なぜあなたは、切っても直ぐ伸びる樹が必要なのでしょう。
もしかしたら、
- 大きな木の下でバーベキュー
- イスに座ってティータイム
- 西日から部屋を守りたい
- けど、大きく成り過ぎるのは嫌だ
そんな人もいるかも知れません。
庭木は夏の強い日差しをさえぎって、日陰という空間をつくってくれる。
ところが木の種類によっては管理が面倒です。
葉や種が落ちたら掃除がもう大変。成長によって枝を切る作業もあったります。
「管理が辛いから切った」という話もよく聴く話。
そんな人に、便利な植木があるので紹介しちゃいます。
春から一気に急成長。切ってもまた直ぐ再生
どうですか?この樹。
葉っぱがピンクって、何かオシャレですよね?
これは『ネグンドカエデ・フラミンゴ』です。
洋風の庭にぴったりの植木ではないでしょうか。
ネグンドカエデ・フラミンゴは、もはや「木」ではなく「草」の様。なぜなら髪の毛と同じ様に、切ってもまた直ぐ生えてくるから。
なので自分の好きな高さになったら、躊躇(ちゅうちょ)なく、一気にバッサリと切っても大丈夫。
わたしは年に数回選定しています。
ポイントは、切る枝の根本が自分の手が届く高さを維持するように切ること。
理由は、その高さなら脚立が無くても枝切りが出来るから。
もし「高くしたい!」って人は、そのまま切らなければグングン伸びるでしょう。夏は木陰でお庭時間を楽しめます。
「お隣さんの窓と我が家の窓が丁度同じで、何か気まずい…」って人はピンポイントで使えます。
冬は枯れますが、春から秋にかけては、外から庭の目隠しにもなったりします。
初心者にとって「枝のせん定」は難しいですよね。
でもネグンドカエデフラミンゴは大丈夫。切りすぎてもまた直ぐに生えてきます。
自分好みにトリミングしてはどうでしょう。
フラミンゴの管理法は「特になし」
庭木の管理法を探せば、たくさんの「お手入れ術」が解ります。肥料とか水やりとか、さまざまな情報を知ることでしょう。
でもわたしは、これといって特別なにもしていません。
「のびたら切る」ただそれだけ。
夏の暑い日に水は与えています。でも追肥はまったくしていません。
植えてから10年。虫食いや病気もなく、毎年ピンクまじりの葉を見せてくれています。
たまに先祖返りした葉(真緑色)もありますけどね。
繰り返しますが、フラミンゴの一番のメリットは自分の好きな大きさに維持できること。
木は小さいと日陰になりません。大き過ぎると管理が大変です。
フラミンゴはそんなジレンマを解消してくれるでしょう。
フラミンゴのデメリット
「直ぐに伸びる」ということは同時に「枝をきる回数も増える」とことを意味します。
もし、刈り取った枝を置くスペースがなかったり、「ゴミ出しが面倒だ」という人にはマイナスかも知れません。
でもこの植物はあなたが想像する「枝」とは違ってスゴく軽く柔らかい品種です。
時間をかけて育った年輪深い枝とはちがい、フラミンゴの枝は水分が豊富。
枝は折れやすく、ノコギリやチェーンソーとかいりません。後処理は、他の樹木よりも比較的楽に出来るでしょう。
▼我が家のゴミ捨て場。
ネグンドカエデは大木へと成長する?
同種のネグンドカエデは年間、約、1.5m~2mまで成長し、やがて大木へと成長する。
という情報もありました。個人の狭い庭での栽培は不向きと言っています。
でも我が家のフラミンゴの成長は相変わらずの背丈です。
上に伸びた枝さえ切れば、何年経っても同じ大きさを維持できるはず。
この記事を書く現在、我が家は13年経ち、幹こそ太くなりましたが、大木とは無縁の太さに収まってます。
木の下は日陰になりやすい
フラミンゴは成長が早い植物です。6月にはグンと枝が急成長。
そうなると、木の下に植える植物には注意が必要です。
日光を必要とする植物にとってはフラミンゴはお邪魔虫。木の足元に日が当たるように考えて選定してください。
我が家のフラミンゴの下に植えてある宿根草はフラミンゴの葉をよけて、毎年、斜めに成長します。
植物は種類によっては日を浴びようと一生懸命。植える位置や、日陰で育つ種類を植えてあげましょう。
フラミンゴの木の下に植える植物は?
半日陰の植物を選んではどうでしょう。
画像の通り、我が家では「シダ」や「アイビー」系を植えています。
「半日陰でも育つ植物」で検索すれば見つかります。
▼放って置くとツルが伸び広がってモジャモジャ。これも管理が必要です。年に一度バッサリと刈り込むだけで、コツはいりません。
⇒アイビーの茂みを大胆にカット!長期的に手間いらずな庭を目指してみた
おわりに
庭木を植えるポイントは、その植えた木の未来の成長と、自分の将来を照らし合わせることが大事です。あなた好みの庭をデザインしてください。
▼ネグンドカ・エデフラミンゴは挿し木できます。
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