枝切りノコギリ1本で「太い枝」を切り落とす知恵

この記事は約4分で読めます。

  • 大きな樹をたくさん所有している
  • 太い枝を切る頻度が多い
  • 金はある!楽したい

ならチェーンソーがあった方がいいでしょう。

でもその逆だと買う気にはなりません。値段も安くはないし、年に数度じゃ宝の持ち腐れ。

買った電動工具を使いこなす人がどれ程いるのでしょうか。

だったら出来るとこまで人力でやっちゃいます!

 

■今回の樹の情報

  • 切った樹はシマトネリコ
  • 樹齢10年の一本立ちの枝
  • 直径約7cm(35缶サイズ)
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枝が太いと切れにくくなるのは「材質」と「重力」が関係している?を頭に入れて置く

細い枝はスパッと切れるけど、樹が太くなると切れにくいのは、

  • 樹の成長で中身がギュッとしまり硬くなる
  • 木の断面が広いとノコギリとの摩擦面が増える
  • 樹(枝)の重みでノコギリにブレーキがかかる

考えられるのは、こんなところでしょうか?

摩擦について

■絵左:横に伸びた枝

  • 切るほどに、樹自身の重みで切断面が広がる
  • ノコギリが入りやすい
  • 切るモチベーションを維持できる

難易度☆

 

■絵右:縦に伸びる樹

  • 切断箇所から上の重みが切断面にのしかかる
  • ノコギリが入りにくい
  • 疲れる
  • ゴールが見えない

難易度☆☆☆

 

▼前回の記事で切れ味がよくなった方法を書いています。機械用の潤滑油を使う方法です。

庭木の枝が太くノコギリでは辛い時でも疲労半減できた物

 

今回も同じ様にやりました。でも樹の太さ、硬さ、重力には敵いませんでしたよ・・

そんな訳で、新たな技を追加して置きます。

「木こり」が大きな樹を切り倒す方法で枝を切り落とす

最初から最後まで同じ切り口から刃を入れようとしても、途中で動きがにぶくなってしまうのは、摩擦があるからだとさっき言いました。

 

だったらノコギリが動きやすくなるために、

  1. 切り口を変える
  2. 隙間をつくる

この2つを取り入れて、何段階かに分けて樹を切っていけばいいんです。

木を「鉛筆の形」にして徐々に細くする

  1. 刃が入るまで水平に切り込む
  2. 「①」の斜め上の部分から「①」で切り込んだ所まで斜めに切り落とす
  3. この一連の動作を繰り返して樹の直径を細めていく

この方法なら一直線に切り込むよりも「力」を使いません。

 

場合によっては、このまま切り進めることも出来るケースもあります。

わたしは最初に三角の切り込みを入れた反対側にも同じような切り込みを入れました。

要は、切り始めと同じ様に切りやすくなればいいんです。

手でグイッと引っ張っても枝は折れなかったので、もう一面、三角の切り込みをいれることにします。上の画像の「⑤」正面。

 

ところが、樹上部の重みが⑤の三角の切れ込みに押しかかって、三角の木の破片がとれません。

ドライバーとハンマーで三角の部分を”もぎ取る”

切り込み口にドライバーを差し込んで、ハンマーで叩く「だるま落とし作戦」です。

とか、エグッたりしてみてください。

危ないので、どの方向へ樹が倒れるのかを考えてからやりましょう。

わたしの切り口の場合「手前」に倒れます。なので横の位置からやりましたよ。三脚の上での作業だったのでちょっと危機を感じました(;・∀・)

切り落とした断面

番号の順番通りに切っています。枝の下部はもぎれた部分です。

切り落としたら、がさばらない様に、小枝を切り落としました。

おわりに

この方法をひらめく前は、ひたすら時間と力をかけて枝切りをしてました。本当にアホらしかったと振り返っています。

 

我が家のシマトネリコは10年目。そろそろ人力での枝切りにも限界が来たと、チェーンソーが頭をよぎるところです。でも、この方法ならこの先も何とかなりそうな気もします。

 

それでも樹は樹の特性によって最大値まで伸びようとします。なるべく樹が太くならない様な剪定をしていこうと考えています。

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