複数ある電気コードを1つにまとめるのがタコ足配線です。
足元をスッキリできれば掃除しやすくなります。
パッと持ち上げて、サッと掃除機をかけられれば面倒くさくないからです。
でも、それだけではありませんよ?
命を守ってくれるかも知れないからです。
今回は、「コンセントの重要性」についてお伝えしますね。
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火災の意外な原因を知りましょう
平成26年の東京消防庁の調べによると、
全火災件数の21・2%が電気火災になっています。
電気火災の中には、
「トラッキング現象」が原因の場合があります。
では、メカニズムを見てみましょうね。
「トラキング現象」のメカニズム
「トラッキング現象」とは、
コンセントに差し込んだプラグが燃える現象です。
ということで、トラッキング現象を調べてみましたよ。
では簡単に説明してみますね。
① 長年使っているうちに家電のプラグとコンセントとに「すき間」ができる
② すき間にホコリが入る
③ たまったホコリが空気中の湿気を吸う
④ 家電のプラグの刃と刃の間に、微量に電流が通りだす
(プラスとマイナスを切り離している絶縁体の場所)
⑤ 湿気によって抵抗値が下がる
⑥ くり返すと
⑦ ホコリが炭化する
⑧「炭化したホコリ」がプラグの刃をつなげてしまう
つまり、
「ホコリが電気の道をつくってしまう」原因なんですよ。
「木炭は電気を通す」ことを授業で習った覚えはありませんか?
せっかく分けたプラグの2つの刃を、ホコリがつなげてしまうんですね。
まるで、知らずに入った混浴みたいです。
「男湯と女湯」入り口が分かれてます。ところが入ってビックリ、
「中はつながっていた」
「驚いてスパークしてしまう」みたいな例えでよろしいでしょうか?
トラブルを避けるためには、
絶縁体という作られた壁を管理する必要があります。管理とは、
「定期的な掃除」メンテナンスのことです。
では、まめに掃除できる環境をつくっていきましょう。
コードをスッキリさせる方法
私の「机の下のコンセント」の画像です。
●材料
100円ショップで売っている「棚網」と「金網ボックス」を、「木ネジフック」を使って引っ掛けただけの超簡単自作ラックです。
コードを「机の下」に配置することで足元がスッキリできました。
コンセントに「ホコリがたまりにい」のがその特徴です。
机が屋根になってるし、コンセントの入り口が「横」を向いますからね。
コンセントを机の下に置くデメリットはあるの?
「複数のコードを1つにまとめる」
それが「タコ足配線」の役目です。
使いたい時、パチッとスイッチを入れて使うのですが、
「この辺りかな?」
イスに座ってもぞもぞと机の下にある自作ボックスに手を伸ばし、複数あるコンセントの中から指先の感覚を頼りに、目的の電源をパッチっとオンにします。
「あれ?起動しない」
仕方なく、座ったまま上半身だけ机の下にもぐってコンセントを確認すると、
「となりのスイッチを入れていた」なーんてことはしょっちゅうです。
スイッチの数があり過ぎなんですけどね。
デメリットはこれくらいでしょうか。
面倒ですが、最初から「しゃがみ込んで」確実に電源を入れるようにしています。
シンプルな部屋を目指したい
「机の下にコードをしまう方法」は、立った人からは見えないのは分かります。
ここで、リビングの風景を想像してみましょうよ。
「コタツにソファー」のスタイルは、
典型的な「日本のお茶の間風景」ではないでしょうか。
もし、リビングに置いてある机の下に電気コードを収納しいたとしたらどうでしょう。
隠したはずのコードが丸見えです。
なぜなら、座った人の目線に入るからです。
これでは、「机の上にタコ足配線を置いた方がまだマシ」という人もいるかも知れませんね。
立ちっぱなしでいるよりも、座っている方が時間が長いからです。
「あ?コンセントきれいに整理していますね?」とわかってしまいます。
たまに芸術的な収納を見ると感動したりしますが・・・
でも本当のオシャレって、見えないところに気づかうものです。
やはり、「無い」方がシンプルです。
市販の家具に丁度いいアイテムがありましたよ
「上も下もダメ?」それなら、
タンスの裏に隠してしまいましょうか?
それでは、ホコリの餌食(えじき)になってしまいます。
「ほこりは火災の原因になる」とさっきも言いましたよね?
では、これならどうでしょう。
■使い方
手前に引っ張り出して、下に下ろすだけ。
「フタ」ができる家具を使って、
「見せたくないもの」をしまいましたよ。
(商品は4つの収納タイプ)
中身は、無線ラン、ルーター、タコ足配線などです。
実際、フタをしてもホコリはたまります。
でも、ただ床に置いた場合と比べればホコリのたまり方はちがいます。
それに、「ジュースをこぼす」「観葉植物の水やりで水をこぼす」ことは間違ってもありません。リスクの1つを消す役目にもなります。
配線をまとめるときに注意したいこと
出力の大きい状態のコードをくるくると巻き取って使うのは危険です。
まとまったコードの状態では「放熱しにくい」など、定格以上の抵抗をかけてしまう場合があるからです。
掃除機を使うときは、黄色いシールが貼ってあるところばで伸ばして使いましょうね。
発火する危険性があるそうですよ。
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使わないコンセントを守りましょう
コンセントの安全を守ってくれる道具がありましたよ。
これでホコリの侵入をガードできます。
家の中にある隠れたコンセントに装着!
■子供部屋の勉強机の脇にあるコンセントを発見。
「赤っちゃんがコンセントに指を突っ込んでいる絵」を見て
中学校のときに、クラス数人で感電ゴッコをしたことを思い出しました。
違う人どうしが、左右違うコンセントの穴に各自、針金をさすイタズラです。
5・6人で手をつないで輪をつくってシビレて遊んでましよ。
ビリビリと刺激があったことを覚えています。
「痛ッ!」たまに、最初(コンセントの近く)の二人の指がさわったときに、大きな声を上げてビックリしてましたよ。本当におバカな中学生でした。
「よいこのみんなは真似しないでね?」
といっても、このブログは大人向けですから大丈夫ですかね?(汗)
おわりに
「オシャレは足元から」といいます。
配線が床にゴチャゴチャしてないと、掃除のやり甲斐もupします。
せっかく手に入れたマイホームを燃やさないためにも、家族の命のためにも、日頃から掃除をする習慣をもてるといいですね。
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