「働き方改革の裏事情」若手上司が高齢部下から逆ハラの件が痛い

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日本は少子高齢化によって、人の仕組みが狂ってきています。増えた老人を支える若者が減っている。

 

そうなると、「定年とかやめて、もっと働いてもらおうよ」の発想になるのでしょう。

 

本当にそれが現役世代にとってイイことなのでしょうか。

 

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モラハラとはパワハラだった。考えたら当然

わたしの部署では、何も背負わない老人社員たちによって職場が汚染されています。

定年後再雇用の年配者が若い芽をつんでいる?現役世代の悲鳴

 

ところでこのモラハラ。よく聴くけど、どんな意味なのでしょうね。

 

ねらった相手の非難できるポイントをあらさがしして、陰湿にしつこく精神的に追い詰める行為がモラハラの定義。

 

言葉を分解すると。

 

  • モラル=道徳
  • ハラスメント=嫌がらせ・相手を悩ませる

 

道徳とは「人としてどうなの?」ってこと。幼稚園のころ先生に「意地悪なんて、しちゃダメよ?」って教わった心理。人への接し方。

 

人が仲良くするために必要な基本中の基本になる。

 

攻撃された方としては「これが正しい人の道」と教わったことではないことをされるから混乱してしまう。

 

もし「人は意地悪をする生き物だよ。やられたらやり返していい。どんな手を使ってもね」って刷り込まれていたら、「そういうものだ」と理解できてしまう。悩まない。

 

でも、そうではない。攻撃されれば自分を守りたくなるのが本能。

 

「やり返しもよくないこと」って教わっているから余計に厄介ですよね。そして自分をよく見せたい心理もあると思う。

 

小さい人間だと思われたくない。上司なら尚更のことですよね。

 

「それって間違ってるよ?」って言い返したり、攻撃に対して攻撃したくなるのが普通。でもそれが出来ないのはなぜなのか。

 

逆らうことがデメリットになるから。

 

やられっぱなしがメリットになっている。そして逆らえないのは、やられた本人は弱い立場の人だからです。

 

たとえ肩書上、立場が下の人であってもそれは同じこと。

 

パワハラって聴くと上司が部下をイジメるイメージだと思いますよね。ですがわたしの職場では真逆。特殊な構図になっています。

 

会社が高齢者を雇うメリットの犠牲になる現役世代

パートやアルバイトのような準社員よりも正社員の方が一般的にみてもその立場は有利ですよね。

 

でもわたしの会社はそうでもない。なぜかというと、若い人が入ってこない。入っても辞めていく。後継者不足だから。

 

なので、一人でも貴重。いてほしいと考えるのでしょう。メリットもあるからです。

 

■会社としては

  • 正社員よりも安く使える
  • 年金受給者だから給料の不満もいわない
  • 労働能力不足は正社員とまぜることで何とかなっている
  • 行き場がないから簡単には辞めない
  • 逆に感謝される

 

■年配の非正規社員としては

  • 同じ職場で同じ仕事をしているのに給料が安い。不公平だ。
  • 頑張って働こうが、手を抜こうが給料は同じ
  • だから若い正社員がやればいい
  • 家にいるよりは金になる
  • 何かあったら辞めればいい

 

使う方も使われる方としては利害一致している状況なんです。会社側が見方になっている様なものです。

 

自分たちは何をしても首にならない。正にそこは老人最後の楽園状態。実に居心地がいいことでしょう。

 

本来やるべき仕事量をこなさなくても、怒られるわけでも処分されるわけでもありません。だから益々会社に居座って辞めてかないのです。

 

百歩譲って”世話になった先輩なら面倒を見る順番”だと思います。わたし自身デビュー当時は失敗ばかり。ほんとお世話になりましたよ。

 

でもこの年配者たちは、私たち現役世代よりも後に入った後輩です。ゆりかごから墓場まで、面倒をみる義理はあるのでしょうか?

 

本来なら、この先輩現役世代が良い思いをする番なのが当然の構図です。それなのに、いつまでたっても若者あつかいは続いていく・・

 

そして、そんな理不尽に、いくら現役世代が上司に不満をもらしても回答は同じ。

 

「しょーがないよ。ま、うまくやってよ」と、なだめられるのが落ち。

 

給料が上がるわけでもなく、「人として」とか「面倒見」とか「器」とか、そういうことを言い訳にして逃げるだけ。

 

  • 方や、ふつうに仕事をしに来ている
  • 方や、暇つぶしがてら金がもらえる

 

たしかに現役世代にも仕事嫌いな人もいます。非正規社員でもちゃんとしている人もいます。

 

年配者としても、いつまで年金がもらえるのか不安だと思うし、貯金がない人もいると思う。

「元気でいる内に出来るだけ働きたい」って考えるのはよく分かります。

 

「だったらもっとちゃんとして!」とわたしは言いたい。

 

そんなやる気のない人たちとやりあっても仕方ない。そもそも目指しているものがちがうのだから。

 

それでも、「うまくあつかってこそ上司の器量」といわれるストレスは並大抵の忍耐ではないことでしょう。

 

もちろん会社は働くだけの場所じゃないのは分かります。人間関係とかそういうことを学ぶ場でもあると思う。

 

ですがやはり会社とは”仕事をする場所”なはず。

 

やる気もなく足を引っ張るだけの社員をいくら増やしてもただ人が増えるだけ。

 

そして現役世代がやる気の無い会社が、いつまで反映し続けられるのでしょうね。

 

おわりに

誰を雇おうと会社の自由です。一社員が言うべきことではないとは思います。

 

ですが、人生背景がちがう人とは、同じ船に乗る仲間といえるのでしょうか。

 

区別はよくないといいますが、区別されることをしている方に問題がある。

 

上司としては”与えられた人材の中でやりくりするしかない”そんなストレスになる事情を想定して働き方改革で年配者の雇用を推進してほしいものです。

 

モラハラが起こるであろう人間関係が「働き方改革」の最大のデメリットになるケースもあるのです。

 

そもそも働き手が少なくなっているのは、子供が生まれてこないから。

 

いま取り組むべき一番の課題とは、

”どうすれば日本の若者が結婚して子供をもつ様になるのか”ではないでしょうか。

 

もう残された時間は限られてきています。

 

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エッセイ
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