三日坊主を卒業するコツは○○しないこと

この記事は約7分で読めます。

継続の道

結論からいいますと、

目標は黙って密かに公言しない方がイイ。

そんな内容になってます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

悩みからの開放という甘い罠

もしあなたが「何かを達成したい」まはた「何かを止めたい」と考えるなら、そのことを誰かに話すのはやめましょう。なぜなら、負のサイクルにおちいることもあるからです。

それとは逆に、「目標を人に話すと、”コミットメントと一貫性の法則”によって実現しやすくなる」説も、よく聞く方法です。

その心は、人は自分のとった態度を保とうとする性質があるから。つまり自分の発言を真っ当しようとする意味。

破れは信用を無くします。嘘つき呼ばわれされたくありません。それが原動力となり、目標達成のはげみとなる。それでもわたしは公言しな方がイイと思います。

 

ここで一つ考えてください。

人が目標をかかげる時ってどんな場合でしょうか。

たとえば「お金が欲しい」という目標を持つのは、お金が必要だからですよね。日々生活が困窮、欲しい物がある、将来が不安など理由は人それぞれ。

 

そして今この瞬間から始められることとして、「節約」が思いついたとします。

この時「私は節約するぞ!」と決意したとたん、あなたはどんな気持ちになりましたか?きっと「気分爽快」になりませんでしたか?

「よし!明日から自分でお弁当を作って会社に行く!」「同僚との飲み会はやめよう」などを想像するとワクワクするものです。

これは今まで「どうしようか・・」という悩みに対して一つ答えが出たからです。つまり悩みという雲を一瞬で晴れやかにする裏技ともいえます。

達成した気になるのが危険

ここまではよくある話だし、目標達成には具体的な手段は必要です。ただ「私は社長になる!」といっても社長にはれませんよね。

話を変えましょう。

 

いつも同僚と外ランチのあなたが自分で作ったお弁当を食べるとします。その同僚はどう思うのか。

もしかしたら、「へぇ~。弁当持ちにしたんだね」とコメントされることでしょう。その理由を聞かれることもあったりします。

 

そして大事なのはこの後。

「実は俺。今日から節約モード。朝早起きして毎日弁当を作るんだ!」など、つい節約生活を始めたのを他人に話してしまうかも知れません。

でもちょっと待ってください。それ、止めたほうがいいですよ?

なぜなら目標を他人に言うと、達成確率が下がるから。

やる気マインドには流れがある

弁当生活をはじめる流れの心理状態を説明すると、

 

  1. 最初は「それをやってみよう!」と思いつくとハッピーになる
  2. 実際にやってみると達成感でハッピーになる
  3. 次に「上手だね」人に褒められ、またハッピーになる

 

でも、もし今まで自炊もせず、朝はギリギリまで寝るタイプだとしたらどうなるのか。きっと辛いですよね。

しかも、お弁当づくりを始めた当初のあの感情は日に日に薄れていく。

 

さらに、一度、口に出してから、直ぐ止めるわけもいきません。そうなると弁当作りが義務となってしまう。

この「やらなくちゃ」から「やらされている」に変化して、益々やる気が失せる原因でもあるのです。

 

あなたが子供の頃、親に「早く宿題やりなさい!」とか「早く風呂は入れ!」って言われたとき、どう思いましたか?

「今やろうと思ったのに!」やる気が無くなった経験はなかったですか?そうなると面倒くさいし、精神的にも疲れます。

つまり、

 

  1. 最初はハッピー
  2. 次第に憂鬱(ゆううつ)
  3. 止めてしまう

 

となる流れもあり得るのです。

さらに目標を他人に言うと、達成確率が下がることは心理学の実験でも示されているそうですよ。

 

そしてさっき話した、「弁当持ちで節約する!」と思いついたあのハッピー感情もプラスされ、

まだ達成してないにも関わらず、それをやった気になってしまうから、継続する前に終わってしまう。

つまり、不安は解消されるので、実際に行動する意義がなくなってしまうのです。

 

わたし自身、これと同じ連鎖で断念を繰り返しています。心理学の実験云々ではなく、身を持って体験してるからこそこの記事を書いています。(^^)/

足を引っ張る批判者から自分のやる気を守る

信じたくはありませんが、人は「他人の幸せや、自分よりも上に行くことを良く思わない心理」を、少なからず持っています。

そこでショーペンハウアーの名言からニュアンとして説明します。

人が何か新しいことをし始めると、周りの人は大抵こうなるそうですよ。

 

  1. 最初、笑い者にする
  2. 次に、邪魔をする
  3. 最後は、それを受けれる

 

これは自分と変わらない自分に近い層の人が、自分達をさて置いて、別の今より良い世界に行ってしまう嫉妬心や、不公平感をいだくから。

そして、自分達とは違う生き方をするということは、自分達が否定された感もプラスされて、違和感を抱くもともいえます。

この「邪魔される」で断念せざるを得なくなることもあるのです。なぜなら日本人は同調圧力が大好きな村社会思考を持つ人種だから。

ここを乗り切るには、そもそも人に目標や夢を語らなければ、邪魔されることは無いのです。

 

対策としては、先程の弁当のケースでは、「借金があるとか子供の教育費で大変なんです」とか適当にあしらって置けばいいのです。マイナスの補填を強調する。

間違ってもプラスになる発言は控えるのが賢いです。

ダイエットなら「キレイになって彼氏作りたい」ではなく、「ドクターストップ」とでもいえば逆に応援されるかも知れません。

特に”他人が得をするのを許せないタイプ”には公言するのは避けましょう。

最悪のシナリオも

もし節約生活が起動にのれたならいいですが、いままでの習慣を変えるのは難しいこと。途中で挫折する流れも少なくはないハズです。

するとあなたはどんな気持ちになりましたか?きっと出来なかった自分を責めて、自暴自棄になったはず。

もしかしたら、節約の反動から浪費してしまうこともあったりします。ダイエットによくあるリバウンド作用です。

結果お金が無い状態になり、よけいにストレスをかかえてしまうのです。

そこからまた挑戦するならまだ良いけれど、脳は楽を考える機能を持っています。

「お小遣いの値上げしてもらおう」「お金だけが幸せじゃない」など自分に言い訳する人もでてきます。

ひどい場合、人によっては、悪いことでお金を稼ごうとさえ考えてしまう。そうなったら最悪です。

それでも公言したい人へ

どうしても公言しながら目標を継続したい!という人は、

 

  • 毎日SNSに活動をアップする。同じ仲間をつくってモチベーションを維持する
  • ブログや日記をつける。それを振り返って、自己達成感を味わう

 

ショーペンハウアーの言葉がいう様に、もしその活動が10年も続けば、誰だって認めざるを得ないこと間違いなし。

なぜなら人は言葉よりも行動を重視するからです。

そうなれば慣性の法則も働いて止められない。先程の一貫性の法則によって、他の分野にも広がっていくことでしょう。

とにかく、少なくとも自分の中で習慣になるまでは、目標を口に出さない方がイイ。

 

わたしも今までたくさん目標を掲げては破るを繰り返しています。

特に禁酒に関しては、駄目です。ここ最近では、半月くらい断酒に成功した頃に、「実は今日で酒やめて半月」と人に話したとたん、その夜に飲んでしまうのを繰り返しています。

やっぱり目標の継続は密かに進めるが正解ではないでしょうか。

おわりに

「今日から俺は!」と思うのは大事です。自分の決心は必要な要素ではありますが、それを口にすると、こういったリスクもあることをわたしは伝えたいのです。

「いや、そんなことは無いよ?社内でもまず目標宣言がセオリーだよ」それもよくあること。けどそれは仕事だからやれるのです。

この記事が何かの参考になれば幸いです。(*´ω`*)

コメント

タイトルとURLをコピーしました