「芝生って冬の色合いが残念だよね」
私は庭を持つ先輩に言いました。
すると先輩はこう答えたのです。
「冬でも緑色の芝生はあるよ」
そんな会話がきっけです。
▼前回は、芝刈りアイテムについてお伝えしました。
リンクもう手放せない!夏の芝刈の必需品はこれだった
洋芝のタネをまきました。ところが・・・
結果からお伝えすると、失敗に終わりました。
洋芝の入れ物に描かれていた様な緑の絨毯(じゅうたん)にはなりませんでした。でもチラホラと、まばらには生えたんです。
「生えてきた芝が広がって増えていくんだなぁ」そう思っていましたよ。
うまく生え揃わなかったのは、私の勉強不足が原因です。
「こんなもんかな?」くらい、自分の思うがままにタネまきをしたからです。
▼芝を植えてはいけない場所があったんですね。
リンク芝の侵入を食い止めよう。うまく管理するには相手を知ることです
ちょっと考えれば分かりそうなものですが、天然なところは自分でも認めています。 私の様な間違いをしないためにも、参考にしてくださいね。
植木の近くにタネをまいたのは?
私が描いた理想的の庭は、フランスの片田舎のような風景です。
「ミニチュアの牧場があったらいいなぁ」くらいに考えてまいたよ。
さびたミルクタンクを置けば、アンティークな風情が心を癒やしてくれそうだし、
「白い木のさく」でも立てて牧場感を出したかったのですが、妻の趣味に合わなかったので、サクはやめましたけどね?(笑い)妻もカントリー風が好みでしたが、ちょっとイメージに違いがあるようでした。
すでに、気に入った植木を植えてありました。そのまわりの土がむき出しだったから、
「牧場のようにみどり色でおおいたい」と思ったのが、タネをまいた理由なんですよ。
想像していた状態にはならなかった
「簡単に生えそろう」と思ってましたが、期待道理にいきません。マニュアルも見ないで、ただ適当にタネをまいたと記憶しています。
当時はまだネット環境になったばかりで、分からないことを検索する習慣はありませんでしたから。今ならスマホでサッと調べてしまいますけどね。
ところがチラホラ生えてきた
困ったことに、西洋芝の芽が生えてきたんですよ。
「これって芝生かな?」なんだか雑草のようでしたが引っこ抜くと、根が芋づる式になっているから、「あ~これは芝生なんだなぁ」とわかりましたよ。
植木のすき間から芝の芽が伸びている状態はみっともないから、本当にどうにかしないくてはイケないと思いました。
更に厄介ものだった
放って置くと、2・30センチも伸びてしまうからです。
成長した西洋芝には「麦のような穂」が実り、タネがこぼれて、また広がってしまうんですよ。こうなっては答えが見えてきましたね。
洋芝計画をやめるきっかけ
こんな状態ではよくないから、もう、全部引っこ抜くことにしましたよ。西洋芝のタネをまいた環境は、地盤がゆるく、傾斜になった場所でした。だから芝刈り機は使えません。
他の植物も植えていた
植木エリアには他にも、妻が花を育ててます。
私が芝のタネをまいたことも知らずに妻は花の球根や寄せ植えをしました。
花の成長と同時に芝の芽も出てきたから、何が何だか分からなくなりましたよ。抜くわけにもいかず、そのままにして置いてら、芝はグングン伸びてしまい、もう雑草にしかみえなくなりました。
ところがそうはいきません
そんな訳で、洋芝らしき草を手当たり次第に全部引っこ抜いたんですよ。
「バリバリバリッ」根ごと思いっきりむし取ったんですが、芝は根強い植物ですから、そう簡単になくなることはなく、
残されていた根から、また、芽を出してしまいましたよ。
「思ったようにはいかないなぁ」そう思いながら、綺麗とは程遠い状態にガッカリでしたよ。
最終的にどうしたの?
私は植木エリアをリセットしました。
せっかくだけど、このままではらちがあかないし、知り合いのアドバイスもあったからです。
「庭はつり直していくものだ」と言った人の意見を思い出したのは大きな後押しとなりました。
何も知らない素人が理想の庭をつくるには、失敗と経験が必要なのでしょうか。それに、植え替えるとしえても、針葉樹の植え替えは難しいからです。
今思えば、誰かに言われたからではなく「リセットしたい後押し」が欲しかったんですね。
植木たちには申し訳ないけど、思い切って成仏してもらいました。お陰で残された芝の根は根こそぎ取り除くことができました。
本当にこの時は「ごめんなさい」と思いましたよ。
西洋芝は冬でも綺麗なみどり色
それでも洋芝はいいものです。
そこで芝生について、ちょっと調べてみましたよ。
■西洋芝の特徴
冬の間は緑のままですが、夏の暑さに弱く、管理も大変で、関東より南の地域での栽培には適してない
■日本芝の特徴
日本芝は高温多湿な気候に適した芝生で、冬の寒さにも強く、北海道での栽培は難しい
一番ポピュラーなのが日本芝の方ですね。
私が植えた芝生の種類は日本芝です。
姫高麗芝は高麗芝よりも、きめ細かく色鮮やかなのが特徴です。覚えるなら「姫は繊細」でしょうかね。
確かに、私にはおぼえがあります。最初に植えた芝生よりも、後に追加した芝生の方が芽が細かく、色合いが薄緑でしたから。それに、後から買ってきた芝は、地面が見えるほど葉の密度は少ない状態でした。
「これって同じ芝?」と思っちゃいましたよ。先に植えたのが高麗芝で、後の方が姫高麗芝だったんだと思います。
日本芝とは正反対、西洋芝は暑さに弱い
西洋芝の中でも、暖地型と寒地型の2種類に分けられています。
暖地型は高麗芝とほぼ同じですが、寒地型は夏の暑さには弱い性質で、日本では北海道などの寒い気候で使われているそうです。
管理が大変
西洋芝は日本芝に比べて管理が大変なのは、日本芝よりも多く刈り込まなくてはいけないからです。芝刈に時間をかけられない忙しい人には不向きかも知れませんね。
終わりに
私に言われるまでもないと思いますが、芝を育てる前にはまず、芝に関しての知識を学んでから育てる方がいいですよ。
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