
後で困らない様に
『大根栽培のポイントって何なの?』
『自己流で適当にやってみたい』
『とは言え、後悔したくない』
と悩む人むけ。
■ この記事で分かること
- 葉が黄色くなる理由
- 畝を高くし過ぎない
- タネは点蒔きじゃなくてもイイ
この3つを說明します。
決して上手くはないし、ブランクもありますが、一応、家庭菜園をはじめて12年くらい経ちました。
今回、大根栽培を開始して53日(1ヶ月23日)過ぎた経緯から、自分なりにわかったことを書いています。
1. 土作り=成長にはそれなりの養分は必要
大根の葉が黄色くなる原因は?
大根に近い部分の葉が黄色くなることがあったりします。
なぜなのか?そこでネット検索してみると、
- 水切れ
- 水はけが悪い
- 病気にかかってる
- 肥料不足
- 腐植が少なくて水持ちの悪い土壌
こんな結果になりました。
今回わたしは、ヒザ下30センチちかく穴を掘り、その上に結構高めに土を盛りました。なので、水はけが悪いとは考えられません。
では水切れか?と思うけど、葉が黄色くなったのは、ごく一部。
そうなると、土質に問題があると思えます。
自作堆肥が原因か?
実はわたしはここ数年『動物性堆肥』や『化成肥料』をつかわずに、自作した土で家庭菜園をやってます。今回もそうでした。
堆肥の材料は『刈り取った雑草を積み上げて出来た土』や『生ゴミをコンポストに入れてできた土』をブレンドしたものです。
自作するなら、完成度の高い堆肥が必須
今回、同じ堆肥ではなく、畝によって違う堆肥をつかってます。
1)写真の奥の2列は本命のうね。
耕したとき、良質な堆肥は下の方に埋まったのかも。
2)手前の大根の葉は、タネがあまったので、急遽、出来合いで作ったうねです。
こちらの畝は、積み上げた雑草が自然に土に変わったホクホクな土を全部を使いました。(コンポスト土や、元々あった畑の土をブレンドしてない)
自作するなら、もっと完成度の高いものを目指す必要があることが腑に落ちました。
2. うね作り=『高けりゃイイ』ってもんでもない
なぜ?うねを作る
先ずは、なぜ、大根の畝を高くするのでしょうか。
- 土を耕すと、通路よりその場が低くなる
- 排水性を良くする
- 通路と栽培を区分けする。誤って入らないため
- 高くなることで作業しやすくなる
など色々あったりします。
畝が高いと土寄せするのが厳しくなる
今回わたしが伝えたいのは、大根の畝は高くし過ぎない方がイイってこと。
- 大根は、ある程度すると、白い部分が土からニョキッと顔を出す
- 追肥も兼ねて、白い部分を隠す様に土寄せをする
そんな必要があります。
▼幅がせまく高いうねの土寄せ
つまり、背が高く、畝の幅がせまい三角の状態に、土寄せするのが難しいくなるからです。
もし畝の両端から土を盛るとなると、うねの高さは、より高くなると同時に、うねと畝の間の通路が低くなってしまうでしょう。
そうなると、畝の幅を広くする必要がある。
別の場所から土を運ぶ必要もある。だったら、最初からあまり高くしない方が無難というわけです。
土寄せが必要な野菜は、後のことを考えた高さで
以前わたしは、畝をかなり低くしたことがありました。メリットは、後で土寄せがしやすいから。
▼ うねを作らずに土寄せ
こんな感じに、最初から極端な高さ作らずに、大根が成長してから両端の土を掘って盛ればいいわけです。
もちろんケース・バイ・ケース。水はけとかもありますしね。
大根の白い部分を「インするか・アウトするか」で変わるもの
そして他にも土寄せする意味があったりします。
「どんな大根を目指すのか?」によって畝の高さが変わるでしょう。
というのも、さっきも言いましたが、大根は成長するに連れ白い部分が土からニョキニョキ伸びるから。
- 大根の白い部分が土から出てるか?
- 土にもぐってるのか?
それによって白い部分に対する日の当たり方が変わります。
そうなると、身が緑色になって、皮が厚くかたくなり、みずみずしさも減る場合もある。
その結果、味や食感に違いが出たりします。
大根の『部分』を使い分けて料理する
大根は場所によって状態がちいます。
- 上部=甘い=おろす・サラダ・ステック
- 中部=甘み&辛味=煮物・ステーキ
- 下部=辛い&すじがある=漬物・味噌汁
秋まき大根ということは、収穫する時期は冬。
大根おろしで使うよりも、鍋やおでんなどの煮物だと思います。
3. 種まき=『すじまき』の方が合理的
大根の種まきのセオリー
「大根のタネのまき方」を調べると、
- 株間を開ける
- 点蒔きにする
身を太らすため・栄養を取り合わない様に大根と大根の間をつくり、株間を開けたことによって、その場所で1つの苗を選別するため、点蒔きが考えらたのでしょう。
結局は間引くから筋蒔きでもOK
今回わたしは点蒔きと筋蒔きで栽培してます。その経験から「効率よい収穫」と言う問が生まれました。
そこでわかったのは、「別に点蒔きじゃなくてもイイ」という答えです。
今回インスタントに作った畝と、余ったタネを「これでもか!」とまいたせいもあり、生え方にむらがありました。
売り物や、誰かにあげる訳じゃないのなら、形は悪いけど、調理すれば形は関係ないし、食べれば同じです。
もしタネが余ったら、試しに筋蒔きをやってみてはどうでしょう。
用は、自分に合った菜園を目指すこと。
これも家庭菜園を続けるポイントだとわたしは思います。
成長具合によってバランスが悪くなるデメリットもありえる
ただ、どのタネが最終的に残るのかは出たとこ勝負。
なのでもしかしたら大根同士がきれいな間隔にならないで、歯抜け状態になることもありそうです。
でもそれは「点蒔き」でも苗の選別を間違えば同じこと。
そうなると「どの大根の苗を残すのか」の目利きも、ダイコン栽培のポイントといえるでしょう。
次回の抱負
まだ試してませんが、次回にやってみたい「まき方」を思いつきました。
株間を開けずに点蒔きをすることです。
以上、個人的なダイコン栽培の気づきでした。
おわりに
後は収穫を待つのみです。
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