たくさん汗をかいた後に飲むビールは格別です。それはコーラでも同じこと。
けど過度なアルコールや糖分の摂取は、マッチョやアンチエイジングの目的者にとって、足を引っ張る行為なことが分かりました。
自分を戒めるため、書く効果によって、頭に叩き込むことにします。
筋トレ格言『やったら飲まない。やるなら飲まない』
肝臓の役割は「代謝・解毒・胆汁生成」
酒を飲むと「これは毒素だ!」となって肝臓が解毒しようとせっせと働くのはご存知の通り。
「ふん、そんなの知ってるよ」と思っても詳しくはわかりません。なので具体的な流れを改めて調べました。
体からアルコールがぬけるまで
- 酒を飲む → 胃や小腸から体内に吸収 → 肝臓に到達
- 酒はアルコール分解酵素によって有毒なアセトアルデヒドになる
- アセトアルデヒドは肝臓内のアルデヒド脱水素酵素によって酢酸へと変わる
- 酢酸は血液を通って筋肉・臓器など体全じゅうをめぐる
- 運ばれた酢酸はネルギーとして使われる
- エネルギーのゴミとして最後は、水(汗・尿)と二酸化炭素(口や体から出す呼気)に分解される
こんな感じでした。その他に、最適に体を維持するべく新陳代謝を行う重要な機関だといいうことです。
食べた物が筋肉になるまで
そしてこの一連の流れは一旦置いときまして、今度は食べた物が筋肉に変わる流れを改めて振り返って見ましょう。
- 肉・魚・豆などタンパク質を食べる
- けど、そのままでは筋肉を作り出す材料としては使えない
- 体内でアミノ酸へと分解され、肝臓に運ばれる
- アミノ酸は必要に応じて肝臓から体の各組織へと送られる
- 届いたアミノ酸から体に必要なタンパク質が合成される
つまり、「肉を食べる → 体内でアミノ酸にチェンジ → 筋肉になる」って話。
人とはタンパク質!
タンパク質とは筋肉だけではありません。髪・内蔵・お肌・血液など、体をつくるのに重要なもの。
人によって違ったり、医学的根拠はわかりませんが、これが世に言う「激しい筋トレ後プロテイン飲まないと頭ハゲる」って理由源なのでしょう。何か納得です。(^^ゞ
アミノ酸の豆知識
そしてアミノ酸の中には、ほとんど体内で作り出せない種類があって、これが良く耳にする必須アミノ酸。なので必須アミノ酸がふくまれた食材を食べるしかないと言います。
だからプロテインの中に必須アミノ酸が入っていたりするという分けです。別途でBCCAを飲むのも、その理由なんですね。
マッチョになる流れを要約すると
- 筋トレで筋組織の一部をぶっ壊す
- 必要な栄養と休養を与える
- 壊れた筋肉が修理され、前より少し能力upする
筋肥大が目的の場合、筋肉の修復によって「筋トレ前よりも少し大きくなる状態」がよく言われる超回復。「この重さを次は楽に持てる様に」と体をアップデートするわけです。
飲酒による他の悪影響
お酒を飲むとタンパク質の合成する機能が低下する
肝臓でタンパク質を合成させるには、もう一つ手段がありました。それが「テストステロン」という体内ホルモンです。睾丸で作られる男性ホルモンの生産を抑えてしますそうですよ。
アルコールは男らしいマッチョな体を妨げてしまうとは・・筋肉の合成率を下げるのと合わせて、Wで損する行為なのですね。
アルコールは筋肉を自分で食べてしまう行為
- お酒を飲む
- 脳から司令(副腎皮質刺激ホルモン)が出る
- 副腎皮質によって血中のコルチゾール値が上がる
- コルチゾールはタンパク質を分解して酒の解毒化に利用される
食べた肉や魚が体の維持に使われずに、酒を分解するのに使われてしまうってこと。そうなると、筋肉だけではなく、他の内臓や髪の毛や皮膚の再生にも影響が出るってこと。
しかも筋トレして筋肉を破壊して、ただでさえタンパク質が必要な状態です。飲酒とはタンパク質の無駄遣いといっても過言ではありません。┐(´д`)┌ヤレヤレ
なので酒はコルチゾールを分泌させ、自分を食ってしまう要因だと言えそうですね。
飲酒でトイレが近くなる
- 酒を飲む
- 利尿作用が働く
- アルコール分解に水分が使われる
- 水分として外に排出
- 体内の保水量が減る
- 水分は細胞に栄養を運ぶ要素。けど役目を果たせない
- 栄養運搬が滞る。筋肉の回復速度が落ちる
飲むとトイレが近くなるのはご存知の通り。栄養運搬する大切な水分を排出させてしまうアホな行為なのですね。
中間のまとめ
「筋トレ効果の最大化を考えるなら、筋トレした後に酒を飲むのは不合理だ!」の結論に至るのが正しいんじゃないかなぁと思います。
そして、美容に関して意識高い系のアラフォー世代以上の人は、更にアルコール摂取について知った方がイイ話がありました。
飲酒は体の老化を早めちゃう
お酒を飲む行為とは浦島太郎の玉手箱を開ける様な行為です。甘い時間を過ごしたツケは必ず回って来る、美しくも残酷なテーゼ。(;_;)
老化現象を早送りさせる要因の中に、アルコール摂取による体の「糖化」があると言われています。その流れは以下の通り、
- 大量の飲酒(糖分の摂取)
- 余った糖はエネルギーとして代謝されずに残る
- 糖質とタンパク質が結合(AGEs)
- 老化が加速
余分な糖がタンパク質とくっついてタンパク質を劣化させてしまう。ダメなタンパク質では正しい血肉を作れません。
肌のハリ・シミ・シワが増えるのは嫌ですよね。それを「体がこげつく」と表現されていて、例えるなら、玉子焼きに砂糖を入れて焼くと黒くこげる様な現象。
それはは、糖とタンパク質が体温でこがされ茶色質に変化するメイラード反応の一種。自分の経験則から見ても、それらしき人の顔色や肌質を見れば、なんとなく分かる様な気がします。
そして糖化とは美容だけではなく、マッスルボディを目指す人には大敵です。さぜなら前の章で語った様に、酒は筋肉合成の邪魔をするからです。
他にも血管や内蔵など、様々な部分をもむしばんでしまう負のトレンスフォーメイション。
とは言っても全てのアルコールが害なのではなく、種類や飲み方によってはプラスに作用するとも言われています。「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
確かにわたしの回りの人を見ても当てはまると思います。安酒を大量に晩酌する常習者や、お酒が飲めない甘党な人の見た目年齢は高い傾向にあるとしか思えない。
おわりに
「筋トレ後に酒」と調べたら様々な情報がありました。
筋トレして「筋肥大というドア」を開いても、摂取したタンパク質は酒の解毒につかわれてしまうし、解毒物質が足りなければ身を削ってアルコールを分解してしまう。
ただでさえ、筋トレ中には体内に蓄えてあるエネルギー物質が使われる化学反応が起きています。
せっかくのトレーニングを無駄にしなためには、壊した筋組織を修復するための栄養補給と休息を優先することが超回復を最大化することだと思いましたよ。
なので、『やったら飲まない。飲むならやらない』が無駄のないマッスルな道ではないでしょうか?