「ギターの音作り」にとって弦の品質は、かなり重要だ。
弦が劣化すると音が悪くなる
わたしが今使っている弦の材質はニッケル製。そのせいか赤錆は出ない。弦の色はグレーっぽく変色する。
弦も通用よりも太いせいか伸びにくいので音も狂いにくい。なので前回は1年も弦交換しなかった。
そんな中、アンプを通した音がキレイじゃなくずっと悩んでいた。
You Tubeのチャンネルで、わたしが持つアンプの音を聴くと、どれもクリアー。配信者もこぞって絶賛している。
このギターが悪いのか、配線が古いのか、ピックアップを替えないとダメなのか、と。
ところが1年ぶりに弦交換して音を鳴らしてみるとその原因は、間違えなく弦が古いことによるものだった。
本当に驚いた。弦が新しいだけで、こんなにも音に違いが出るのかと。
とくに「歪んだ音」は劇的に改善された。
そんな訳で、弦のクオリティを出来るだけ維持する目的で今回始めて潤滑剤を購入した流れになっている。
ギター潤滑剤(スプレー)を使ってみて分かったこと
今回購入した潤滑剤はこれ。
理由は色々あるけど、昔友達が使っていた記憶があったので。
弦を磨くギタークロスが無い
ギタークロスが無かったので、古着(Tシャツ)を使うことにした。
指板磨きに用意したものが残っていたので。
潤滑スプレーの使い方を模索
まず潤滑スプレーの印象は、バンドメンバーのギター勢が練習前、弦に向かって直接吹き付けていた。
わたしは化学物質アレルギーだし気管支が強くないので、スプレーしたものを吸い込みたくない。
そんなこともあり念のためと、ネット検索してみると、
- ギタークロス(布)に潤滑剤を吹き付けてから弦を磨く
- 指板と弦の間に(布)を敷いてから潤滑剤を吹き付ける
- 弦をつまんで磨く
など、弦に直接吹きかけない方法を推奨していた。
なのでそれに習ってひとまず、2通りやってみることに。
潤滑剤は外で布にスプレーして使う
まずはギターと布と潤滑剤を持って部屋の外のベランダに出る。
そしてスプレーを吹きかけた布で弦を拭くことに。
潤滑剤をスプレーした布で弦をつまんで弦の裏側を磨こうにも、それは出来なかった。
もしやるなら弦を緩めないとできにくい。とくにネックに近いフレットの場所は。
潤滑剤は揮発性が高いせいか、思ったよりも布は湿らない。なので数秒スプレーしたものを弦に潤滑剤をこすりつけた。
この方法だと弦の裏側は磨けない。
そこで布を弦の下に敷いてから、布にスプレーし、布を横にスライドさせて弦の裏側を磨いてみた。
ナットに一番近い1フレットはキツキツ。面倒でも弦を緩めた方が作業性は上がるのだろう。
スプレーはボディーに吹きかかる
実際にこの方法で弦にスプレーしてみると、ボディに潤滑剤が吹きかかってしまった。
仕方なく布で拭き拭きするも、油は落ちない。
そこで息をㇵ〜っと吹きかけてから布でゴシゴシしたら油は見えなくなった。
もしボディを汚したくない人は、ボディに布などでカバーしてからやった方がいい。
でもそのせいか、ゴシゴシしたところ(6弦寄りのネックに接しているボディ)が鏡面化したように見える。
潤滑剤は金属パーツにも使える
当潤滑剤は金属パーツの保護艶出しにも使えるそうだ。
なのでペグ・ブリッジ・ロックナット・ボリュームつまみ(金属製)・などもついでに軽く磨いた。
おわりに
弦交換して10日以上経過。
1〜3弦の指で触る部分は、既に光沢がなくなって色がグレー化。
本当は弦交換のタイミングでスプレーしていれば、弦の劣化が分かりやすかったかな。
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