既成概念を追うよりも、自分に合うスタイルで続けることが大事

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嵐の前に取り込めばいい

家庭菜園でトマトを収穫して、ふと想った話です。

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トマトは青いうちに収穫し、室内で成熟を待つ

タイトル通り、トマトは青いうちに収穫して置くと、そのうち赤くなり美味しく食べられます。

7月29日に収穫

「新聞紙にくるんで置く」と以前テレビで観たことがありますが、約一週間キッチンカウンターの上にそのまま放置。

8月5日(8日後)の状態

写真では分かりにくいかと思いますが、もっと赤いです。こうなったら冷蔵庫で保存し、冷やして食べると思いの外美味しくなりました。(^O^)

★★★

「私はいままで何をやっていたのだろう・・」と想うことがあります。それは、トマト栽培において、既成概念にとらわれていたことです。

既成概念とは、美味しいトマトを作るには「水は敵。雨から実を守り、土の乾燥を意識する」こと。一般的な知識とマニュアルを参考にしていたことです。

確かに水を切る処置で傷の無い甘いトマトが作れるのでしょう。けど私は農家ではありません。食べるのは自分とその家族達。そこまでの精度を求める必要もなかったのです。

そして、その方法にこだわりに比重を置くと、上手く出来ない自分にいらだち、完璧な作品を作ることへの面倒から、挫折してしまう要因にもなりました。

わたしは「畑で赤く実ってから収穫するものだ。なぜならその方が美味しくなるからだ」と思い込んだ結果、「食べられないトマト栽培をしていた」と言う何とも本末転倒な落ちでした。

ほとんどのトマトを駄目にして、数%の甘いトマトのみを収穫することです。

これでは何のための家庭菜園なのかわかりません。形も綺麗で最高に甘いトマトにこだわるよりも、「食べられる物に仕上げる」のが目指すべき場所でした。

つまり何でもそうですが、人によって価値は違うし、自分の用が足りればそれでイイのです。

★★★

トマトの実は「これ以上大きくならないサイズの緑色」になると、そこから赤く熟し、収穫を待つ流れです。

面白いことに緑色の時期のトマトは比較的、ヒビや虫食いも少ないです。もしそのまま何も無ければ立派な形に成熟していくことでしょう。

だったら、赤くなり始める前の「まだ世間からの攻撃にさらされる前の段階」で、家という安全な場所に環境を移してあげる。後はトマト自身の力によって、ちゃんと赤く成ってくれます。

屋根付きのベランダが無いのなら、洗濯物は雨が降る前に取り込んで、部屋干しすればいいのです。

「これが私にとって一番自分らしいスタイルなんだなぁ・・」という気づきでした。

★★★

当初わたしはトマト栽培用にホームセンターで売っている簡易製のミニビニールハウスを買いました。雨風からトマトの実を守ってくれるお約束のアイテムです。

けど地面に突き刺した薄手の鉄パイプは強風によってあっけなく折れてしまうし、何年か使えばビニールは破れたり風化して使い物になりません。

本気でやるなら、数年で壊れる道具に投資するよりも、プロ仕様のビニールハウスが必要。けどそこまでしたくないのなら、トマト早採れ術で無難なトマトが食べられるのです。

普通な味わいのトマト

おわりに

当初は自分の手で育てた野菜を食べる喜びを知り、ちょっとした幸せを噛みしめる機会でした。

けど、たくさん採れ過ぎて余らせたり、もらってくれる人もいなくなれば作るモチベーションは上がりません。自然消滅です。

そして一度始めたことを途中で投げ出すことに罪悪感をいだき、近所の手前、やめられずな人もいると聞いています。「食べたい」と言うよりも「作らなきゃ」と、変な義務感でやらされていたのが正直なところです。

そんな過去もありながら、また始めたのは、『家庭菜園道』ではありませんが、畑を管理することで精神的な向上を目指し、その一方で新鮮な野菜がタダで頂けるメリットを改めて解る様になったからです。

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