キッチンのレンジフードの油汚れ掃除をすことがあると思う。
ところが、油汚れを洗い流す場所によっては、二度手間になる場合がある。
今回わたしは、油汚れの二次被害になったある物を、綺麗にすることにした。
その油汚れは床に落ちべったりとこびりついてしまう
結論からいうと、レンジフードや換気扇なのどに付着した、しつこいベトベト油を専用の洗剤で掃除すると、その油かすは下に落ちて、下に置いてある物に張り付いてしまう。
せっかくレンジフードの油を落とせても、今度は床を油まみれにしてしまうのだ。
実は、家の外にある水道で、レンジフードを掃除したときのこと。水道の流し(水受け)として敷き詰めていた白い玉砂利に、掃除した油が付着してしまった。
なので、油汚れを掃除したその先を想像し、汚れても問題ない場所で洗い物をした方がいい。
ではこの、油がついた大量の玉砂利。効率よくリーズナブルに、どうやって落とせばいいのだろう。
油汚れを落とす方法をプロに相談した結果
わたしが働く工場は、様々な業種が混在した職場環境だ。
いつも機械オイルにたずさわっている別会社の顔見知りに、今回の状況を話て、何かアドバイスを受けてみることにした。
すると『マジックリンが最強っすよ!』とのこと。そして実際に業務用サイズのマジックリンを使っていた。
そういえば以前、トラックから漏れ落ちたエンジンオイルが路面を汚して、マジックリンと布で拭き掃除する光景を見た記憶がある。
聞いた話を参考に、試しに家にあったマジックリン(キッチン用)を玉砂利1つにスプレーしてみたところ、綺麗に落ちてくれた。
とはいえ玉砂利は大量にある。スプレータイプでは量的に十分じゃない。
顔見知りのすすめもあったので、マジックリン業務用をつかって一気に汚れを落とすことにした。
【全編】「マジックリン(油汚れ)」を使い玉砂利に付着したベトベト油を除去
「油汚れマジックリン除菌プラス業務用」とトロ箱を用意。
わたしの場合当マジックリンはホームセンターで購入。1,958円だった。
トロ箱はセメントを混ぜるだけじゃない。わたしは園芸土を混ぜるとき用に購入。まさかの使い道。
洗剤を扱うときはゴム手を使おう。
わたしは今回のために新たに使い捨て感覚の薄いゴム手袋を用意した。
でもぴったり手に張り付いてしまうので扱いにくい。
結局、ゴム手袋の中(裏面)が布タイプになっている方が、手の抜き差しもしやすくストレスも減るので、こちらを使うことに。
値段は割高だけど、その方が結局はコスパだ。
油かすがべっとりこびりついた玉砂利をトロ箱に入れる。
油事件は丁度1ヶ月前の出来事。
油マジックリンを適量投入。
半分ほど入れてみたが、この量だと玉砂利が浸らないので、もう少し追加。
水で薄めて効果が下がっては逆にもったいない。贅沢に使おう。
念の為、煮込み料理の調理法を真似て、「落とし蓋」のように布をかぶせてみた。ビニールがあればその方が良い気がする。
この状態で待つことに。
油汚れは落ちたのか?
結論からいうと、玉砂利にこびりついたキッチン油は落ちやすい状態になる。
「落ちやすい」とは、油が浮き出た状態。
なので浮いた油かすを軽くこすり取るか、水で何度か液を洗い流す作業が必要になる。
今回わたしは玉砂利の量が多いので、2回に分けてやってみた。
その前に。三次被害を防ぐ。油を落とした汚れについて
マジックリンで落とした油汚れが混ざった液体に注意。
この液体はマジックリンの緑色ではあるが、実は見えないけど油汚れが混ざっている。
なので、汚したくない床の上での作業はやめること。
なぜなら、オレンジ色をした油汚れの成分が床に打ちまけることになるからだ。
分かりにくいと思うけど、よく見てみると、薄い赤っぽい色になっている。
白いウエス(布)で拭いてみると、ナポリタンを食べた後の皿の状態と同じ色。(証拠が写真は撮り忘れ)
もし床が汚れてしまったとしたら、汚れが付着する前に、直ぐシャワーホースで洗い流した方が無難だと思う。
【後編】「マジックリン(油汚れ)」を使い玉砂利に付着したベトベト油を除去
1回目の玉砂利をつけ置きしてから約1時間経過。
まだ石の表面に黒ずみがある。
ただ、もともと石の模様(マーブル)も入っているので、分かりづらいかな。
液体は深緑色だけど赤い油成分が混ざっている。
スポンジで石を擦ると、泡にオレンジ色の油汚れが浮き出てきた。
この油汚れは料理したときに出たもの。それだけたくさん油を使って調理しているという意味。
わたしは健康オタク。そして年齢的にも、もう揚げ物は得意ではなくなってきた。でも子供は好きだし、そんなジレンマも。
まだ油がついた玉砂利はこの量の倍以上あるし、この後、雨の予報もあるので手短に。
石を一つづつ磨くのは流石に非効率なので、とりあえず石をバケツに移動。水を入れて、更に1時間つけ置きに。
バケツに入れた水を外に流した後の様子。
まだ白い石は黒ずんでいる。
たしかに油汚れは擦れば取れるだけど時間もない。一旦このままにして、第二陣の作業へ。
つけ置き時間は長い方がいい
最初につけ置きした時間=1時間。それからバケツにて1時間放置=合計2時間玉砂利。
次の玉砂利は約30分程度つけおきした。
結果は最初の玉砂利の方が、石から自然に油汚れは落ちる確率は高い。
なのでなるべく長い時間つけ置きした方がいい。
づついて、2度目の石を一つ取り出してスポンジでこすってみた。
1回目に比べると汚れ付着率は高い。
当スポンジは、油が飛び散った他の場所も擦っています。
まぁまぁ綺麗になった。
続いて、最初の玉砂利。こっちはバケツから取り出しただけの状態。
全部が全部、汚れを拭かなくても綺麗な状態ではないが、2回目よりは綺麗な石の数は多かった。
このまま流しに入れて自然任せに
一つづつ石を磨くのは面倒なので、2回目の汚れがついている石を流しの下に敷き、その上に最初の比較的きれいな石を乗せることに。
この日の午後は雨の予報なので、石に付着した洗剤成分は自然に任せて雨に流してもらうことにした。
これは確認してないことだけど、石についたマジックリン成分を、直ぐに水で洗いながさないことで、油汚れを落とす効果が続くような気もする。
どうなるのかは、後のお楽しみにしよう。
おわりに
やってしまったことは仕方ない。腹を立てるよりも、解決に向かって進んだ方が全てが丸く収まってくれる。
そもそも「流し」とは本来「洗い場」だ。汚れを落とす場所に玉砂利を置く方が間違っているという解釈もあると思う。
正直いうと、かなりショックを受けた。マジで何が起きたのかを考えて、しばらく固まった。けどやってしまった本人も悪気はないはずだ。
もしまた同じことがあったなら、そのときは別の対応をすればいい。
掃除してくれたことに感謝。
もっと探してみる