「二階のベランダ(バルコニー)を水を使って納得いくまで綺麗にしたい!」という人はいると思う。
もしかしたらケースバイケースだけど、巻き取りホースが使えるかも知れない。
実際にわたしがホースでベランダを水洗いした経緯やポイントなどをご紹介。
ベランダ掃除には大量の水を使う
ベランダ掃除を滅多にやらないと、きっとかなり汚れているはずだ。
家の壁から突き出たベランダの造りがアルミ柵ではなく、家の壁と同じ材質の壁になっているとしたらきっと、壁の内側は日陰になるので、苔(こけ)が生えるもの。
更にエアコンの室外機をベランダに設置していると、その裏側や下には土ぼこりやらクモの巣などが溜まって汚れていることもあったりする。
そしてベランダ掃除のついでに、窓のサッシやレールや網戸も綺麗したくなるものだ。
ところがこれだけの場所を綺麗にするには大量の水が当然、必要になってくる。水道がある1階から2階まで、バケツの水を入れ替えるために、何回階段を往復すればすむのだろう。
つまりベランダをそれなりに綺麗に仕上げるにはたくさんの水が必要になってくるものだ。
バケツよりもポリタンクが便利
わたしは年末の大掃除として、二階のベランダと窓を掃除することが恒例になっている。
その方法は、家の外の水道から20ℓのポリタンクに水を入れて、二階のベランダまで水を運んで掃除する方法だ。
そして車のタイヤを洗う時につかうブラシで壁や床をゴシゴシ水洗い。タンクからバケツに移した水を使ってすすぎ洗い。仕上げにバケツの水を床に流しかけている。
もちろん水は1回では足りないので2・3回入れるために階段を上り下りしている。
エアコンの室外機の下は汚れの宝庫
今回も最後の仕上げに、壁や床目がけてバケツの水を思いっきり流しかけた。
ところが何を血迷ったのか、エアコンの室外機の下を目掛けてバケツの水をバシャっとかけてしまった。
すると室外機の下に溜まっていた土埃が泥となったものやら細かい汚れカスが、綺麗に洗った床一面に広がってしまった。
このままでは汚いのでまた掃除し直すしかない。でもまたタンクに水を入れる方法を繰り返すのは脳がないと思い、前々から考えていた、ある方法を実際にやってみることにした。
水洗いに「水圧」があると、より綺麗に仕上がる
その方法とはタイトル通り、巻き取りホースを使う方法だ。
家の外にある水栓柱(水道)に巻き取りホースをつなぎ、二階のベランダまでホースを伸ばし、シャワーの水圧を上げて掃除する大作戦。このとき肝心なのはホースの長さ。
▼わたしはてっきりホースは届かないものだと思い込んでいた。
ところが実際に水栓柱に繋いだホースを伸ばして長さを確認してみたら、届く範囲なことに気づいた。なので心当りがある人は実際に試してみよう。
巻き取りホースをベランダで使う手順・片付ける手順
実際にやるとなると、色々と考えなくてはならないことがある。
わたしが実際にやった手順は以下の通り。
■ホースの準備
- 巻き取りホースのドラムに取り付けてあるホースを外す
- 取り外したホースをベランダに持って行く
- ホースのシャワーヘッド側をベランダに置き、ホースをベランダの下に落とす
- ホースをドラムに取り付ける
- 水を出す
- ベランダ掃除する
■ホースを片す
- 水を止める
- ホースを下(一階)に降ろす
- 以上
では実際にやった記録を書いてみる。
ホースを2階のベランダに持ち込む
まずは巻き取りホースのドラムに接続されているホースバンドをマイナスドライバーでゆるめたら、接続部分を引っ張って取り外す。
ホースがきついので思いっきり引っ張った。ジョイント部分はプラスチック製なので壊さない様にしよう。
ホースを外したら、ベランダに持っていく。家の中を通る場合、ホース内に水が溜まっていると床を濡らすかも知れないよ。
次にシャワーヘッドを床に置いて、残りのホースを1階に投げ落とす。わたしはホースが下に落ちないように、ホースに石の重しを乗せることにした。何が起きるか分からない。
ホースを下に降ろしたら、さっき外した巻き取りドラムにもう一度ホースを取り付けてから、水を出して掃除する流れ。
ホースを1階の地面に降ろす
使い終わったホースをそのまま下の降ろすときに注意したいことがある。
ホースを「降ろす」のと「落とす」のでは意味が違ってくる。なぜならホースはゴムでもシャワーヘッドはプラスチック製だから。
もしホースを落とす地面に何らかのクッションがあるのなら、そのまま落としてもいいと思う。
でもベランダの下がコンクリートや石張りの硬い地面だとしたら、もしかするとシャワーヘッドを壊してしまう可能性がある。
なのでわたしは念の為、シャワーヘッドにタオルを巻いてからビニール袋に入れて大事を取った。
ホースの中に残った水が流れ出てタオルは濡れて重くなっていた。恐る恐る開封。
見事無事に帰還!
ちなみに今記事を書いていて思いついたことがある。すでにお気づきかも知れないが聞いてほしい。
シャワーヘッドが付いている側のホースを、ゆっくり地面に向かって降ろして、シャワーヘッドが地面についてから残りのホースを投げ下せばシャワーヘッドは壊れないで済みそうだ(笑)
来年はこの方法で掃除することにしよう。
ホースの取り付けの注意事項
降ろしたら巻き取りドラムにホースを繋いで終了。
このとき、ホースバンドをある程度強く締め付けないと、水漏れの可能性がある。
わたしの場合、ホースのジョイント部分がプラスチック製だったので、強く閉めすぎると破損させてしまうと考えて、少しゆるめに締め付けた。
ところがこの後、洗車したら水漏れを起こした。なので再度ホースバンドを締め直している。
巻き取りホースがあると納得いくまで掃除できる
わたしは巻き取りホースを使う今回までは、水には限りがあるので、水をケチって掃除していた。
我が家の場合、ベランダの内壁やアルミ製の手すりなどの日陰部分にびっしりと苔(コケ)が生えていて、そこに居ると、川原にいるような生臭い匂いが漂っていた。
そして今回の様にエアコンの下や裏側には土埃がたくさん蓄積していたり、窓ガラスやサッシのレールの隙間洗いや、水が出る部分にゴミが詰まっている場合もあると思う。
そして網戸を取り外して洗うときも水があると便利だ。
もしバケツじゃなく水道につながっているホースがあれば水は無制限の使い放題。きっと納得するまで掃除できることだろう。
高圧洗浄機が欲しいけど
そうはいっても、ブラシを使って擦っても汚れが落ちない部分もあった。シャワーヘッドの水圧では汚れを落とすには限界がある。
もし高圧洗浄機があれば、染み付いた汚れは一発で綺麗に落ちるにちがいない。とはいえ今の我が家の経済事情では贅沢品。
そして高圧洗浄機を持つ知人に色々とたずねると、「あるといいよ!」または「使う頻度も少ない割りに壊れた」などの話を聞いた。
確かに使う頻度は年に一度くらいだと思う。車や壁に使うと塗装を痛める可能性があるそうだ。そう考えると購入を躊躇うのは仕方ない。
でもホームセンターなどで高圧洗浄機をレンタルしている店舗もある様なので、機会があれば物は試しに利用してみたい。
おわりに
ベランダの内側は外からは見えないが、清潔にすることで、窓を明けたときに清々しい気持ちになる。
そして床にスノコを敷いて観葉植物を置き、ベランダガーデンも楽しめそうだ。
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