日本の福祉制度が20年後も今の様に機能しているのでしょうか。人口が減れば税収も減り、年金支給が繰り上がる未来です。
自力で食べていける人なら心配はないでしょう。でも、そうでない人は老後、働くことを想定しないと食べていけません。
そのためには健康でいることが身を守る術ではないでしょうか。特に労働者は身体が資本です。
「酒は百薬の長」というのは遠い昔の話。飽食の時代にはミスマッチな格言です。
今まだ健康でいるからこそ晩酌の習慣を見直さなくてならないのです。これは未来の自分への投資と同じなのです。
「ちょっといい酒を少しだけたまに呑む」習慣で人生は変わる?
身近な人の影響はデカイ。自分の未来に気づかせてくれた人達
人って、一番近くにいる人、いつも一緒にいる人の影響を受けてしまうのは脳科学的にも分かっています。ミラーニューロンとか・・
わたしの会社は年配者が多い職場です。「酒見の直し」をはじめた当時わたしは30代中頃。影響を与えた人達は50代の人です。
普通に考えて、若い頃からずっと好き勝手に飲み食いしていれば40代にはその付けが来ます。そなると改善せざるを得ないでしょう。
たとえば健康診断で再検査になれば治療しないといけません。更に目、肩、腰・・身体の劣化が早まってしまう。つまり否応なしに健康祭りに参加しなくちゃならないってこと。
打って変わって当時わたしはまだ30代。健康オタクもプラスしてなのか、これといって悪いところは出てません。
それでも自分を変えたのは、身近な人の影響と、その人達を反面教師として「酒をひかえて見よう」と洗脳されたのかも知れませんね。ありがたいことです。
そんな理由もあって若い頃から何の疑問も持たずに続けてきた酒飲みについて色々と考える様になり、ついに年に数回程度までに持っていけました。
この記事を書く12年前の話です。
お酒と上手に付き合う術を真似ていた
「年の功」なのか「楽天家」なのか分かりませんが、良し悪しを区別せず、ストイックになり過ぎず、上手く自分を甘やかす方がストレスフリーな生き方になる様です。
「もしこれ以上ソレをやり続けると命の保証はできないよ」って医者に言われたら、その瞬間からソレをやめられるもの。
でも、そうじゃないのにゼロにはできません。一時的には出来ても、いつかリバウンドがあるものです。それが今、わたしが陥っている状態。
そうなると、酒と上手く付き合った方が結局はイイのですね。その方法が次に紹介する「いい酒を、たまに飲む」という飲み方です。
質を「ご褒美」にして酒を買う
わたしがその人から教わった酒の選び方があります。
量がある安い酒を買うなら、量は少なくても値段の高い方を選ぶこと。
「甲類」は体に良くないそうなので、なるべく甲乙ミックスの品種を選ぶこと。たとえ紙パックの酒だとしても、物によって良い品質(=美味い)もある知識です。
具体的にはワンカップを2本買うなら、量は減っても小瓶に入った純米や吟醸を選ぶ。焼酎なら「乙類」がまざったもの。
間違っても量が多く透明なペットボトルに入った激安焼酒なんかは絶対に買いません。味もなく、頭が痛くなるだけの消毒薬と同じだからです。
更に、第2第3ビールではなく、普通のビールか、プレミアムなグレードが高いのにしています。この時の贅沢感はたまりません。
もし毎日飲むとしたら安いのをまとめ買い。値段で買ってしまうことでしょう。なぜなら安いから。
紙パックの方が安いし量もあるし捨てやすいメリットもあります。けど、少し値段は上がるけど絶対的に高い方が美味しいです。
ただ「酔えばイイ」ではなく「今日は、どの蔵元を味わってみようか」など、楽しみも増えます。そうやって味わえるのです。
呑む頻度を落とした結果、わたしはアルコールの年間消費量が減りました。人によっては飲まなくてもいられる様になるかも知れません。
金銭的負担も減ります。値段を気にせず好きな銘柄を選べるのはほんと幸せです。
おわりに
酒はタバコと違い「百害あって一利なし」ではありません。上手に使えば人生を幸せに変えるアイテムです。とはいえ、飲み過ぎると人生を変えてしまう凶器にもなり得ます。
毎日飲むとなるとプリン体や糖質などが気になります。けど、たまになら気にすることもありません。そんなのよりも美味しさで選べてしまうのです。
週末だけ油ギトギト豚骨ラーメンを食べるのと、カップラーメンを365日食べ続けるのでは、どっちが身体にとってマイナスなのでしょう。
逆に言えば、毎日飲むからこそ、身体にイイものを選んで取らないと、その悪い物の影響を多く受けてしまうということです。
一見、損した様に見えるけど、目先の損得を捨て別の角度から眺めれば、そこにメリットはあります。
安いけど身体に良くない物を毎日摂取するよりも、少し高くても、出来るだけ内蔵の負担にならないお金の使い方が、将来自分を追い詰めない習慣なのです。
最後のその時まで、出来るだけ健康な身体でいることを考えた食生活を始めましょう。
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