結論からいうと、「軽いウエイトと自分の体重を駆使したトレーニング法より、重いウエイトを使う方が、やっぱイイよね」そんな話。
そして自分の体の変化を確認する方法として、「他人から見た印象」もあるとモチベーションになる。
ジムトレで身体が大きく成りだす
わたしは現在50歳。筋トレは今から20年前の30歳のころ、勤務地のトレーニングジムでやり始めた。
見た目は痩せ型ではあったけど、20代のころ仕事で重いものを運んでいたので細マッチョだった。
それがジムで重いウエイトを使って筋トレをするうちに、仮面ライダー的なボディに様変わり。
筋トレ時間は1時間。4・5年はみっちりやったと記憶している。
プロテインを飲む様になると、筋張っていた筋肉は丸くなってきた。
▼わたしが筋トレに目覚めた経緯など。
ジム通いと宅トレを不定期で継続
でも残業やジムを利用する人が増えたりなど、色々と理由もあって、ジム利用を断念した経緯がある。
それでも筋トレは辞められない。これはトレーニーあるあるだと思う。
なので不定期ではあるが、たまに短時間だけジムを利用したり、自宅で軽い筋トレは続けていた。
お部屋筋トレ。ダンベル+自重トレでマッチョ化を目指す
それが今から3年前に断酒を開始してから、筋トレも本格的に再開。
自宅に10キロのダンベルはあったので、自重トレと組み合わせた筋トレをするようになった。
10キロで何が出来るのか?と思うかも知れないが、正しいフォームの筋トレは意外と辛い。
そして重いウエイトを上げる=マッチョ化する。とは限らない。
なぜなら身体の全筋肉を使って持ち上げてしまう=力が分散するので。
結果的に各部位の効きが弱く、筋トレ効果が薄くなってしまうからだ。
なので狙った部位に効かすためには、狙った部位単体で持ち上がる重さを使うことが望ましい。(分割法の場合)
そうでないと、狙ってない他の筋肉が狙った筋肉を助けてしまうから。
10kgのダンベル+自重+多レップ数トレの限界
ところが筋肉は使うウエイトに慣れていく仕組みになっている。
回数を増やす法もあるので、まだ10キロが限界とはいえない。
しかしながら、回数を増やす=時間が必要。
わたしには他にもやりたいことがあるので、筋トレだけに時間は割けない。
それに過去に重いウエイトで身体が大きくなった実体験があるので、この方法を続ける気力が無くなっていた。
つまり重いウエイトを使った方が時短だし身体も楽で達成感がある。それに汗も少ない。
重いウエイトを上げた時に湧き出る高揚感
そして重いウエイトを上げたときに湧き上がる、達成感や心地よさも、また筋トレの醍醐味だったりもする。
実際、今から10年前、わたしが40過ぎてから筋トレを再開した動機はメンタルヘルスのためだった。
自律神経のバランスをとったり、運動はポジティブな気持ちにしてくれている。
でも既に10キロではセロトニン的なホルモンは出にくくなっていた。
やはり重いウエイトが恋しい。
身体の変化の確認は離れた位置から
そして筋トレの成果が出ているのかを確認することも必要だ。
自分を正確に客観視することは出来ないけど、自分の裸を直接見たり鏡を見たりする限り、満更でもないと自覚するまでになった。
スマホを片手で持ちながら自分に向けて撮った裸の画像を見るとデカく見えると思う。
でもそれは残念ながら錯覚。
近くの物が大きく見えてしまうスマホ・カメラマジック。
少し離れた場所から撮影すると、以前とシルエットの大きくは変わらなく、見違えるほどではない。
このままでは、今の身体のサイズを維持するだけ・・
フルエアロにして車体が大きくなった1.5リッター車じゃなく、ひとつクラス上の3リッターボディが欲しい。
コロナ規制解除されたジムを再利用
そんな訳で、15年ぶりにまた勤務地にあるジムの利用を決めた。
会社にあるジムということで、作業服で筋トレをする人もいる。わたしもその一人。
トレーニングウェアを持ち歩き着替えるのは面倒。
なので人が居ないであろう時間帯を選んでジムを利用していた。
ところがいつもの時間になっても人が居なくならない。休憩時間も終わってしまう。なので仕方なくジムに行くことにした。
ジムで出会う人に身体を褒められた
誰がいるのだろう。作業服だと気まずい。そう思いながら渋々、中に入ると、やはり知らない顔ぶれが黙々と筋トレ中。
流石に上下、作業服でトレーニングするのも気が引けたので、とりあえず上着だけ脱いでやることに。
ところがインナーはユニクロのエアリズム。しかも超チビTサイズ。肩周り(脇の下)はキツイ状態。
インナー色が白いせいで、身体のラインがもろに分かる状態。お姉系の人みたいで、少し恥ずかしかったが仕方ない。
ジムの隅の方にある場所で筋トレをしていたら、一人誰か近づいてきて来た。
わたしは横目でチラッと見ると、見覚えがある顔。
工場内の規則でヘルメットに保護メガネをかけているので素顔が分からない。
「あ!知ってるこの人」と思ったわたしの表情を見たその人は、
「・・ですよね?」と、わたしの名前は知らないけど、あなたですよね?というジェスチャー。
「筋トレやってたんですね」
「ちょっと家で・・」
そんな会話から始まったその後、わたしの身体を舐めるように見回しながら、「腕太くないですか?!」といってくれた。
確かにわたしの身体は締まっている。筋トレやってる人に見えるのだろう。
別の日にも同じ様にわたしの身体付きを見ながら目を丸くして「いやぁ・・かっこいい身体じゃないの〜?」と言ってきた。
服を着た姿はいまだに痩せ型。でもその時はTシャツ姿。脱いだときのギャップに驚いた様だ。
これは10キロのダンベル+自重トレをやり続けてきた結果でもある。
そしてこのトレーニング法はバルクアップしにくかったけど、かっこいい締まった身体づくりに繋がった。
つまり、やらないよりはよかった。
そうはいっても、やはりマッチョではないと、わたしは自覚している。裸でもシルエットはいまだに痩せ型のボクサー体型。
でもあの驚いた目。表情は、お世辞やおべっかではなく真顔。わたしには正直な感想に見えた。
誰もが「マッチョ=かっこいい」と思うのではなく、中には「細く締まった身体=かっこいい」と思う人もいることを知った出来事となった。
マッスルメモリーが発動していた
実はジム再開は、この人達に出会う2ヶ月前からだった。
以前ジム通いをしていた当時のベンチプレスのマックスは、体重56kgに対して80キロちょいを連続2回。
50kgを10レップ5セット。60kgだと10レップ3セットは挙げられたかな。
でもブランクがある現時点の自分にとって、バルクアップを目指す場合の正しいフォームだと40キロ辺りが妥当。
そして肩が怪我をしやすいので、重いウエイトは避けることにしている。
ジム再開から2ヶ月経過した今現在はセット数は少ないけど50kgでも出来るまでになった。
そして胸筋を大きくする場合ダンベルベンチがいいらしいので、ベンチは少しだけ、たまにやることに変えた。
他の部位もそれなりに上がる様にもなった。
それと連動する様に、お部屋筋トレをしたいたころよりも、身体がマッチョ化した実感がある。
たった2ヶ月。これは世にいう「マッスルメモリー」が発動したからではないだろうか。
マッスルメモリーとは、簡単にいうと、以前の筋肉の状態を身体が覚えてて、その状態へと時短で成れること。
これはスポーツや楽器演奏など、他の分野でも同じだと思う。
プロテインの量も増えた
お部屋筋トレで消費するカロリーに対してプロテインの適量を接種すると、わたしの場合、吹き出物が出来てしまう。
なのでスプーン3杯を推奨する商品の場合は1〜2杯まで。と、量を減らしていた。
でもジムで重いウエイトを上げる様になったので、メーカー推奨の量を飲むことにした。
それに以前よりもお腹が空くようにもなったので、ご飯のおかわりや、食事でタンパク質が足りなそうなときにもプロテインを飲むようにしている。
そのせいあってか分からないが、他人から見ても身体付きが変わることができたのかも知れない。
おわりに
記事の内容がちょっと自画自賛が入ってしまったけど、他人からの称賛も、何かを行う原動力になることが分かった。
もしかしたら、見た目が痩せているので、「コイツはガリガリだろう・・」という想像を裏切ったことが大きいのかも知れない。
どっちにしても筋トレが、わたしの変身願望を刺激していることに間違えない。
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