昔の日本家屋とちがって、近年の家は寸胴型。
とくに一階と二階との間に「出っ張った軒(のき)」がないのが特徴だ。
もし軒がある家だとしたら、その出っ張りが日差しをさえぎる役目となるし雨宿りもできる。
でも軒を省くことでコストカットにもなっているから仕方ない。それに見た目もおしゃれ。
実際、軒がない部屋に住んでみると、夏場の日差しにうんざりすることだろう。
で、仕方なく、日除けグッズを追加購入するのがお約束になっている。
その現代マイホーム事情において、マストアイテムの日除けシェード選びを失敗しないため、参考になれば幸いです。
日除けシェードの寿命。5年以内に終りを告げた
結論からいうと、もう10年以上前の記憶なのでアバウトになるが、わたしが使用する条件では、日除けシェードの寿命は5年以内に終わりを告げた。
商品の寿命は設置した環境によって変わると思う。
というのも、わたしが建てた家の環境は風が強く、周囲に風避けがない丘の上。
とくに冬になると半端ない北風が吹き付けてくる。
なので、風にあおられたスクリーン(日除け布)がバタバタと暴れてしまい、布にダメージを与えていた。
もちろん風が強く吹くときや、日除けを使わない場合、当商品は、ハンドルを回すとスクリーン(布)を仕舞い込める仕様になっているので、そうしていた。
実際、風が強いと、布が上下にバタついて大きな音がする。わたしはそのたびに、外に出て、くるくるとスクリーンを巻き取っていた。
それでも経年劣化の影響で、鮮やかな緑色だった布の色は白っぽく変色し、ついに布は破れ、使い物にならなくなった。
とはいえ13年経ったけど、鉄パイプの柱は現役なので、シェード部分の布を貼り替えれば、ずっと使そう。
そして何より値段もリーズナブル。それぞれメリットもあればデメリットはあるものだ。
でも当時わたしは、どうしていいのか分からなかったので、
少し出張った軒天と地面に突っ張り棒で固定した金属製の棒を取り外し、家のゴミとして長年、放置されることになった。
▼この商品です。
日除けシェードの購入は捨てることを考えて買う
もしわたしがもう一度、日除けシェードを買うとしたら、どんな日除けグッズを買うのだろう。
使い勝手というよりも、捨てることを考えた商品選びをすることだろう。
なぜならわたしが住む地域では、2m以上もある鉄パイプを、そのままの長さでは、ゴミは収集されないからだ。
そうなると、この廃材を、どいうにかする必要がある。
- 規定の長さに切ってゴミ出しをする(鉄を切る道具が必要)
- 地域のゴミセンターに直接持ち込む(車によっては車内に入らない)
- 廃品回収車を呼び止める(滅多に来ない)
- 鉄屑を扱う業者へ持ち込む(ハードルが高い・換金されることも)
- 錆びて朽ち果てるまで放置する(景観を損なう)
どっちにしても、後始末が大変だ。
▼この日除けシェードの鉄パイプ部分を「低価格の鉄のこ」で切断した件。
使用後をの先を考えるなら「燃えるゴミ」で捨てられる日除けグッズ
使わなくなったその後を考えると、燃えるゴミで捨てられる日除けグッズをわたしはオススメしたい。
まだ買ったことはないが、シェード(布の部分)を、ヒモで固定するタイプを選ぶと思う。
縛る場所がなければ、ひもを取り付けて、地面に固定できるコンクリートブロックも、ホームセンターで売られている。
そして日除けシェードを使わない季節になったとき、簡単に取り外せるので、商品の劣化も最小限にできるので長持ちしそうだ。
どっちにしてもわたしの家の場合は、風が強い場所なので、簡易式の日除けではなく、値段は高いが、しっかりとした屋根が固定された外溝が必要だ。
数万円で施工できるものではないので、部屋のカーテンを閉めて、西日をガードするしかない。
そういえば、庭に植えた樹が大きくなって、木陰ができるまで成長した。
時間はかかるが、庭木を植えるのも一つの方法だと思う。
▼ただ、樹がデカくなりすぎると、それはそれで厄介でもある。
おわりに
すでに日差しを受ける立地条件に家を建てた場合は、この先ずっと変わることはない。
- あきらめて部屋のカーテンで我慢する
- 安物の日除けシェードを買い替え続ける・布を張り替えて使う
- DIYで屋根を作る
- しっかりとした屋根をプロに施工してもらう
選択はあなた次第。
▼サンシェードとガーデンパラソルを解体し、地域のゴミ処理場に捨てに行きました。
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