ススキと書きましたが正確には、同じイネ科の「チガヤ」です。
チガヤを生えない様にするには、根こそぎ引き抜くか、根絶やしにするしかありません。
もし草花の隙間からチガヤが生える状況で除草剤を散布したら他の植物も全滅です。
さらにアイビーの様なツタ系の根が生え広がる中で、チガヤの根を選んで掘り出すのは厳しいです。
■この記事は
- 目的の雑草だけを枯らす
- 側の草花に影響は与えない
そんな内容です。
チガヤの消滅は「根まで効く除草剤」が有効
知っての通り、ススキは土から出る葉や茎を、いくら切ってもまた生えてきます。
しかも根が横に伸びて、いくらでも広がる厄介者。
駆除するには「根っこを全て取り除く」か「根まで枯らす」しか方法は無い。
なので、ただの除草剤では根まで効いてくれせん。
グリホサート系の除草剤は根まで枯らせると知ったので物は試しと実験してみます。
除草剤を「散布」じゃなく「直で塗る」
タイトル通り、今回チガヤが群生した場所とは花だんの中。
チガヤは枯らしたい。でも枯らしたくない植物は側にある。
もし除草剤を散布すれば霧状になった薬剤は全ての植物にかかってしまい全滅です。
ということで、チガヤだけに薬剤がかかる方法が必要という分けです。
■その方法をざっくり書くと
- 手袋をはめる
- 除草剤の原液を指先に漬ける
- 薬剤が付着した指でチガヤの葉に触る
では実際にやってみましょう。
用意する物
用意する物は
- グリホサート系の除草剤
- ゴム手袋orビニール手袋
- 軍手
- マスク
この4つ。
まずグリホサート系の除草剤は先程説明しました。根まで枯らせます。
次にゴム手袋、もしくはビニール手袋は自分の肌を守るため。
そして軍手は液体の薬剤を繊維に染み込ませるため。
手袋のセッティング
■装備のセッティング
- 素手にゴム手袋などをはめる
- その上に軍手をはめる
使用方法
■使用方法
- 除草剤の原液を適当な容器に入れる
- 人差し指と親指を薬液に触る
- 薬液が染みた指でチガヤの葉を触る(つかむ)
- これを繰り返す
※除草剤として使うグリホサート系除草剤を薄めず原液のまま使います。
つまり薬剤を指で塗るってこと。
ポイントは、薬液の染みた親指と人差し指で葉をつかんで少しスライドさせること。
実際わたしはこの方法でやりました。
除草剤を塗ってから16日間の様子
除草剤を塗った当日[2021/8/11]
根本に群生するツタ系の観葉植物を守れるのでしょうか。
3日後[2021/8/14]
薬剤を塗った箇所が黄色く変色しました。
6日後[2021/8/17]
穂先の色が黄色くなり、全体的に葉が倒れてきました。
台風の風にあおられた稲の様です。
8日後[2021/8/19]
稲の収穫期の様な色になりました。
11日後[2021/8/22]
だいぶ葉は枯れてきましたね。
薬剤を塗れなかった葉はまだ緑色。
16日後[2021/8/27]
11日目から6日経った16日目も代わり映えしない様に見えます。
ご覧の通りチガヤの葉は枯れ、ツタ系の観葉植物は生き残りました。
根本を確認。まだ新たな芽は生えてなさそうです。
後書き
除草剤を塗ってから16日経ちました。
根が枯れたかどうか確認するため、枯れた茎を引っ張りましたが硬くて抜けません。
もしかしたら「ホロッと」軽く抜けるかも?と期待してたけど、そう甘くはない様です。
最初、葉が青々とした段階でチガヤ全ての葉に薬剤を塗るのは難しかった。
なぜなら「どの葉に塗ったのか?」見分けがつかないから。
でもよく見ると塗った部分は光ってます。それが目印。後はやけくそでしたね。
ススキやチガヤは一度では駆除しきれないこともあるそうなので、何度かやる必がありそうです。
後は様子見です。
おわりに
除草剤を塗れなかった葉や、枯れた茎の根元にもう一度、除草剤を塗ることにします。
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