
体を大きするタイプのウェイトゲイナープロテインを辞めて、タンパク質多めの普通のプロテインに戻すことにした。
【心理学で問う】そのマッチョ願望とは本当に自分発なのか?
突然だが肉体美って、どんな体つきをいうのだろう。
筋肉マッチョ?スレンダー?中肉中背?人や時代や医学的な立場などによって賛否両論だと思う。
わたしは若い頃からずっと痩せている。やはり男なら、一度はたくましいボディーに憧れるものだ。
アニメならキン肉マン・北斗の拳・ドラゴンボールのキャラなど。俳優ではスタローン・シュワちゃん・ジャッキーチェーンなど、ちょっと古いけど、子供の頃、真似をした人もいると思う。
敵から自分や誰かを守ろうとする遺伝子によるものなのだろうか?
自分、ガリガリを目指してます!って人は稀だ。
そして世間では「メタボ・肥満はダメ」とういう風潮がある。
ところが、人は自分ではどうにもならないと、自分を正当化しようとする心理的作用(認知的不協和)が働く仕組みがある。
酸っぱいぶどうとキツネの話だ。つまり甘いぶどうが木に成っているがジャンプしてもとどかない。
そこでキツネは「あのぶどうは、どうせ酸っぱいに決まってる!」と自分に言いきかせ諦めること。
「タバコを辞めても、事故ったら早く死ぬよね」など。
わたしの職場は中年のメタボ社員が多く、お腹が出ている。みんなメタボはダメなことだとわかっているが、それを受け入れられない。
今年に入ってから、ジョギングや食事療法を取り入れて、痩せた同僚がいる。
いじられキャラなのもあり、メタボ社員は、ことあるごとに、その痩せた体型を小馬鹿にしだした。
その会話を隣で聞いているわたしへの当て付けでもある。だからこそ、その悔しさが筋トレの励みになっている、ありがたい言葉だ。
10年後、還暦になったわたしは、この人たちと、どれだけ差がつくのだろう。そう考えるとワクワクする(笑)
▼認知的不協和のはなし。

人は日々、同じキーワードを言われると、暗示にかかり、それに向かって動いてしまうことがある。
そんな理由から痩せていることがコンプレックスとなってしまったのだと思う。
どう見ても肥満体型なのに、他人から指摘され、はじめて自分が太っていることに気づいた人の話を聞くことがあるように。
そして人は、多数派に意見を合わせようとする心理状態がある。同調性バイアスが働いてしまうこと。
心理学者のアッシュがそんな実験をしている。
実験は、長さが違う3本の線、ABCをそれぞれ書いて、どの線が長いか、みんなに質問した。
本当はBが長いのに、Cと答えた人が多いと、「みんなと同じ」理由で、Cと答えてしまった話だ。
ここ最近、痩せコンプレックスの感情を思い返すと、自分から湧き上がる、自分発の思いじゃないことを考える様になった。
他人からの評価を恐れるあまり、太ろうとしていたことに気づいたのだ。
相手の術中にはまっただけだったことに目が覚めたという訳だ。
ヒトが成人した当時を思い返してみよう。ほとんどの人が痩せているはずだし、その体型が日本人の本来の姿。
普通に食べて、普通の人よりも、運動をしていて、痩せているってことは、その体が、その人にとって理想的な状態だったのだ。
▼アッシュの実験のはなし。

糖質メインから炭水化物メインのプロテンに戻す

プロテインには種類がある。以前わたしは、運動によって失った体力の回復や、身体作りが目的のプロテインを飲んでいた。
でも、体を大きくするプロテインに変えた。このプロテインは、タンパク質よりも糖質の比率が多い。
いまから20年近く前のアラサーの当時、ジムで重いウェイトで筋トレしていたころに飲んでいて、それなりの効果があった。
けど今はお部屋にて軽いダンベルと自重のみ。それだと、栄養の過剰摂取だと思っている中、今年の春の健康診断で、悪玉コレステロール値がオーバーに。
はっきりとした医学的根拠は不明だが、ストレスによる代謝異常だと思われるが、このプロテインもその要因だと思う。
つまりプロテインの成分がよくないというよりも、需要と供給がアンバランスになっている仮説が立つ。
自分の体質に合った進化を目指す
そして若い頃と違って加齢と共に、代謝が落ちるてくる中で、糖質を大量に摂取れば、体に悪影響が出るのは当然のこと。
そんな理由もあって、みっちり筋トレした後にだけ、プロテインを飲んでいた。
そして、「人は自分が成れるものに成ろうとする」本能がる。
わたしも自分なりに、必要であろう食事を摂取し、筋トレにはげんでいる。だがしかし、中々体は大きく成ってくれない。
そうなると、もう体を大きくすることに踏ん切りがつき、諦めるようにもなった。
それよりも、自分の体に合う進化した姿を目指そうと思いはじめた。
いくら告っても、付き合ってもらいえない相手を追いかけても何も始まらないように。
当面は体型維持や、腹筋を割ることを中心にトレーニングしていこうと思う。
それは本来、自分が持っている適正を生かすことでもある。
運動後のリカバリーは必要
10キロのダンベル2つと、自重を使ったお部屋トレではあるが、フォームや回数などを工夫すると、意外と体力を消耗する。特に下半身をやった直後は、ほっぺたがげっそり。
そして空腹で筋トレをすると、筋肉を分解してエネルギーに変えてしまい細く、カタぼってしまう。
更に筋トレで破壊された筋繊維を回復するためにも、それに見合った栄養を摂取する必要がある。
本当は、食事から摂取する方が理想的ではあるが、揃えるのはなかなか難しい。
そんなとき、プロテインの様な、お手軽なサプリはありがたい。
▼筋肉が細くなる「カタボリック」のはなし。

おわりに
そんなわたしも、メタボを受け入れられない同僚たちの様に、マッチョになってどうするの?と同じ様な心理状態になったのかも知れない。
人それぞれ、自分が成れる者を目指して進めばいいと思う。
「自分と違うやり方を攻撃するのは美しくない行為だと思う」というネットで見た言葉を思い出した。
わたしはメタボを否定してはいない。太っている=ふくよか・親みやすい・愛嬌がある・飢餓に強い。物事とは表裏一体。
自分の持つ資産の負の部分をデメリットだとは思わずに、ポジティブに生きていければ、こんな素晴らしいことはない。
自分は自分。相手は相手。人それぞれ。みんな違ってみんないいってやつだ。
そんな訳で、心身の健康と体型維持のため、筋トレとプロテインライフは継続していくことにしよう。
そしてこの流れだと、おそらく死ぬまで働くことになると思うので、健康寿命を伸ばすためにも、運動は欠かせない習慣だ。
もっと探してみる