HDLコレステロール値が高いのでネット検索で答えを見つけることにします。
LDL-Cは悪玉で、HDL-Cは善玉だから大丈夫と安心してはイケナイ
LDLコレステロールは悪玉菌、HDLコレステロールは善玉菌って言われていますよね。実際わたしの周りでも、日ごろ不摂生なタイプの人は、たいていLDL値が高い傾向にある感じです。
今回の健康診断の結果は以下の通り。血液検査【脂質】の過去3回分のデータです。
- 基準値=41~67
- 今回の数値=106
と結構オーバー。わたしはいつもHDLコレステロールが高い状態が続いています。
そして健診元からのコメントは以下の通り。
確かに13年前タバコを辞めてから、お菓子を食べる様になってしまったけど、食事はほぼ家飯。愛妻弁当で買い食いはたまにです。
それにわたしは毎晩晩酌はせず、気が向いたら飲むペースだったりもする。
ちなみに肝機能は極めて正常値。お酒に関する数値でご存知の「γ-GTP」もイイ状態だと思います。(´ε` )
てことは他に何か要因があるんじゃないのか、気になったので調べることにします。
高HDL-C血症の原因の1つとしてCETP欠損症が注目されている
まず、HDLとLDLについて調べてみます。すると、以下のことが分かりました。
HDL という容れものが細胞や動脈に溜まりすぎたコレステロールをのせて肝臓まで戻す最初の乗り物の役割を担うからなのです。このようにして HDL は動脈硬化を防ぐことから善玉コレステロールと呼ばれます。一方、血管にコレステロールを余分に溜め込ませてしまうのが悪玉と呼ばれる LDL です。
東邦大学医療センター
佐倉病院SAKURA Times 2014.07.10 第 75
号臨床検査部リンクPDF⇒HDL コレステロールは多いほど良い?
簡単な話、血液中にたまったゴミを処理場(肝臓)まで運ぶのが善玉で、そのゴミが悪玉な様ですね。
善玉多しってことは、掃除屋さんがイッパイいますよ!ってことなのか?それのどこが問題なのでしょうかね。
CETP欠損症になっているとHDL値が上がる
善玉コレステロールが多いほど動脈硬化になりにくいと言われています。かつて長寿者の
多い村で HDL 値も高い人も多かったと報告さた事実もあるそうです。いままでは・・
がしかし最近になって新た事実も分かってきた様です。
「血中 HDL コレステロール値が100mg/dl 以上の場合に HDL が高くなる」この症状をCETP 欠損症と呼んでいます。ちなみに日本人に多いそうですよ。
CETP とは別名コレステリルエステル転送蛋白。HDL に積んだ悪者を次の乗り物に移しかえる運転手。
CETP 欠損症になると、HDL(運搬役)が正常に働かず、運搬能力以上にコレステロールを積みすぎてしまい、その能力が低下してしまうのです。
「トラック運転手が何らかの事情によって荷物を過積載。結果、重すぎて走れない。善玉と言う名の走れないトラックをたくさん抱えた運送屋さん」って感じでしょうか?
その「何らかの事情」については以下の通りです。
CETPに影響を与える後天的因子として飲酒があります。慢性大量飲酒はCETP蛋白活性を低下させ、高HDL-C血症を呈します。
また、種々の薬剤(ステロイドホルモン、インスリン、フィブラート系薬剤、ニコチン酸、エストロゲン製剤、CoA還元酵素阻害剤)の投与や原発性胆汁性肝硬変、閉塞性肺疾患によってもHDL-C値が上昇します。
女性、やせ、菜食主義や運動などでも高値となりますが、HDL-C値が100mg/dLを超えた場合は上記の薬剤や疾患による二次性高HDL-C血症やCETP欠損症などの原発性高HDL-C血症が疑われます。
外部リンク⇒CRC グループ
まとめると、
- 慢性的に大量にお酒を飲む
- 何らかの薬剤と投与
- 女性・やせ・ベジタリアン・運動など
と言っています。
となると、わたしの場合は3番辺りが怪しそうですね。後は、遺伝も考えられると思います。
CETP 欠損症では狭心症の疑いもある?
CETP 欠損症の人は狭心症になる確率が高くなると言われています。
CETP 欠損症では狭心症などの血管病を患う頻度が低くないどころか高いという報告があります。CETP 遺伝子の変異の種類によって動脈硬化のなりやすさが違い、将来、狭心症を伴いやすい体質もあります。一方、 HDL が低いと動脈硬化が進展する ことは疫学調査から世界中で明らかです。
転記:東邦大学医療センター佐倉病院
そして先程、引用したサイトもプラスして置きます。
しかし最近になって、ーーー遺伝的に欠損するCETP欠損症では冠動脈疾患保有率が高いことが報告されています。(一部省略)
転記:CRCグループ
「狭心症」「冠動脈疾患」また新たなキーワードが出てきましたね。
狭心症・冠動脈疾患の流れ
狭心症と冠動脈疾患の流れはをネットで調べました。以下の通りです。
- 心臓を取り巻く血管の内側にコレステロールが蓄積する
- その結果、血管内がせまくなり、血液の量を減らしてしまう
- 十分な酸素や栄養を供給できなくなる
- 自覚症状としては、胸痛や胸部圧迫感となる
つまり、コレステロールが血管内に残っていると、その脂肪分が固まって血管内を狭くしてしまう。その保有者の可能性があるってこと。
まとめると
わたしの場合、LDL悪玉によってではなく、HDL善玉の運動機能の異常によって血管内を狭くする恐れがあるってことの様ですね。(つд⊂)エーン
やはり健診のコメントの言う通り、まずHDLが高い人が取り組むべきこととは、悪玉菌(血中の脂肪分)を減らして、出来るだけ、善玉菌(脂肪分の運び屋)に負担をかけないことなのでしょう。
そのためには脂肪分糖分は控えた方が良さそうです。
言い換えると、LDL値が高くHDL値が低い方がまだ自己努力で健康になれる道があるってこととも言えそうです。なぜなら、CETP欠損症という症状ではない可能性が残されているからです。
おわりに
以前のわたしはほぼジャンクフードは食べませんでした。しかしタバコを止め、断酒してからお菓子や甘い物を好む体質になっていたのです。
それそろ、本腰入れた方が良さそうですね。食べるこを調整するよりも動くことを選んでいますが、それだけでは間に合わないのかも知れません。┐(´д`)┌ヤレヤレ