この年の7月末にラウンドアップをまいてみたものの、期待した効果も見られなかったので、9月にもう一度まいてみた。
その結果、地上部の草は見事に全部枯れたけど、根が生きている場所も少なくない状況。
そして時期も秋から冬に入り、たくさんの雑草が立ち枯れした状態だったので、春に向けての準備がてら刈り取ることにした。
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草は枯れても根はびっしり生えていた[2022/12/20]
ランドアップの様なグリフォサートとは、時間をかけて根まで枯す仕組み。もしかしたら前回、生き残っていた根が枯れてくれたかも?と期待しつつ除草作業に挑んだ。
我が家の畑エリアにしている場所に多年草のチガヤは生えている。その面積をアバウトに例えると、高級セダン3台分ほどの広さ。そこに立ち枯れしたチガヤは、稲の様にびっしりと首(こうべ)を垂れていた。
カマでちまちま刈り取るには時間も体力も使うので、いつもの様にわたしは、畑を耕すときに使うクワを使うことにした。
その際クワを振り下ろすと、根が枯れた場所の土はホクホクで、簡単に刈り取れるものもあった。
しかしその一方で、振り下ろしたクワが土に刺さらないほどに根がびっしり生え広がっている場所もあった。
除草剤でも根が枯れなかった雑草の次の準備
ラウンドアップをまいたことで、土から上の草の部分は全て枯れたけど根はまだ生きている。なので春になれば新芽が出るはずだ。
その新芽に除草剤の成分がしっかり漏れなく付着させることが出来るように、この立ち枯れした前世代のチガヤを綺麗に刈り取る必要がある。
今回わたしはほぼ刈り取って別の場所に移動した。これで来春になってチガヤが芽吹いてきたポイント目掛けてラウンドアップをまくことが出来そうだ。
かかった時間はトータルで1時間半。肌感覚では、全体の6割の範囲の土は柔らかく、あっさり枯れ草は刈ることが出来た。力をさほど使わなかったので思ったよりも疲労はない。
刈り取った草は集めてしばらく放置。燃やしてもいいが、わたしは野焼きをしないポリシーがあるので、土をかけて堆肥として使うことにしよう。
ただ、地上に近い部分の根は枯れたのかも知れないが、もっと深い地中にも根が張っている可能性もあり得るので、今は何ともいえない。
雑草の立ち枯れは近隣の住民を不快にさせる
丁度、同じ時期に、近所に住む同じ会社の先輩から、こんな話を聴いた。
「まったく・・隣の土地の雑草が立ち枯れして、嫌になっちゃうよ・・」的なニュアンスの苦情。
その人の隣は民家ではなく空き地になっていて、たまに除草剤を散布しにやって来るそうだ。
当然そこに住んでいる訳でもないので枯れた雑草は状態のまま。今回のチガヤの様に、自分の背丈にまで伸びる種類の雑草もある。
その人は夫婦で花を育てる様なタイプの人。庭を綺麗に整えて季節を楽しんでいるという。
そんな自慢の庭のとなりに、背丈の高い枯れた雑草が生えている。それはきっと美しい光景ではないはずだ。
その話を聴いたときわたしは、ハッとした。
きっとわたしの近所の人たちも、同じ気持ちなのではないだろうか。そう思うと恥ずかしくなった。広い土地の奥にチガヤは生えているせいもあり、日常的に目にしないので、どうしても気にならない。
そうはいっても、ラウンドアップの成分が根に浸透するまでは、そのままにする必要があるそうなので仕方ない。
とはいえ12月の年末まで待つ必要もなく、もっと早い段階で刈り取ってもよかったのも事実。人はその状態に馴れる習性があるというが、改めて自分のだらし無さを反省した。
おわりに
何とか来年辺りでチガヤとの決着をつけたいと思う。
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