いまでこそ必要?人と人とのつながりを活用すれば、もっといい環境になれる

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同じ部屋だと上手くいかないくても、間をはさめば自然になれることってありせんか?

 

そして、

「いまの状況から、少しでもよくなりたい」

と思ったら、

力を合わせる方が断然いい。

そのためには、お互いの歩み寄りはかかせません。

でも、個人主義の人や、シャイな人にとっては、ちょっと避けたい行動ですよね?

 

今回は、そんなジレンマからくる心理学をお伝えします。

 

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なるべくなら「争い」は避けたいです

人は1人では生きられません。

そのくせ、

「なるべく他人とは関わりたくない」と思うことがあります。

 

「人に傷つけられるくらいなら、今のままでいい」

そうやって相手との間に、壁をつくってしまうのです。

 

人類は協力し合うことで生きながらえてきたのは事実です。歴史が証明してます。

大きな獲物や、素早い動物を捕まえるため、チームワークが生まれました。

 

今の時代は便利です。コンピューターを介せば、人と関わらなくても何とかなってしまいます。

とはいえ、まったく他人と関わらないで暮らすのは難しいものです。

 

「他人との関わりを避けて暮らしたい」と思う人は、言いかえれば、

「自分の都合で生きていたい人」ともいえます。

 

人類全体が自分の主張を優先すればどいうなるのでしょうね。

すっごく窮屈(きゅうくつ)になってしまいますよ。

 

コンビニでコーヒーを買って駐車場でいっぷくしようかな

ふと、駐車場を見ると怖そうなお兄さんたちのが入り口でたむろっています。

 

「騒がしいし、何かあったら面倒」

そういって、次のコンビニまでいっぷくするのをあきらめました。

 

確かに近づかなければ、被害はありません。でも、自分が受けたいサービスを犠牲にすることになります。

 

その気持ちが強すぎると、

健全なコミュニケーションに必要な衝突すらも避けて通るようになってしまいます。

 

そうなると、

コミュニケーション不全の関係ができあがってしまうのです。

 

現代では、他人はもちろん、親子間、夫婦の間ですら、コミュニケーションをとらない関係が見られます。

それでは、いつまでたっても、何も変わりません。

不満を満足に変えるには、どうしても通らなくてはならない道があるのです。

 

ヤマアラシのジレンマ

そこで、ドイツの哲学者ショーペンハウアーの寓話を紹介しますね。

 

ある、寒い冬の日のことです。2匹のヤマアラシがいました。

 

「今日は寒いから身を寄せ合って温まろうよ?」

1匹のヤマアラシが別のヤマアラシにいって近づいていきます。

 

「いいね?こっちにおいでよ?」

「それはいい考え」と思い、もう1匹の方も近づいていきます。

 

「痛ッ!なにすんの?」

それもそのはず、2匹の体にはトゲがあるからです。近づき過ぎると、相手の体をキズつけてしまいます。

 

「ほんじゃまたね~」

元の場所まで、帰って行くと寒いことに気がづきます。

 

「やっぱり寒いからそっちに行くね?」

どのくらいの距離ならトゲが当たらないのか、を試行錯誤します。

 

その結果、2匹は、

傷つかずに暖め合える距離を見つけました。

 

動物も人も所詮は「生き物」ですから

さっきのコンビニのはなしに戻します。

 

コンビニでいっぷくしたいなら、

「あの~そこに車を止めたいんですけど」

思い切って話しかけてみてはどうでしょう。

 

怖そうなお兄さんであって、怖い人とはかぎりらないからです。

 

どこで読んだのか忘れましたが

阪神淡路大震災のとき、集団でバイクを走らせていたお兄さんたちに、こう言った人がいます。

 

「君たちも手伝ってよ!」

いわれた若者たちは面倒ながらも、以外に協力的だったそうです。

 

「ありがとう」困っている人からお礼の言葉をもらった結果、

「人に認められる気持ちよさ」を知った若者たちは、ボランティアに参加するようになり、真面目になったそうです。

 

深い話しですね。

 

その人の本当の人柄や、

「こうなりたい」と考えている心理は、

見た目では分からないんですよ。

 

「入り口が近いからこに止めようか」では、衝突するかも知れません。そんな時は、

「怖いお兄さんとの適当な距離を保ったいっぷく」をすればいいんです。

離れることも、人間の知恵になるからです。

 

よくないのは、コンビニに行こうとしないことです。

そうやって、何でも避けていては、コミュニケーション能力が育たないからです。

 

人は誰かと「つながりたい」

本当はみんな、コミュニケーションをとりたいんです。

だからSNSがここまで広がりました。

 

「この人は私と同じだわ」といった具合に、

「他人と共感できる部分を探している」かのような行動にしか思えないからです。

 

「あの人、怒ってない?」

誰でも思うことがあります。

でも話してみると、間違いだったことは結構あります。それは、

「相手をよく知らなかっただけだ」からです。

 

「相手をよく知らないという誤解」のせいで、事件が起きることもあります。

「わたしの気持ちなんか誰も分からない」と思ってしまうのは、自分目線の考え方が爆発した状態です。

 

人は自分の事情を理解してもらえれば、安心するのもです。

誘拐犯や立てこもり事件の説得に「身上話を聞いてあげる手法」があります。心理学に効き目があるから使うのです。

 

人はお互いの事情を話し合うことで、前向きになれます。

 

「あ~。今のわたし、何か不満。」とイライラするなら、いっその事、問題にぶち当たってみるのも1つの手です。

 

それの衝突によって、いくつかイヤな思いもするかも知れません。

でも「折り合い」の言葉があるように、

お互いの妥協点が見つかるものです。

 

ヤマアラシはキズつき合いながらも、最適な距離を見つけ出しました。

そのおかげで、冬の寒さをしのいだのです。

 

傷を負わずに健全なコミュニケーションを取るのは難しい」という事実を知っていれば、対人関係が今よりも改善するかも知れませんね。

 

おわりに

先進諸国が外交政策で、

「歩み合い」と

「言い続けることの大事さ」にこだわるのは、

「それが正しいと分かっているから」でなないでしょうか。

 

日本がここまで発展できたのは、鎖国をやめたからですよね。

 

エッセイ
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