スギナってしつこいヤツ。除草剤をまいて一度枯れてもまた生えてくる。どうにかならないものかとお悩みなあなたへ。
結論をいいますと、スギナを根絶するのは焼け石に水。相当な努力か、それなりの工夫が必要です。
この記事では、実際にスギナの根の深さを調査した結果と、スギナの性質についての内容です。
あと、最後の章に解決のヒントを書きました。何かの参考になれば幸いです。
わたしがスギナの完全根絶をあきらめた理由
「スギナと戦うこと」とは「終わらない争いをし続けること」を意味します。
まずは下の写真を見てください。
黄色い矢印はすべてスギナの根っこです。
▼これは”根ごとはぎ取った芝生”を地中深く埋めるために掘った穴の様子です。
⇒庭管理ゴミ始末はリサイクル!雑草・剪定枝・芝生の処分地をつくる
いったいどこまで掘ればスギなの根は見えなくなるのでしょうね。
地上部に出た最終的なシャベルの位置を巻き尺で測ってみたら約60cmくらいの深さ。
そして、わたしがあきらめたことを↓絵にしてみました。
赤い矢印の根っこは、下からニョキっと生えている。
つまり、さらに下にも根は生えている可能性があるってこと。
「60cm以上掘らないと根を取り除けない」ことを意味している。
しかも最終的には更にもっと深く掘っています。多分80cmくらい。それでも根はありました。
いったいどこまで生えんの?
この一番下の生え方を見てわたしは思いました。
「スギナに戦いをいどむことは無謀なことなんだ・・」と。
スギナが生えない土地にする方法を空想してみた
仮に、自分の土地のスギナの根っこをすべて取り除けたとしても、それは一時的な状況になるケースだってある。
なぜなら、自分の土地と、となりの土地は地続きでつながっているからです。
左がおとなりさん。右が自分の土地。
この様に除草剤をまいて一時的にスギナが枯れた(根絶できた)としても、地中から根が入りこんで来てしまうんです。
「この薬、全然効かない」って言ってもしょーがないことなんです。
だから商売になるし、買い続けることになる。業者にとっては「スギナ様様」ってところでしょうか。
「絶対にスギナを生やさない」となると、コンクリートなんどで地中深く壁をつくる必要があるってこと。
根をすべて取り除き、おとなりからも根が入ってくるのをシャットアウトすれば、一生スギナが生えてこないのか?
ところが、これで全てOKではないようです。
スギナは空からも入り込む
スギナは春になると「つくし」になって先っぽから胞子を飛ばします。
つまり地上と地下と空からの攻撃に備えるのは不可能だと結論づけられるのではないでしょうか。
そうなると、自分の土地をバリアでおおうしかないでしょう。
無駄な戦いというわけです。
解決のヒント。方法が無い訳じゃない
スギナを退治することが出来るかも知れません。
それは、地上部に出たスギナを、片っ端から刈ることです。つまり光合成させずに死滅させること。
▼除草剤を使わずしてスギナの駆除に成功した人のブログです。
外部リンク⇒ザク男爵プレゼンツ
我が家に隣接するプロの農家さんの土地にスギナは見かけません。地つながりだから、生えてもおかしくはないはず。
きっと耕運機の刃でゴリゴリにかき混ぜるからだと思います。
なので、もし余った土地か、荒れて困ってるとしたら、家庭菜園がおすすめです。
家庭用の小型耕運機で、スギナや雑草の根をザクザク刈れば一石二鳥。
ただ、家の周りを耕すわけにはいきませんよね。
やるなら根気よく、見つけ次第一本ずつ引っこ抜くことが現実的。
おわりに
スギナは”小まめに除去”するか、”生えない仕様”に庭をカスタマイズするしかないでしょう。
でも”土の部分”をなくしては風情は楽しめない。人によっては庭としての意味がなくなってしまいます。
スギナは生えるものとして受け入れたほうがストレスはないと思いましたよ。
▼芝用の除草剤をまいたときのことを書いています。
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