高齢者の自宅に強盗が入って犯罪をおこす事件がニュースになっています。
かつての日本は3世代で暮らすことが支流でした。ところがいまは核家族化や若者が都市部に流れています。親と暮らさないことも少なくはない事情です。
もしお金や体力があったとしてもやはり不安ですよね。
犯罪にあわないための対策といえばガードマンをやとうことも方法の1つです。でも警備会社に頼るにはもちろんお金はかかります。
もっと根本的で有意義な方法って他にないのでしょうか。
犯罪が起きにくい環境は自分たちでつくりましょう
結論からいいますと、
「家」を開放をして犯罪対策にするのはどうでしょう。
たとえば、オープンガーデンです。
読んで字のごとく、庭を開放して誰でも気軽に見てもらえる様にするのです。
実際にオープンガーデンをイベントにしている街もあるようですよ?
おなじ趣味を持つ仲間が定期的に自分の家を訪れてくれるという状況とはどんな意味をもつのでしょうね。
もし「独身者」「子供たちが家を出ていった」「配偶者に先立たれてた」という様な独り身だったとしたら、人が来てくれる状況はすっごく安心だと思うのです。
まったく知らない人だとしても、その綺麗な庭に見とれてしまい足を止めてれるかも知れませんよ?
そして、草花が好きだったり庭いじりが趣味の人にとっては、自分の庭を誰かに見てもらえることが誇りにもなることでしょう。独りよりも大勢の人との方が楽しみも倍増するからです。
犯罪に影はつきものです
「えー?わたしの家をですか!!」と拒否反応をする気持ちはよーく分かります。
まったくの赤の他人が神聖なじぶんの領域に入ってくるのですから当然の心境でしょう。
でも、よくよく考えてみると分かると思うのですが、犯罪が起きやすい場合ってやはり、人が見ていないときの方が多い気がしませんか?
「万引き・空き巣・車上荒らし」の様な窃盗事件はもちろんのこと、痴漢やイジメなんかも人が見ていないところだったりします。
不法投棄にしても同じです。人気の少ない裏路地や、誰も通らない山奥にゴミは捨てられてしまいます。
なぜなら、お巡りさんに捕まりたくないし(刑罰)、捕まってからの生活にも影響が出るからです。(社会的制裁)
せっかくリスクを犯してまで手にれたモノなのに、捕まってしまったら割に合いませんからね。犯罪者にも大事な人がいるかも知れません。骨折り損です。
もちろん犯罪に巻き込まれないための方法はケース・バイ・ケースですし、「コレだけです」とも言い切ることは出来ません。
リスク対策にもリスク対策を
リスク対策の対策って何かといいますと、いくつか想定を考えてみましょう。
誰でも自由に出入り出来るという状況とは、小さな事件にあう可能性も想定できると思うのです。
たとえば「逆恨み」を持たれてしまうことです。
「わたしの庭が一番よ!」ってもし、街の中のトップ争いをしているガーデン仲間がいたときに、その一番になりたがりな人が注目されないとしたらどうでしょう。
そしてあなたの庭が街の広報誌の表紙を飾ったとしたら、もしかしたら、2番の人がヤキモチを焼くことも考えれますよね?
せっかく犯罪にあわないために庭を開放したのに、その庭を開放したことによって事件に巻き込まれては本末転倒です。
やり返したら怨恨に発展するケースもよくあるはなしですしね。
もちろん、「愉快犯」や「行き当たりばったり」の様な行きずり事件が起きる可能性は無きにしもあらずです。
では、誰でも気軽に庭に入れることに対して一体どうすればいいのでしょう。
無責任ですが、こたえは分かりません。
なぜなら人の性格や考え方が出来る要因は、人それぞれ生きてきた道のりや生まれ育った環境や持って生まれた遺伝子によって形成されるからです。
だったら庭を開放とかしないで、高い塀でも建てたり、頑丈な門を造ったり警備会社と契約した方がイイのでは?というのも分かります。
でも、先程も言った様に、外から中の様子を見れるようにした方のが、犯罪をしにくいと思うのです。
「(捕まるリスクを負ってまで事件を起こそう)とは犯罪者は思わない」という統計もあるからです。
仮に、もしだれかに意地悪をされたとしてもその行為をいつかはバレるでしょう。
あなたが集中すべきことは、やって来てくださるお客様の癒やしを考えることだけです。どんな噂がたとうと、正しいことをやり続ける人が嫌われる道理はありませんからね。
おわりに
花が咲く植物は昆虫たちの力をかりて子孫を増やしています。
「綺麗な花・甘い蜜・いい香り」に誘われて自然とちょうちょはやってきて勝手に仕事をしてくれるのです。
人間も同じだと思うのです。
「綺麗・いい気分・無料」に対して誰だってお得感になりますよね?自然と集まるものです。
与える思考が幸せを運んでくるのは、この世の原則だからなのでしょう。
ひょっとしたら、一杯のお茶のサービスが商売のきっかけになるかも知れませんよ?
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