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これに当てはまる人は、生け垣を植えるのを、よーく考えた方がいいですよ?
「やっぱり植えなけりゃよかった・・」って後悔するかも知れないからです。
家を建てた最初のころって、何だかよく分からないものです。
「コレでいいか?みんなやってるしね」って、周りをマネてしまうことがありますよね?
庭木は、ホームセンターに行けばふつうに売ってますから、つい買ってしまうのは分かります。
「あ・・この樹、歳とったら世話が大変だよ!」
新築当初、わたしは意気揚々とレッドロビンを植えました。そんなとき母親にいわれた言葉です。
「まったくうるさいなぁ。歳をとるとロマン(色気)がなくなるからヤダよね」って思いましたよ。
でも、いまなら、母の気持ちが分かります。自分の未来を考えて、自分にあった庭造りをしたいものです。
生け垣に使われる種類とは、切っても切っても直ぐ生える
我が家の生け垣は「レッドロビン」です。レッドロビンは成長が早い植物だから、お手入れをしないと、枝がボーボーになっちゃいます。
最初のころは、枝切り鋏(えだきりばさみ)で形を整えるくらいの管理でも十分です。幹や枝も細いから切りやすい。逆に切りすぎないように気を使ったくらです。
「やっと大きくなったね?」もっと枝を茂らせて、目隠しをしてほしいと思ってましたよ。しかし何年がすると状況は一変。
はっきりと記憶してませんが、5年目になると生け垣の全長は、大人がジャンプしても届かないほど大きく成長します。
上に伸る小枝を切っても、幹はのび続けます。つまり、
「小枝を切って全体を整えても、樹の成長は止められない」ということです。
小枝の選定だけでは、横の成長しか止められないということなんですよ。
これ以上、樹の成長を放っておけば取り返しがつかなくなってしまいます。個人ではどうにもならなくなるからです。
植木屋さんに頼んだらお金はかかりますからね。だったら、その前にきちんと管理するしかなです。「自分が求める高さの生け垣」を維持するためには、幹を切るしかありません。
ちなみに、このレッドロビン。家の2階のベランダを超える高さになったのを見かけたことがあります。「え!こんなに伸びちゃうの?」ってビックリしましたよ。
そんな訳で、〇〇とは「面倒くさがり屋さん」や「後回しなタイプ」とか「時間が無く忙しい」人のこと。心当たりな人は、よく考えた方がいいかも知れません。
ちなみにわたしは、面倒くさがり屋の、後回しなタイプ。それでも何とか管理できています。植えてしまえば、どうにでもなるものですよ。
その気さえあれば「折りたたみ式ノコギリ」でも何とかなる
わたしは、このノコギリ1つで切り落としました。時間は1時間くいです。電動ノコギリとか、電動枝切機なんて贅沢な道具を持ってません。
敷地全体を囲むくらいの生け垣が植えてあるのなら「買っちゃおうかなぁ」って考えなくはないですけどね。使う頻度(ひんど)が少ないのにワザワザ買うのはもったいないです。
ホームセンターで道具のレンタルをしている情報を聞いたことがあります。
検索してみるのもいいかも知れません。やっぱり道具を使った方が楽だからです。時短にもなりますからね。
我が家の生け垣にしている幅(距離)は、ほんの3・4メートルの長さです。マンパワーでも平気です。ちょっと疲れるけど何とかなります。
植えてから9年目になると、けっこうな太さになりますね。ノコギリも使い慣れていないせいもあって、時々、ペコっと音を立てて、ノコギリの刃がゆがみます。
「折れたかな?」って思って刃を見ても平気です。このノコギリとの付き合いも9年ですが、庭木の選定に大活躍ですよ。
▼切りやすくなる裏技の記事です。
枝の生え方は手前側だけではない
枝を切りたくても、自分の敷地からではうまく枝が切れない場合があります。反対側から切るには、となり側から切ることになります。
境界線ギリギリに生け垣を植えてあったとしたら、「足の踏み場がない状態になっている」ことでしょう。
「自分の庭の管理をするために、隣の土地に入ってもいい」という法律もありますから、
「となりの敷地に足を踏み入れる時は、きちんとあいさつをしてから」が、いいですよ。
▼ルールはしっかり守りましょう。
⇒将来を想定した生け垣の植え方とは?近隣トラブルは未然に防ぐ
もう「見た目」は気にしない
また生えてくるから心配ないです。
▼レッドロビンは病気になる場合もあります。
⇒レッドロビンの葉に黒い点々が!放って置いても大丈夫なのか?
正常なら切った場所からまた芽は出てきます。そこが枝分かれして樹の状態になります。
だから「この高さがいい」って高さを決めてから思い切って幹を切ります。だいぶスッキリしましたね。
スカスカです。まったく目隠しの役目を果たしてません。でもいいんです。なぜならまたすぐに生えてくるからです。
レッドロビンのデメリット
生垣は切った枝の始末が大変
切り落とされた枝葉が、どっさり山積みです。「多さ」が分かるようにスコップを置いてみました。これが「街の中」だったらどうでしょう。
わたしは土地が広いから、とりあえず置ける場所はあります。でも、そうでない場合は大変です。
木は土に帰るから、放っておけば自然に消えるでしょう。埋める場所があるなら、穴を掘る手もあります。「田舎だからなせる技」なんですよ。
▼わたしは家庭菜園を夢中でやっていた時期は、穴を掘って、そこに刈り取った草や切り取った枝を埋めていました。肥料にするためです。
でも、土地があまってない場合は、ゴミとして出すしかないです。ゴミとして出すには、小さく切る必要があります。
これって、すっごく面倒な作業です。
「あぁ・・何で植えたんだろう・・」っていう後悔のことばを、どれほどの人がいってるのでしょう。あっちこっちでよく聞くはなしだからです。
でも、ブロック塀とかフェンスを建てるにもお金はかかります。苗木の方が安いから仕方なかったんですよね。
伝染病で枯れることが多い
レッドロビンは病気にかかって葉が枯れることは少なくありません。そうなる前に定期的なメンテナンスが必要です。
▼最悪は枝葉の一掃する手間もあるかも知れません。でも『樹、一本立ち作戦』で再生できました。(植えてから12年後の状況)
とはいえ、春の新芽の時期の色は鮮やかです
すごくキレイだから「やっぱり生け垣に選ばれる種類なんだな~」って思います。それだけでも、レッドロビンにする価値はあります。
何を選ぶのかは人の自由です。自分のライフスタイにあった選び方をするのも、1つの選択のような気がします。
おわりに
わたしは、風がすっごく強い場所に家を立てました。だから生け垣は風避けとして役立ってます。
「今後、樹を管理していくことは、どうなのか」このままの状況では、ちょっと考えてしまいます。
- 「塀を建てる」のか
- 「楽な道具を使う」のか
- 「何も目隠しをしない」のか
これも考える課題になりそうです。
▼シンボルツリーをヒメシャラにするデメリットなど。
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