ブルーベリーの挿し木できる時期は、一年中と言われている。
とくに7月〜8月と11月〜12月が的期らしい。
前回わたしは3月の下旬に挿し木してみた結果、失敗に終わった。
今回は剪定がてら、リベンジではないが、こりずにまた緒戦してみよう。
ブルーベリーの剪定で切り取った枝で挿し木[2022/08/30]
ブルーベリーの剪定時期は、
- 夏剪定=8月〜9月
- 冬剪定=1月〜2月
この時期とは違う時期に行う情報もあるが、2回あるそうだ。そのついでに挿し木すると一石二鳥。
さっそく挿し木してみよう。
今年伸びた1年枝をつかう
▼このブルーベリーの木は、今年の3月中旬に、細い枝を全部ばっさりと切り落としている。
早いもので、枝はだいぶ伸び、わたしの身長を優に超えていた。その枝を使ってみよう。
枝は細いよりも太い方がいいらしい。なので今回わたしは、枝の付けの太い部分を使用。ボールペンより太いかも知れない。
枝を切ってから水につけ置き
挿し木につかう枝をつくっていこう。
枝の長さは10cmといわれているが、今回わたしは15cmと長めに切った。
今回は外にて管理するので、風で倒れないことを意識して。
枝が長すぎると、水が枝の先端まで届かなく枯れる不安はある。これも実験。
切った枝は、水にメネデール(発根促進剤)を入れたバケツの中に、約1時間、つけ置きした。
ネットの情報では「3時間つけ置きする」などもあったので、お好みで。
▼メネデールの作り方について。
ブルーベリーの用土を自作
今回わたしが作ったブルーベリーの用土の中身は、
- 鹿沼土
- ピートモス
をそれぞれ1:1の配合にした。
更に、通気性の向上と根腐れ防止も兼ねて、「もみがらくん灰」を少量入れた。
そして時間がある人はピートモスは前もって水につけ置きして、水分をよく吸収させてから使うと、扱いやすくなる。
鉢の底に空いた穴は、鉢底シートでふさぐ。
横に長い鉢があれば最高だ。わたしは、家にあった、すり鉢状の鉢を使うことにする。
ウォータースペースを残して用土を入れよう。
鉢に入れた水をピートモスは吸い込めないので、用土が浮いてきた。
画像は撮影してないが、この状態の中に手を突っ込んで、ピートモスと水が混ざる様に、用土をにぎったり、底までかき混ぜたりしている。
思ったよりも早い段階でピートモスは水を吸ってくれた。
やはりこの分量は多いので、少し取って、別の鉢に移している。
枝の先端部を切る作業は2回に分ける
挿し木用の枝先の状態は2回に分けて切るようにする。
- まず、樹に生えた枝を、剪定鋏で適当に切る(水平など)
- 次に、土に刺す直前に、カッターで斜めに切る
と根が出やすいそうだ。
とくに、2度目のカッターを使って斜めに切り落とすときは、スパッと切るといいらしい。
今回わたしは、カッターで枝を切ろうとしたら、枝が硬くて歯が立たない。
なので、切れ味がいい新品の剪定バサミにて、斜めに切ることに。シャキンと、納得の切れ味。
発根促進剤ルートンを初使用
ブルーベリーの挿し木の成功率は高くないので、根が生えやすくするため、ルートンを初めてつかってみることに。
ホームセンターにて購入したが、初めて見るパッケージだ。
粉が入ったルートンの容器の中に直で枝を入れて粉をつけた。
枝についた余分な水分を払ってからの方がいいかも。
枝を刺す前に
土に枝を刺すときは、棒などで、穴を空けてから、刺すようにする。
枝をそのまま強引に差し込むと、枝先の細胞が崩れて、発根しない可能性があるという。
わたしはマイナスドライバーをつかった。
完成
枝を刺し終えたら、枝の周りに空いた穴を塞ぐ様に水をかける。
葉の数が多い気がしたので、根本近くに生えた葉をそれぞれ1枚ずつつ切っている。
それにしても、虫食いがひどい葉だ。
そして余った用土でもう一つ。
※用土にピートモスを使うことについて
今回作ったピートモス入り用土で挿し木してから4時間後、実際にジョウロで水やりをやってみた。
すると、水が濁流になり、土が動いて、枝が倒れてしまった。
ピートモスに水が給水されてなかったせいなのか?は分からないが、水やりは慎重にやった方が無難だ。
それか鹿沼土だけで用土を作れば、刺した枝は動きにくいと思う。
挿し木した鉢植えを置く場所
ブルーベリーにかぎらず、挿し木した鉢をどの場所で管理するのか?も挿し木を成功させるための、重要なポイントだ。
今回わたしは、家の南側に植えてある樹の下に置くことにした。木漏れ日が差す場所。
我が家の庭において、日中、半日影、風通しもある場所は、ここしかない。
そして経験者として、家の中に置くのは、やめたほうがいいと思う。室温は上がるし、カビが生える可能性が高いからだ。
風で枝が倒れるのが心配なので、挿し木から育てるボックスウッドなど他の鉢でガード。
毎日、朝夕の2回、水やりをすることにしよう。
問題は、仕事で帰りが夜10時過ぎになる日の水やり。どうやって保水するか?
もし気温が高く、水切れが起こる可能性がある日は、鉢の下に「水を入れた水受け皿」を敷てみようかな。
おわりに
どうなるか?分からないが、このまま様子を見ることにする。
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