての撮影。畳、一畳の長さはあるかと思います。
長さを測るのを忘れました。(ノ´∀`*)
中古とはいっても、折れや汚れやもなく、クオリティはイイ感じです。
ただ、若干カビ臭があるとのことでしたが、わたし的には気になるほどではないです。
売ること前提で買っていたとしか思えませんね(#^.^#)
1. お金の価値は年齢で変わっていく
さて本題に戻ります。
プレゼントとはお金を渡すようなもの。そのとき、ふと頭をよぎります。
「お年玉はもらったら直ぐに使わせるべき」的な言葉です。
そんな発想をしたブロガーの言葉を著書から引用してみます。
小学生にとってお年玉の5000円は、自力ではとても手に入れられない大きな額です。欲しくて欲しくてたまらなかった(でも親には買ってもらえなかった)何かを買っておけば、「やった!!! うれしい!!!」という強い記憶が残るでしょう。
ところが数年が過ぎて高校生になると、貯金していた5000円はもはやそこまで大きな額ではありません。ーーーこの段階で貯金を下ろして使っても、小学生の頃に使っていれば得られたほどの感激は、もう手に入りません。P231~
著書:「自分メディア」はこう作る!
著者:ちきりん
結論としてちきりんさんは次のようにも言っています。
そんなお金、何年か経てばあなたは簡単に稼げるようになる。だから、今とても欲しいものを手に入れるために使っておいたほうがいい(お金の価値が下がらなくて)いいわよ!と教えてあげるべきでしょう。P234
たしかに大人になった今、百円玉をにぎりしめて、わくわくしながら駄菓子を選ぶことは不可能ですからね。
今そのときにしか出来ないことがあるって話なのでしょう。
息子の友達もマンガ本を全巻コンプリートしていると言っていた。「ただ全巻集めたいだけ」だとしたら、もったいない買い物になるかも知れません。
でも、いま息子はオリジナルの漫画を自由帳に連載してます。
⇒年末の大掃除で子供の私物を断捨離!取って置く置かないの判断とは?
マンガ本とはいわば参考書の様なもの。そして「学ぶ」とは「真似る」が由来とも聞いています。
何でもそうですが、先ずはモノマネから始まるものだから。まったく現代文化に触れたことのない人類が最先端の音楽を作り出せるはずはないのです。
欲しい部分だけの本(○○巻)をチョイスして買うこととは、言い換えれば「木を見て森を見ず」と同じです。画のタッチはパクれてもストーリーや作者の意図は学べません。
2. 本は消耗品じゃない
以前のわたしなら「そんなのけしからん!」と怒っていたことでしょう。
安い買い物でもありません。一度読んだら終わりだし、「そんなにワンピース好きだったっけか?」と思うらです。本当のファンなら別。
でも、わたしも本を読むようになってわかったのですが、本は何度もくり返して読むものでした。
人は日々成長しています。最初に読んだときと、ずっと後になってから読んだのでは受け止め方も変わるのです。
3. いまでしょ?
世界的に大ヒットしているワンピース。そして子供の頃に夢中になったモノは思い出に変わります。当人にとって価値あるものに変わるはず、
もし、全巻買わなかったとして、気になる○○巻だけ断片的にそろえたとして、「やっぱり全巻欲しい!」ってなったとき、全巻セットしか売っていない。それまで買い集めたものをどうするのでしょう。
かと言って、持っていない本を1巻1巻探すのは厳しいです。新品なら別ですけどね。
そうなったとき、「やっぱりあの時点でそろえて置けばよかったよ」と後悔する可能性は大いにありです。
「一括」だと高いけど「分割」なら、そうでもない?
ワンピース全巻、当時の中古市場では、下は1万円から上は3万円が相場になっています。
わたしは15000円で買いました。月で割ると1250円となります。
つまり「子供の夢に対して月に1250円かけるだけの価値があるか?ないか?」を考えるのもイイかも知れませんね。
おわりに
本人にとって「無駄な買い物だったのか、価値があたのか」は、自分次第といったところでしょう。それを先回りして親が決めるのはどうなのか?も教育のテーマ。
とりあえず場所を取るの代物です。整理整頓、使うもの捨てるも(断捨離)について、素直にしたがう様にはなりました。
いつまでその効果が続くのかわかりませんが、「自分で選んだのだからしょーがない」ことは理解したようです。
もっと探してみる