「刈り取った芝草をダンボールに入れて置くと早く乾燥する」と、うわさで聞きました。水分が無くなれば軽くなりゴミとして出す人にとっては助かるのでしょう。
なので2通りの状況にして、レポートしてみます。
路地に積み上げる VS 物置にダンボール箱
今回わたしが設定した状況において、『どっちが、より、乾燥したのか?』を結論から言いますと、芝草を路地に積み上げて放置していた方でした。
実験期間と天候
- 期間=7月24日~8月4日=12日間
- 天候=長い梅雨開け直後。雨=ほぼ降らず。連日晴れの炎天下
実験してわかったこと
ダンボールの大きさにもよるし天候にもよりますが、真夏の直射日光に勝るものはありません。
「少しでも芝草を早く乾燥した状態にして、少しでも早くゴミ出ししたい」なら、草はダンボールに入れて物置がイイ。
「いやいや、時間はかかっても、より乾燥させたいです」な人は、山積みではく、なるべく平らにして外に野ざらしにする。
夏の夕立が無い特殊なケースではありますが、こんな実験結果となりました。
では、写真を撮りましたので、コンテンツとして見てみてください。
ダンボール編・スタート日
刈り取った芝草を小さなダンボール箱に詰めました。
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物置にて保管します。暑い空気は上に昇るので棚に置きました。
スタートから6日後
鮮やかだった緑色は薄れてきています。外側の草は早くも白くワラっぽくなりました。内側をほじってみると、だいぶ乾燥しています。
ダンボールをひっくり返して見ると、草の水分が下に集まっているのが分かります。イメージでは草の中心部に湿気が残ると思ってましたが、そうではなかってです。
なので今度はクルッと上下逆さまにして、しばらく置くことにします。大手通販サイトのロゴの反転です。
うわさでは草の水分をダンボールが吸い取るから早く乾燥すると聞きました。今回、炎天下 in 物置なので、ちょっと条件が違うかも知れません。
12日後
しっかりとダンボールの形に収まっています。思いの外、乾燥してない感じです。画像は撮りませんでしたが、草をかき混ぜて中を見ると、上部の草と同じ様な乾燥具合でした。
もし草食動物のエサとして保存するなら、丁度いい感じかも知れませんね。( ^ω^)
続いて、路地に放置した方を見てみましょう。
路地に山積み編・スタート日
日当たり良好な場所に30センチ位の高さで放置です。
スタートから6日後
正確には6日経つ前に既に表面は乾燥してました。連日続く猛暑日。水分は一気に蒸発したのでしょう。中をほじくって見ます。
外側とは打って変わり内側はむれむれ、ジメッとしています。発酵しそう。もし草を平らにバラまいて置いたら、乾燥が早まったかも知れません。
12日後
完全に乾燥しきってます。では中身をほじって見ましょう。
若干緑色が残ってはいるものの、ダンボール物置芝草とは比べ物にならないくらいにカラッカラ。
これは推測ですが、地面の湿気を遮断する「何か」があれば、もっと乾くのが早かったかも知れませんね。
以上、刈り取った芝草の乾燥具合の検証でした。ヽ(・ω・)/
おわりに
うわさの出し手としては、芝草をダンボールに入れて置くと早く乾燥したのは事実だったのでしょう。
ひょっとすると、住宅街とかで刈った芝をそのままにして置くスペースが無かったのか、あるいは、見栄えを気にしたのが切っ掛けかも知れません。
もし刈り取った日の週にゴミ出しするとしたら、路地放置よりもダンボール詰めの方が中まで乾きやすいです。刈り取って直ぐにビニール袋詰めするよりは軽くなることでしょう。
どっちにしても、こういった偶然から生まれる知恵とは人類の財産の様なもの。多くの人の暮らしが楽になる様にどんどんシェアしていきたいものです。
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