10年以上前にギターを大人買いしてから、色々あって断念していたが、長らく足踏みしていたギター生活を再開。
やはりギターアンプが無いと何も始まらない。というわけで、いまの自分にぴったりなギターアンプを購入した。
【エレキギター】メタル系の音作りは難しいよね
わたしがエレキギターに出会ったのは中3のとき。友人が買ったギターを弾かせてもらった時だ。
その友人が当時人気だったバンドのイントロを弾いて見せてくれた。簡単なフレーズだったので、初心者でも弾けるとのことで、弾き方を教えてれたことがきっかけ。
アンプを繋いでない生の音だったけど、ものすごく感動した記憶はいまでも忘れない。
エレキギターの魅力は知っての通り、アンプから出されるその音。ゲインを上げると音がギャーっと歪んだり、リバーブを使うと、音がお風呂場の中の様に反響したりもする。
それだけでも驚くべきことだったけど、エフェクターにはワクワクしたもんだ。
ディストーション・コンプレッサー・ディレー・コーラスなど駆使して、自分が推すギターリストの音を目指して試行錯誤をしたと思う。
ギターの音がクリーンに近いほど、真似しやすいのだが、ロックやメタル系の場合、音を目一杯歪ませてしまいがちだったのではないだろうか。
そうるすと、どうしてもノイズが混じってしまい、綺麗な音にはならないのが落ち。
ノイズゲートをはさむと、ドルビー効果の様にこもってしうし、サスティーン(音の伸び)が悪く、何か物足りなさを感じてしまう。音作りって本当に難しいと感じたものだ。
後で知ったことだけど、プロは素人が考えるほど機械で音を歪ませてないらしい。左手で弦を弾くレガート奏法や、ピッキングの具合によって弦をかき鳴らして歪みを出すようだ。
しかしながら時代は変わり、たった1つのアンプだけで、驚くほどプロっぽい音を鳴らせる商品が発売されていた。
アンプにエフェクターを繋ぐ時代は終わっていた
もし「令和になってからギターを再開しよう!」と思い立った人が、70・80年代のギター小僧の発想だと、どんなギター環境を自宅に用意するのだろう。
そして、ギターの知識と情報が当時から、全くアップデートされてないとしたら恐らく、練習用アンプにエフェクターを繋ぐことを考えると思う。
アンプの音をクリーンに設定して、歪み系のエフェクター。ギターソロ用にディレイを装備。こんなとこではないだろうか。
当然、ギターアンプ・エフェクター・シールドなどを買うとなると、いくらかかるのか?の想像がつくことだろう。そうなると諦めてしまう人も少なくない。
ところが、もうずいぶん前から時代は変わっている。アンプにエフェクターの音が内蔵された、モデリングアンプというものが発売されていた。
これならエフェクターを1つづつ買い揃えなくても、音作りができてしまうのでコスパだ。わたしは使ったことが無いので、そのクオリティは語れないが、宅練用なら十分なはず。
そんなわたしも遂にギターアンプを購入することに決めた。
前回の記事にも書いたけど、ここでギターを再開しないと、絶対に後悔すると腑に落ちたからだ。
ずっと購入すべきか迷っていたが、さすがにアンプを通さないと楽しくないし、腕も上達することはない。
そして今回、購入したギターアンプの名は、Positive Grid Spark 40 ギターアンプ (ポジティブグリッド スパーク)。今話題なので知っている人もいると思う。
さきほど話したモデリングアンプから更に進化し、ネット経由で音作りができる代物だ。このアンプとスマホアプリとを繋ぐと音作りができてしまう。
しかも有名どころのアンプメーカーの音が30種類も再現されているのが最大の魅力。
もちろんエフェクターも40種類あるので、音作り沼にハマること間違え無し。
趣味嗜好やお財布のゆとり次第によっては、リアルのエフェクターや配線などをそろえたい人もいることだろう。
けどわたしの様に、バンドを組んでない人や、ギター環境にあまりお金をかけられない人や、音作りの前に、練習がメインの人には、当アンプは打って付けだと思う。
「今、この瞬間」を大事にする
そうはいっても、この先のことを考えると、購入をためらったことがあった。
1つ目は、もしバンドを組んだ時に、スタジオ入りを想定すると、エフェクターを買って置いた方が対応できるし、この先ずっと使えるので、長い目ではコスパなこと。
2つ目は、所詮はデジタルな音。ずっと聴いていれば、飽きてくるだろうし、偽物にも気づく日が来ると思う。ちょっと高くても、ミニ真空管アンプがいいのでは?
3つ目は、いづれ壊れてしまう日がやってくること。価格は40,400円。今の自分にとっては痛い額。値段は高くても、修理する価値がある物の方がいいのでは?
しかしながら、こだわればこだわる程、お金はかかるもの。
確かに、最終的に買う物を最初に購入した方がコスパなのだろう。だが物には段階がある。
いまのわたしにとって必要なアイテムは、6畳の部屋で、プロっぽい音が出て、十分な音量のアンプであること。それらが5万円以下でそろえられること。
当アンプ(スパーク40)は、その想いを叶えてくれるアイテムになりそうだ。
さっき記事で、「段階」といったが、当アンプは、部屋でひとりでギターを弾く環境から、世界に羽ばたける可能性も秘めていた。
リアルバンド活動からネット発信へ
ギターが上達し、人様に披露できる様なレベルに達したとき、このアンプにある機能が使える。
実はこのアンプをPCに繋ぐだけで録音できる様なソフトが内蔵されているらしい。
コピーしたいバンドの音源を流しながら、ギターを弾いて、それを録音することも可能だ。
他には、自分で弾いて録音したバッキングをアンプから流し、ギターソロなどを弾くのも楽しそうだ。
そういったものは本来は別に用意する必要があるそうだが、録音について、ほぼ素人のわたしには、何が必要なのか?分からない。だが、ただ繋ぐだけなら簡単だしコスパだと思う。
そして、自分なりのコンテンツを作製したら、今度はそれをネットにアップするのも楽しそうだ。
今までのセッションする方法は、リアルに会うしかなかったし、それが当然だったと思う。
もしかしたら、昔のバンド仲間とまた活動したいと思う人もいるかも知れない。
自分はバンドができる状態であっても、友人たちはそうとは限らない。
子育て期間や、仕事が忙しく時間が取れない。家族を養う立場なら趣味にお金を回せない人もいると思う。
わたしの場合は近所にスタジオがないことや、メンバーのスケジュール調整も厳しいこともあり、活動はフェイドアウトしている最中。
ひょっとすると、わたしは面倒くさい人なので、断捨離されたかも(笑)
けど、いまはネットを通して交流ができてしまう時代が来た。
もしかしたら、自分と同じ趣味嗜好を持った誰かと音楽の交流ができるかも知れない。
そしてネットを超えて、逆にリアルでの交流へとつながる可能性もある。
そう考えると、「どうせ独りでギター弾いてもねぇ・・・」という雑念も消え、未来へと希望が持てるから不思議。スパークは、そんなアンプだとわたしは感じた。
そしてギターリストとして実力がついたとき、自信を持って、メン募できることだろうし、逆に誘われるかも知れない。
おわりに
アンプレビューを書くつもりだったが、別のオチに着地してしまった。
とにかく毎日ギターを弾き殴っている。もうギター練習にメロメロ。ずっと弾いていたので正直ブログを書く時間が惜しいほど。
そしてわたしの様な機械音痴は、いきなり難しい装置を買うよりも、マルチタイプから入った方が解りやすそうだ。
▼ギターシールドケーブルを買い替えた件。
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