庭に植えてあるボックウッドの枝を使って挿し木してから2度目の春が来た。
知っての通り、鹿沼土に肥料成分はない。
このままだと、いくら待っても苗木は成長することはないだろう。
挿し木したボックスウッドの使い道が決まったので、遅いけど、苗木を大きく育てることにしよう。
▼前回の記事
一昨年の夏に挿し木開始〜1年8ヶ月経過した春。ビフォー・アフター
▼わたしはボックスウッドの挿し木を何度かやっていて、当挿し木達は3世代。
以下の画像は、今回の挿し木当時の様子と現在のビフォー・アフター。
▼ビフォー。2021/07/03
それと、他の挿し木苗達。今から2年前の様子。
▼アフター。2023/03/21
ほぼ生存している。
このままではこれ以上大きくなることはない。なので栄養のある土に植え替えることにしよう。
庭の土に肥料をブレンド。3号ポット→4号ポットに鉢増し
ボックスウッド用の土って何がいいのだろ。
理想は、通気性のいい「赤玉土」に、排水性のある「鹿沼土」と、成長のための「養分」がベスト。なのだろう。
でも今回わたしが挿し木用として使った土はオリジナル配合。
基本的に植木に使う土の配合するものとは、
- ベースになる土
- 養分になる腐葉土など
- 排水性のための鹿沼土など
をブレンドして作ればいいと思う。
なのでわたしは、メインは畑エリアから掘り出した土に、腐葉土と鹿沼土などを混ぜて作った。
もう1つは実験的に、排水性を高めるものとしてピートモス・バージョンも試すことにした。
▼ボックスウッドが生息する環境は日本に適しているので、考えすぎなくてもいい気がする。
自己流でボックスウッドの苗木用の土を作る
除草剤を使って成美された土とは違って、雑草や野菜なのどの生命サイクルをした土なので、悪い土じゃないと思う。
前回の記事の、挿し木ブルーベリーの鉢替えの当日に、当ボックスウッドも鉢替えしている。
鹿沼土を入れて混ぜ混ぜ。
続いて腐葉土を養分として配合。
栄養過多は良くないので、全体の2割になるイメージで。
排水性が足りなそうなので、去年、他の植物を挿し木したときに使った、鹿沼土と赤玉土を再利用。
赤玉土小粒で土を団粒構造にして、根の酸欠を防ぎ、空気の層を確保。
こんなものかなぁ・・
続いて4号ポット用意。洗ってないポットもあるが大丈夫だろう。
土漏れ防止と害虫の入り込み防止として、鉢底ネットをポットの底に敷いておく。(▲画像右隅)
鉢底にブレンド土を少し入れる。
根を崩さない様に移植
挿し木苗をポットから取り出してみることに。
鹿沼土だけだったはずが、上の方は、落ち葉が土の層になっていた。
鉢底ネットとして使ったキッチン三角コーナーネットが根に絡みついていた。
無理に取ろうとすると、土が崩れてしまうので、次からは触らずに植え替えすることに。
枝葉が大きい個体は根がしっかりしている印象。
ウォータースペースを確保した高さになる位置に置く。
ポットの隙間に土を入れる。
土の隙間を埋めるため、手で軽く圧をかけたり、ポットを持ち上げて、地面に軽くトントンした。
排水性の土としてピートモスを利用
土が足りなくなった。そして鹿沼土も残りわずか。なので今度は、水はけ土として試験的にピートモスを利用してみよう。
ちなみにピートモスは酸性の性質があるので、アルカリ性寄りの植物には適さない。大丈夫なのか少し不安。
そして、パーライトも入れることにした。
パーライト(黒曜石)は、水はけを良くしたり、根の状態改善剤として使われている。通気性を良くして、根腐れ防止効果があるそうだ。
とりあえず鉢替え終わり。
▼鹿沼土バージョン。
▼ピートモスバージョン。
2パターンで土入れ完了。
油かすを追肥して成長促進
続いて、成長促進のために追肥。
肥料は、効き目がゆっくりな「緩効性肥料」が良いらしいので、油かすを使うことに。
最後に水をかけて完了。
▼鹿沼土バージョン。
ピートモスバージョン。
忘れないように、ネームプレートを挿しておこう。
あとは植物の生命力に任せるのみ。
1つだけ小さく成った苗を鉢増しせず、そのまま育てることにした。
おわりに
市販されている土を使う方が再現性があると思うけど、庭の土を使うことで低予算で園芸を楽しめる。
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