家で1人留守番する子供の気持ちを考えてみた件

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どうしても子供を1人家に取り残した方が予定が回るケースはあるものです。

 

まだ小さな幼児を家に残して出かけるのは危険です。けど小学生にもなれば、お兄さんと呼ばれる年齢です。1人でいられるものです。

 

それでも子供は子供。その子の性格によって、とらえ方も変わるものです。

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子供を家に残して出かけるケースが増えてきた

わたしには部活にはげむ高校生の娘がいます。帰りは遅くなるし、朝も練習をしています。学校は家から遠いので、ことあるごとに妻が車で送り迎えをしています。

 

人気(ひとけ)のない暗い田舎道もあるし、歩道も無く、せまい道は危険です。

 

昭和人のわたしとしては「車で送迎なんて、けしからん!」と言いたいところだけど、いまはそういう時代なんだそうですよ。

 

実際、下校時間になると学校は親の車でごった返していました。年頃の女子校生。いまは昔では考えられない事件がおきています。時代に合っているのでしょう。

 

そうなると我が家では、下の息子が1人家に取り残されてしまう。こっちの安全はどうなのか?

 

男の子だし、鍵をしめて大人しくしていれば特に心配は無いとは思うけど、親としては少し気がかりです。

 

先日、わたしと息子が2人になるシチュエーションがありました。夜、妻も娘もいない家に外から帰宅。玄関ドアをしめた後、息子がカギをかけました。

 

「大丈夫だよ!お父さんがいるんだから・・」と、何ビビってんだ?的に息子に言いながら、しめたカギを開けさせませした。

 

ガチャガチャ!「チッ!カギ閉まってらぁ・・」

後で妻が帰ってきた時に、カギを開けるストレスを与えたくないのを優先に考えたからです。

 

後で、ふと思いました。

「もしかしたら、わたしがお風呂に入っている間、家に誰かが入ってきたらどうしよう・・」と、不安だったんじゃないのかと、

 

そう言えば私自身、子供の頃に1人で留守番をした過去があることを思い出してしまいます。

家の留守番をする小学生の気持ちってどうなのか

夜中に目覚めたら誰も居なかったことがある

幼稚園だったのか小1の頃だったかはよく覚えていませんが、夜中にふと目を覚まして周りを見たら誰もいないことがありました。

 

後で聞いたら「兄が熱を出して病院に行っていた」とのこと。ハッキリは覚えていませんが、いまでもその光景は覚えています。

 

「ぼくはバカで悪い子だから見捨てられたんだ」って思ったのかどうかは定かではないけど、恐怖として脳に刻まれたのは確かです。

 

子供は親なしでは生きられない。捨てられる恐怖はどんな子でも持っていると言われています。だからどんな親でも離れないでいるんです。

 

脳の錯覚なのか分かりませんが、自分が取り乱して泣いている様子を上から客観的に見ている映像として覚えています。本当に不思議です。

 

下校しても家に誰もいない件

「鍵っ子」という言葉がいまもあるのかは知りませんが、わたしは小3から数年間、自分で鍵の開け閉めをしていた時期がありました。

 

結論からいうと、これといって怖さを感じたことはないです。それが当たり前と思っていたのかも知れません。

 

でも大人になって当時のことを想うと、「よく子供1人にして平気だったよなぁ」って、自分の親に対して色々と考えてしまう・・

 

当時、我が家は引っ越しをしたり父親が仕事を変えたり母はパートに出ていた背景をいまふり返って考えると、何か共感できる。

 

共働きじゃないと生活できない事情があったのでしょう。仕方のないことだとよく理解できましたよ。(T_T)

 

わたしの様に、低学年のころから鍵っ子なら、まだよく分からない内に定着すれば1人に順応していくものです。

 

けど息子の場合はちがいます。過保護ではないけど、高学年になるまで1人で留守番する機会がほとんどありませんでした。

 

人は慣れる生き物なので、場数を踏んでもらって、強くなってもらうしかないでしょう。

そして強がっていても、内心は不安なことは前提として覚えて欲しいものです。

おわりに

理由があって子供を1人にすることもあることでしょう。それは仕方がないことです。

 

1人にするのが悪ではなく、子供が1人の時に「何をするのか、何をしちゃダメなのか」の事前取り決め(約束)は教えて置くのは大事な教育です。

 

大それたことは言える立場じゃないけど、「もしもの場合」を想定した行動をしていきたいものです。

 

  • ご近所付き合いが出来ていれば、異変に気づいてもらえるし、子供は駆け込める
  • 子をあずかってくれる人間関係を普段からあちこち築いて置く

など、

  • 「何かあっても助けてもらえる」
  • 「何も置きない様にする処置」

は必要だと、あらためて思いましたよ。

エッセイ
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