学生服を廃止して服装の自由化すると必ずおきるだろう未来を考えてみた

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みんなと同じ

「何で日本は何でもかんでも、みんな一緒のなんだろうか」って考えたことがありませんか?とくに「一緒であること」を表している伝統が、制服の着用です。

「もう本人たちの自由にしちゃえば?」ってことになったとしたら、どうなるのでよう。

▼学生服についての疑問が書いてあります。よかったら読んでみてくださいね。

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「毎日同じ」という分けにもいかない

ここ最近、わたしのお弁当の中身がパッと明るくなりました。それは、娘が高校生になったからです。

「義務教育が終わった」ということは「給食も終わる」ということでもあります。これから3年間、ずーと毎日のように、妻はお弁当づくりをすることを意味します。

制服制度の廃止は学校給食の廃止とおなじです。保護者の負担が大きくなるのは間違えないでしょう。

わたしのお弁当のおかずには、よく、前晩の残りものが詰められています。もしかしたら、多めにつくいるのかも知れません。手間もはぶけますからね。

ありがたいとは分かっていても「また、昨日食べたやつか・・」と思ってしまうのが正直な感想です。

たとえ自分が大好きなおかずだとしても、結局は飽きてしまうもの。それは子供たちでも同じだと思います。

それにお弁当を用意する親の立場としても、毎日違うメニューという分けにもいかないもの。「お金を渡してコンビニで」な家庭もあることでしょう。それでは不経済だし不健康。

確かに給食には嫌いなメニューも出てきます。けど、トータルで見れば、やはり給食が現実的です。

もし高校に学食があったなら、どれだけの生徒が利用するのでしょう。仕事を持つ親としてはありがたいシステムと思うはず。

学生服も同じで、色んな面で、いつも違うを求めるのは難しいのではないでしょうか。

「決められている」のは「ありがたい」こと?

選択肢が多いと迷う

「明日、何を着て出かけようかなぁ」もし、はじめてのデートや、古い友人や、大事な商談相手に会う約束があるとしたら、その日のフアッションに気合が入ります。

それは、「自分のことをよく見せたい」って思うからです。

でも、ただ学校に行くだけのために、毎日毎日、服装について悩みたくないです。自分が持っている洋服には限りもあります。

「その少ない中から、いかに組み合わせるのかがセンスで、楽しみなんです」って人もいるかも知れませんね。

かといって「気にしなさすぎ」もまた問題です。「人は自分が思うほど他人を見てません」ってよく聞くはなしですが、

「あ?また、いっしょの服装だね」見てる人は見ています。特に、あなたに好意(興味)がある人なら、ちょっとした変化にも気づくものです。

「髪切った?」髪の毛を切ったことに気づきたら、わたしは必ず問いかけるようにしています。だって、自分の変化に気づいてくれると、すっごくうれしいですよね?自分も同じように思いますから。

でも、特別な行事や用事もないのに、芸能人でもないのに、そういつもちがった服装はできないものです。

制服とはありがたい習慣です。毎日おなじかっこうをすることが当たり前だからです。「(毎日いつも同じじゃなくちゃダメだから)という言い訳」をつくってくれます。

そのみんなと同じ服装だから、ちょっとした変化が目立ったりするんですね。

制服が廃止するとキャラが立つ。その人の事情が見えてくる?

制服がなくなると、その人が見えてきます。なぜなら、その服を選んだのは「あなた」もしくは「あなたに関わる人」だからです。

グループが目に見える

好みが分かる

仲がいいグループは、おなじセンスの集まりです。お互いが一緒であることを共有するから仲がいいんです。逆に、自分にないモノを持っているから惹かれる(ひかれる)場合もありますがね。

穴の空いたジーンズや、シワのないYシャツや、ラフなジャージを着る姿とは、その人の情報です。

「あ・・この人はこういう人なんだね」って、その人の趣味がわかれば、内面を知る手段にもなります。制服よりは分かりやすいです。そのときの気持ちが現れます。

おなじ商品が売られている

わたしが学生時代のころ、友達4人で遊ぼうと集まったら、4人共、同じ服装だったことがあります。本当に笑ってしまいまいしたよ。

黒と白のストライプの入った柄の長いTシャツだったんです。ボーダーカラーの長Tは80年代にはやりましたよね。

「オレたち同じ仲間だ」という一体感を味わいました。もし、学校じゃないのにスーツ系たり、特攻服だったら心配になりますしね。

(バンド少年だったから、自分たちが着ない服装という意味です)

「自分だけ特別」はむずかしい

オートクチュール

「すいません。他人と服装がかぶらないように、私にだけ、この色のTシャツを売ってくれませんか?」

そんなの無理に決まってます。人との差別化をしたいなら、自分で作るか、オーダーメイドするしかないんです。

「一点もの」は値段が高いです。大量生産できるから、安く服が買えるようになるんです。

服装はその人のサインです

「最近、派手になったよね」以前までマジメファッションだった子が、夏休み明けの初登校日に、注目されることはよくあるはなしです。「何かあったな」って分かりますよね。

「穴の空いた(くつ)や(くつした)を、いつまでもはいている」としたら何が想像できることがあるはずです。もったいない精神からくる節約も考えられますが、

その子の家庭のお金の事情とか、親の無関心とか、家庭環境を知るデータにもなっています。こどもに気が回らなくなっているのは、保護者に事情があるからです。

とてもデリケートな部分です。

本当に親が困っているとしたら、こどもは口に出して不満を言わないものです。特に家庭の事情には口を閉ざしがちです。

してあげられることには限りがあります。もし、自分の子の友達の変化に気づいたら、「自分には何ができるのか」まずは考えてみたいものです。

だって、自分のこどもの「こころのささえ」になっている大事な友達なのですから。

おわりに

幼稚園、保育園、託児所、小学校まで、制服がなくても、何とかなったのですから、中学高校が私服に変わったとしても、まぁ何とかなるでしょう。

でも、思春期のこども心は、素直だった幼少期とはちがいます。

「がんじがらめの決まり」は、きゅうくつだけど、「決まりがるから楽」な場合も、あるのではないでしょうか。結局こたえにはなりませんでしたね。

エッセイ
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