ある日気がつくと、いつの間にか木が生えていることはあるものです。
力任せに引っ張っるも、根は広がっているから駆除できません。
根から掘り出そうと土をかき分けるにもスコップが入らない。
そんな人の手が入りにくい場所だと困りますよね。
そんなとき知ったのが、
木の幹にドリルで穴を開け、そこに除草剤の原液を流し込む方法です。
何とか根ごと取り除くことはできないか?
今回初めてなので実験もかねてやってみることにします。
この方法なら、ノコギリもチェーンソウも力も必要なく、安全に取り除けます。
樹に穴を開けて毒を流し込み枯れさせる流れ
余分な木はカット。出来るだけコンパクトに
そんなに太くない木ならならノコギリで幹や枝を切って置くといいかも知れません。
もしお隣さんの敷地にはみ出ているなら応急処置としてベター。
それに植物が枯れていく様子は、あまり未映えもよろしくないですしね。
「立ち枯れはよくない」という迷信もあるくらいなので、験担ぎ(げんかつぎ)の意味でも切って置いて損はないと思います。
充電式ドライバーとドリルの用意
このドリルは13年前くらの代物。
新築当時、日曜大工に憧れて買いました。
けど全くといっていいほど活躍してません。
ドリルも合わせて購入済み。よく使ったサイズのドリルは錆びています。
液体がこぼれない角度で幹に穴をあけて毒を流し込む[2021/5/10]
液体がこぼれない様な角度で穴を開けましょう。
液体が木に浸透するのに少し時間がかかるからです。
木が垂直な場合、切った断面の真上や、幹の斜め上から穴を開ければ液体がこぼれにくいです。
深さは出来るだけ深い方がベター。
樹を枯らすことが出来る薬を用意する
今回わたしは家にある除草剤を使いました。
「グリホサート」という分類です。
方法は、除草剤の原液を穴に直接流し込むだけ。
実際にやってみて思ったのは、穴は出来るだけ広く深くい方が液体をたくさん入れることができるということです。
ネットの情報だと、ラップでフタをするとか、水で薄めてじょうろで根に薬をかける方法もありました。
一度では枯れにくいので、何度か薬をつかう必要があるそうです。
実際、一度やってから数日後、木の様子を確認しましたが、枯れる気配はありませんでした。
何箇所も穴を開けた方が効率がいいかも知れませんね。やってみよと思います。
使用後のお手入れ
ドリルの隙間に詰まった樹のカスを取り除いて置くとドリルの錆防止になるでしょう。
薬剤を注入してから15日後の様子[2021/5/24]
この対象の木がある場所はわたしの生活エリアから見ると物置の裏。
死角にあるためわざわざ覗き込まないと見えない場所でした。
数日後に様子を見ても、一向に枯れる気配が無かったので、薬剤を一回だけ追加して置くことに。
最初の除草剤を注入してから丁度2週間目のある日、その木の様子を確認してみると、葉が枯れはじめてました。
地面から木を取り除く[2021/10/30]
毒を盛ってから度々、木を手で引っこ抜こうとしましたが、意外と抜けません。
あらから半年経ちました。
もういい加減根まで枯れただろと思い、木を引っこ抜くことに。
でも中々地面から抜けてくれない。
どうやら根の形状によって物置にぶつかり、抜けないと見ました。
このまま放って置けば木は分解され自然消滅するでしょう。
根の全体像に興味があったので確認することに。
仕方ないので、根を2ヶ所ノコギリでカット。
ようやく取り除くことができました。
根によって土の中は空洞化。地盤沈下は免れない
根が枯れる前に木を抜こうとグリグリしたとき、既に土が盛り上がり、
物置の基礎(コンクリートブロック)はぐらついてました。
今回、根を全部取り除くときは、更に土はフカフカに。
根を抜くということは、根が生えて広がった体積の分が失くなった状態。
つまり土の中は空洞化になった。
もしこれが自分の家だとしたら大変な事態になりそうです。
お隣さんの境界線は定期的な確認を!
今回、即行動に移しせたいきさつは、お隣さんとの会話からでした。
我が家の敷地から生えた木の枝がじゃまになったらしく、枝を少し切ったとの謝罪。
実は以前、その場所にいつの間にか小さな木が生えていることに気づいてましたが後回し。
まさかこんなに大きくなっているとは・・という流れです。
もっと早い段階で行動していれば、もしかしたら引っこ抜くことが出来たかも知れません。
自分にとって壁の向こう側とは「裏」だとしても、その向こう側にいる人から見れば「表」なのです。
そういう基本的な思いやりを学ぶ機会となったことを反省し、これからの人生に役立てていきたいと思いました。
おわりに
一度では枯れない場合はもう一度、除草剤をかけてみましょう。
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