泣くのを我慢するのはもったいない?「なぜ人は涙を流すのか」の理由を解説

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「これは泣いているんじゃない!目が汗をかいているだけだ」

と照れかくしのセリフを聞いたことがあります。

 

涙を流している人がそばにいると、つい、もらい泣きしてしまうことってないですか?

 

私は最近、娘の卒業式でウルッとしてしまいましたよ。

いったいこの気持って何なのでしょうか。

涙の理由と、涙の効果をちょっとだけ書いてみますね。

 

人が人に反応するのはなぜ?ミラーニューロンは人類には必要です

「何か返さなくっちゃ」と思ってしまうのは、人に何かをしてもらった時の気持ちです。それは、返報性の原理がはたらくからです。

 

ミラーニューロンは、同調行動のことです。

「何だかわからないけどやっちゃったよ」というような、相手の行動と同じ反応をしてしまうリアクションをいいます。

 

人の気持が自分に移ってしまうことってありませんか?

人は「共感」する能力があるからです。

 

元々人の脳は、自分1人だけのために機能するようにできてません。

人は生まれながら他の人の気持ちを感じ取れるようにできています。

 

「あれ?今日何か元気ないよね」

「今日はごきげんななめかも」

「職場で何かあったのかなぁ」

 

いつもとちがう雰囲気を敏感に感じ取れるよな仕組みが、心にセットアップされています。

 

人類は共同体を形成して生きのびてきた

大きなマンモスを捕まえたり、トラから子どもたちを守ったりするためには、

「みんないと一緒がいいんだよ」という経験からDNAにきざまれました。

 

私は基本的にひとりの方が落ち着きます。でも若い頃は集団行動が好きでした。というか、ひとりじゃ不安だったし、1人では何もできないタイプだからです。

でも、ひとりに慣れると案外気楽ですけどね。

 

そんな中、自分の失態によって、「一人ぼっち」になった経験があります。

 

「今からそっちに行ってもいい?」

なぜだか、人恋しくなってしまい、夜遅い時間帯だったのですが、いきなり友達の家に遊びにいったことがありましたよ。

 

今、わたしには家族がいます。

家に帰れば1人ではありません。もし、家族がいなかったとしたら、同じように、人を求めてどこかに行ってしまうのかも知れませんね。

 

感情は伝染する

パニック現象は、大勢の人たちが「そうだ」と思って行動したときに、ほかの人たちが

「そうなんだ」と思い込んでしまうことで発生します。

「みんながするこは正解だ」と思ってしまうと、正しい判断ができなくなってしまいます。

 

「A銀行は危ないらしい?」

うわさを信じた人たちによって、短期間に20億円ものお金が引き出されてしまった事実があります。

(豊川信用金庫事件・1973年)

 

こうした「人のデマ」から、冷静で正しい判断ができない状態(パニック)を引き起こしてしまったのです。

 

「トイレットペーパー騒動」も同じ年にありました。

オイルショックによる社会不安が、まちがった情報を広めてしまったことが原因です。

わたしたち、1972生の親世代のはなしですよね?

 

涙はこころの処方箋

人は悲しかったり、うれしかったり、感動したりすると、自然に涙が出てきます。人によっては「泣くことはよくないこと」と考える人もます。

 

つい「泣いてはイケない」と考えてしまうことがります。男だと特に、メンツを大事にするからです。

わたしも、「男は泣かない方がいい」って思ってます。やっぱり、カッコよくないですからね。

 

涙を我慢するのは、もったいない

長かったですが、ここで本題に入りますね。

 

泣くことによって健康になれるとしたらどうでしょう。

人は涙を流したあとはスッキリします。なぜなら、セロトニンというホルモンがでるからです。

セロトニンは自律神経を正常に整えてくれます。

 

  1. 「働け!」交感神経
  2. 「安め」副交感神経

 

この2つを使い分けて精神の安定を保っています。

自律神経のバランスがくずれると、人はまいってしまいます。

ストレスのかかった状態(交感神経)から、泣くことによってストレスから開放されるのは、副交感神経に変わるからです。

 

副交感神経は寝ている時や、リラックスしているときに出る癒やしホルモンです。だから、涙は流した方がいいという分けなんですね。

 

ストレスホルモンとはお友達

「悲しいとき」や「感動」の涙は、ストレスを消す効果が高いといわれています。

涙を流すことによって、緊張感、不安感、のようなネガティブな感情から開放してくれることはよく知られたはなしです。

 

人が辛い状態になれば、ストレスに負けないよに「頑張ろう」とするシステムが体に備わっています。

副腎脂質からコルチゾールが分泌さる反応を俗に「ストレスホルモン」といいます。聞いたことないでしょうか。

 

コルチゾールが増えるとどうなるの?

脳にある海馬の元気をなくしてしまい、記憶力が下ります。

「免疫力の低下」や「血糖値を上げてしまう」など、身体と脳が興奮して、夜、眠れなくなる作用もあります。

 

「負けないぞ!!」

コルチゾールがストレスをやっつけて、

「よく頑張ったね」

セロトニンがフォローって感じでしょうか。

 

詳しい諸説はあるようですが、

「泣いたあとスッキリした」と感じるのは、説明されなくても分かりますよね。

 

卒業式は感動でした

わたしの娘は今年、中学を卒業しました。こみ上げてくる涙を我慢しましたよ。

式の終わりに近づくと、生徒たちによる歌の合唱があります。

 

ピヤノって、ズルい楽器ですよね・・・

「ピヤノの音に勝てる楽器はない」と私は思っています。

 

わたしは音楽をほんの少しだけカジッたことがあります。オリジナルの音楽も作りました。

ギターの音を何層も重ねてアレンジしたり、複雑なメロディを駆使して、「これは名作」だと自負する曲も、バンドメンバーみんなでつくり上げました。

 

ところが、ギター・ベース・ドラム3つの楽器を使った曲よりも、たった1つのピアノの音にはかないません。何なのでしょう、あの

セ・ツ・ナ・イ・音色は・・・

 

 

そんなピアノの伴奏

もう学校行事に参加するこもない

こうやって、娘を撮影することもない

いまこの時は二度と無い

そう思うと、何かグッとこみ上げてしまいます。

 

そこまでは、まだが涙を我慢することはできました。が、

ひな壇で合唱する生徒たちの動画を撮影しようと、スマホごしに娘をアップしたときのことです。

「この行動、見覚えあるぞ?」

保育園の発表会を思い出してしまいました。

 

「そうだった、昔はこうやって、運動会や、お遊戯会のとき、ビデオ撮影してたっけか」

そう考えると、

「今中学生の娘だけど、まだ小さく幼かった子が、こんなに大きくなっちゃって・・・」と、感動してしまいましたよ。

もしかしたら、「変わってしまった娘に対しての寂しさ」もあるのかも知れません。

 

でも、何とか我慢できたのは、

身体を反らした無理な体制で撮影することによって、意識を身体の方へ向ける方法でごまかしたからです。

 

前の保護者の頭が撮影の邪魔です。座りながらだと、どうしても体制をくずさなくては上手く撮れなかったからです。

 

保護者の方々からすすり泣く声や、涙をぬぐう仕草。

共感脳の作用によって、私も、もらい泣きしそうになったのですが、何とか持ちこたえることができました。

 

おわりに

人は、自分も同じ立場にならなければ本当の気持ちは分かりません。

「ああ私の両親も、こんなことを考えたり、心配したりしていたんだなぁ」って親の気持ちを理解することができました。

子供の成長って本当に早い。

今回は、「いまこの瞬間を大事にしたい」と思う出来事になりましたよ。

 

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