生け垣で人気が高いのは真っ赤な葉が特徴のレッドロビン。でもその後の管理は大変だし、よく病気で枯れてしまうんです。
⇒○○な人はやめておけ?庭の生け垣にレッドロビンを選んだ9年後の状況
⇒生け垣レッドロビン葉枯れ広がり対策は「感染源」を一掃する【Part1】
この様に何かと面倒です。
そこで挿し木で増やせるシルバープリペットを紹介します。
このシルバープリペット、実は繁殖力が旺盛なのがデメリット。けど幹は柔らかく、サクッと切れるので、わたしは手で刈り取っています。
⇒洋風生垣シルバープリペットの剪定は春に年1回の枝切りでも大丈夫?
今回は、地植えしたシルバープリペットの枝を切って、「挿し木で増やす方法」を紹介します。
【わたし流】シルバープリペット挿し木の手順
■まずは、挿し木を失敗した例の画像をご覧ください。
挿し木から4日後
ほどんどの挿し木が枯れかかかっています。失敗です。
植えてから数時間で、シナっとなりはじめました。
「この方法だとダメ」ではないけど、成功確率は一割ほどです。なので、正しい方法は次のようになります。
この方法なら成功率は上がります。
■失敗した要因は、切って直ぐ新鮮なうちに植えてしまったことです。
▼最初っから大きめのポットに挿し木をした方がリスクを減らせます。
⇒挿し木したシルバープリペットの苗木を少し大きめのポットに移植
挿し木2日後
今のところ全て元気です。それでは、具体的な手順を画像をつかって紹介します。
切った枝を出来るだけ長い時間(期間)きれいな水にひたす
■バケツの底に水をはり、切った枝を立てかけています。
わたしは「朝」枝を切り取って、「翌朝」ポットにさしました。切る場所は「どこでもいい」ってわたしは思います。今年生えた新しい穂先の方をつかってます。
枝を切るわたしのポイント
まず、元のシルバープリペットから枝を切る時点で、斜めにカットしま。
切った状態
長すぎると水分を多く取る必要があるから、あえて穂先の方をカットします。理由は後ほど説明します。
栄養の無い土をポットに入れて挿し木を刺す
こんな感じです。
この土は、施工の都合で深く掘ったとき、水はけのいい土の層に大当たりしたときの土です。水分がないとカラッカラになります。(鹿沼土)
ちなみに「挿し木用の土」は売られてます。
■挿し木の段階でやるべきことは、枝に根を生やすことです。根が生えやすく、苦しくない環境にしてあげましょう。
なぜ穂先を切ったのか?
穂先がシナっとしているからです。太い枝の方が風にも強い気もします。
太い幹が水をたくさん吸ってくれそうです。2日後も元気です。
シルバープリペットの挿し木って、どの部分でもOK?
記事の冒頭で紹介した「枯れかかった最初の挿し木」の中に、こんな感じの挿し木が生き残っていました。
正しくは「さし葉」ですかね?もしかしたら、斜めに切らなくても、どこでも水を吸収するのかも知れませんね。
ネット調べてみると
「木から切り取る時は穂先を短くカットする」と書いてありました。でも、なぜわたしは「しっかりとした枝」を選んで植えたのでしょう。
それは以前、一度、挿し木をした経験があったからです。無意識にやってました。
それが下の画像になります。
「約5年後」の挿し木シルバープリペット
↑この鉢は、今回とは全く別の苗木です。
正確な年数は忘れましたが、5年は経過していると記憶しています。大きな鉢に植えかえたり地植えにしないと成長はこんな感じなんですね。
追肥は、家庭菜園でつかう液体肥料入りの水を、じょうろでたまにかける程度です。冬場は放置状態です。でも生きています。
以上が私流シルバープリペットの挿し木法でした。
【まとめ】私流シルバープリペットの挿し木法
おわりに
↑上の画像は地植えする前の苗木です。
わたしはこの方法で株を増やすことが出来ました。今現在は無事に地植えして順調に育ってます。これからが楽しみです。
目隠しになる程に大きくなれば、我が家だけのプライベート空間の誕生に夢が広がります。あなたの苗木も、うまく育つといいですね?
▼シルバープリペットの挿し木に成功。地植えして順調に育ってます。
▼他の挿し木も栽培中!