美は一日にして成らず
誰が言ったのか分かりませんが、まさにその通りです。
いつもの食べ方をちょっと工夫するだけで、将来が変わるかも知れません。
人生100年時代。健康で長生きするためには、一体何をどうすればいいのでしょう。
同じ食事でも食べ方によって効果が違う?
私は食事に対して少しだけ、こだわりがあるタイプ。焼肉定食を食べるときのスタルで説明すると、
もし、定食のサラダにドレッシングがかかってないときは、「ナマ」で食べるのが私流の食べ方です。
「えッ?サラダにドレッシングをかけないの?」
なぜかというと、肉にたっぷりとタレがかかっているじゃないですか。
「そんな食べ方で美味しいの?」と言いたいのは分かります。
正直、ドレッシングをかけた方が美味しいです。
「味気ないおかず」のときは、ドレッシングをつかいますから。
この「味気ない場合」に、味付けをすることにヒントがあるんです。
プラス・マイナス・ゼロ思考
身体の立場になって想像すると結果的に、胃袋の中に焼肉定食が全部入って来るわけですよね?
何が言いたいのでしょう。
塩分は焼肉のタレの塩分で十分たりています。なのでドレッシングはいりません。
それなのにサラダにドレッシングをかけてしまっては、塩分を過剰にとることになってしまいますよね?
例:組み合わせ
✕ タレ+マヨ=塩イッパイ
◯ タレ+生サラダ=丁度いい
✕ おしるこ+まんじゅう=超甘い
◯ プラックコーヒー+ショートケーキ=丁度いい
✕ ツッコミ+ツッコミ=やかましい
◯ ボケ+ツッコミ=面白い
△ ボケ+ボケ=新しい(笑い)
つまり、一回の食事に対してトータルバランスを考えた組み合わせと配分を、自分で考えることが大事。
健康は自分で選ぶしかないんですよね。
トータルを考えるとは?
私には、ラーメン屋さんでの食べ方があります。
ラーメンと餃子を注文したら、餃子に醤油はつけません。
これも健康オタク行動にもとづいた思考が働くからです。
餃子本来の味もわかります。タレでごまかせないから、お店の味がダイレクトに分かってします。
ラーメンにはスープ。塩分はスープで十分です。なのに餃子にまで醤油を使ったら塩分の過剰摂取です。
「そのままでは味気ない」そんなとき私は「お酢」をつかいます。
お酢は消化を助けてくれます。殺菌効果や食欲も出してくれる優れものです。
醤油とお酢の塩分を調べましたよ
■大さじ一杯(15ml)当たり
ナトリウム=塩分
■ 醤油ナトリウム 975mg
■ お酢 140mg(食塩相当量)0.4g
- 醤油 975mg
- お酢 140mg
数字を見てもこれだけの差があるんですね。
美味しく食べるためのアイディア
もう一つの食べ方は「水餃子風スタル」です。
つまりラーメンのスープをタレ代わりに使う食べ方。
レンゲに餃子をちょこんとのせて、ラーメンのスープにひして食べると美味しいです。
味噌ラーメンはとくにオススメのスタイルですよ。
ただのラーメンと餃子ですが、味のバリエーションが増えて「何か得した感じ」になれます。
「水味噌ギョウザ」ってあるんですよ
水餃子は、私が若いころ通っていた居酒屋の思い出のメニュー。
水餃子のスープが味噌味でコッテリしています。若かった当時は、サッパリしたスープより満足感がありましたよ。
環境はすべての原因か?健康オタクに目覚めたのは家族の影響です
私は人と違いちょっと変わった食生活をしています。いわゆる健康オタクってやつです。
お陰様で44歳を過ぎたいままで、これと言った病気もなく、学生時代のスタイルをキープしています。
正直にいうと、痩せすぎです。本当は、太りたいくらい。
なぜ健康オタクになったの?
私の父は糖尿病でした。だから、母はカロリーを気にかけた料理を作ります。
- 「この料理はカロリーが高いでしょ?」
- 「甘いものを食べると糖尿になるからね」
- 「野菜をたくさんとりましょう」
その母の口癖の影響が、まだ子供だった私の無意識にすり込まれました。毎日言われ続けると、人はその気になってしまうものですからね。
健康は遺伝だけではない?
糖尿病は先天性と後天性の2種類があります。
「あなたは注意しないと糖尿になりますよ」と生まれた時から決まっているタイプもあれば、食べ過ぎや運動不足や、ストレスが原因で発症する人ともいるのです。
家庭習慣は立派な遺伝です
わたしの実家の料理の味付けに、「砂糖」は一切使いません。だから若い頃は甘い料理の味付けがすっごく苦手でした。
一方、妻の実家の味付けは、とても甘い味付けです。
「これって団子のタレじゃない?」いも煮なんかは和菓子のように甘く、とてもご飯のおかずとは思えません。最初はまったく食べられませんでした。
でも今では、その甘い味付けの良さも分かるようになり、逆に甘くないと物足りないくらいです。
糖尿家系のわたしにとって、ちょっとよくない好みに変わってしまいました。
そういえば、わたしが若い頃、はじめて外食でカツ丼を食べたときのこと。その甘い味付でに惚れ込んでしまい、定食屋さんに飽きるまで通いつめた覚えがあります。
「甘いはうまい」のです。
食習慣のちがいは人生の分岐点
確かなデータはありません。遺伝なのか分かりません。75歳を超えた母は、まったくの健康体です。
「どうだ?お母さん虫歯が一本も無いんだよ」「カチカチカッ」と歯を鳴らしながら健康自慢がいつもの口癖です。
「仕事、もう辞めたら?」高齢なのに、体を使ったアルバイトを続けています。友達とのつながりが好きだからです。
一方、妻の母は、たくさん持病を抱えてます。しかもわたしの母よりも一回りも年下です。
家事以外まったく体を動かさない習慣が原因で、最近、歩くことが困難です。もちろん、糖尿病を患っています。
- かたや砂糖禁止の環境は、糖尿病になる確率は低い
- かたや甘い味付けの環境は、糖尿病になる確率は上がる
このちがいは生きてく上で、すごく大きいですよ。
おわりに
「美味しい」の感情を優先するか、理性を効かせ頭で食べるのか。その選択が、人生の分かれ目になるでしょう。