神社の賽銭箱に大金をお布施したり、ボランティアに大金を寄付すると、巡り巡って、富がもたらされるという話を本で読みました。
「無くなったところに、また、入ろうとする」宇宙の法則が作用するといわれているからです。
自分の大事なモノを人に与えると、どんな効果がもたらされるのでしょうか。
実際にやってみたので、その辺を書いてみます。
いままであったモノが無くなると「入るための行動」を再起する
人って不思議なもので、失ったものを取り返そうとする心理があるようです。
いままでの自分の状態に戻ろうとすること。
営業成績がいい社員を売上が悪い地区の担当に割り当てると、持っている力を発揮すことは当然です。
ところが、元々、売上が良い地区を担当させても伸び悩んでしまうこともあるそうです。
答えから言いますと、
その営業マンが「俺は月に10件顧客をGETできる人間だ」と思っているから、10件クリアーすると、「頑張るのをやめてしまう」というはなし。
言いかえれば、自分のレベルを維持しようと無意識に働いてしまう。いつもの状況になって満たされた。そんな自動達成装置が備わっているという理屈です。
今回この記事を書いたいきさつは、正にこの原理によって、わたしはココ最近、足踏みしていた信念の原点回帰。リセットできました。
家計のピンチに自分のへそくりを差し出した
約10年つかった我が家の「ある家電」がついに壊れてしまいます。時期は4月。運悪く来月は5月。税金やら支払いが一気に押し寄せてきます。
過去の自分たちの金遣いのツケによって財政はピンチ!お金はできるだけ残して置きたい心境です。
どうしたものか、と一瞬考えました。「買って変えないことはないし・・」妻は頭をかかえてている。
わたしはこの時「ピカッ」ひらめきました。
「自分のお金を渡そう」という発想です。
いつもなら、迷いに迷う優柔不断男のわたしです。100円のジュースですらケチる人間ですからね。
ところが、このときは違います。
「へそくり全部あげちゃおう」って思ったら、一点の迷いもなく、即行動に移せたのです。
どうせ持っていても、使えませんでした。「何があるのかわからない」という不安から、せっせと貯め込んでいたのでしょう。
もちろん打算もなく、もったいない感情も不思議と一切ありません。自分でも「瞳孔が開いてるんじゃない?」ってくらい目がぱっちりしていたと思います。
「何か誰かの役に立てた、チームのピンチを救って貢献できた」という”心地よい達成感”で胸いっぱいでしたよ。
もちろん、失ったお金とは、好きなことを我慢し、身を削って貯めたお金。
- 家族費(記念日にプレゼントなど)
- 自己投資費(本など)
- もしも費(消耗品や突発的な資金)
- ブログ費(サーバー・ドメイン代)
つまり、わたしにとっては絶対に必要なお金。
「また取り返してやる!」という熱い想いにかられている自分がいました。
そうなると、もう1円たりとも余計な無駄使いはできません。
「結果的に、これでよかった」と何か初心に帰ることができましたよ。
そして、ココ最近、ある程度貯まると、欲のはけ口にお金を無駄使いする様にもなっていました。
夢実現のために頑張ってきたのに、なぜか誘惑に負けてしまう。断捨離は、ここも変えるキッカケになるような気もします。
辛い時の脱線を「息抜き」と取るか「甘い誘惑と断ち切る」かで結果は変わる?
夢実現のためには「手放す選択」も重要な要素だとよくいいますよね?
たとえばあなたが、
- 「歌手になりたいな」
- 「マイホームを持ちたいよ」
- 「尊敬される人間になるんです」
など、夢や理想をもったとしましょう。
歌が上手になるための練習や、頑張って収入を上げたり、ボランティアに参加するなど、それになるためのプラスの行動をするのは当然の努力です。
人気のないラーメン屋さんなら、他のラーメンを食べてみる、接客を学ぶ、立地条件を見直すなど、足りないものを吸収すること。
わたしはブログを書きはじめた理由は、「会社に依存しない生活を手に入れたい」夢をもったから。
「自分の経験が同じ様な境遇の人たちの癒やしになるのでは?」とも考えたからです。
検索されたり読者を増やすには、まず、読まれなくてはなりません。
興味を持ってもらうには、疑問を解消するための情報や知識も必要です。時間を割いて行動に移したり、少ないお小遣いを切り崩して本などに投資しています。これがプラスの行動です。
ところがそんな熱い想いも、ブレることはよくある心境です。
いき奮闘していた最初のころは、ちょっとした成長が新鮮で、いままで出来なかったことが出来るようになるだけでも、ワクワクしたものでした。
ですが、成長は伸び悩み、なかなか芽が出ない。目に見える変化が直ぐに出ないことの方が多かったりもするでしょう。
そうなると努力が辛くなっていまう。
いままでの楽だった自分に戻ろうとしてしまう。
潜在意識(本心)は辛いことを実現しようとは思いません。脳は変化を嫌い、安定を望む習性があるからです。(自己防衛本能)
次第に甘えの感情からの誘惑にかられてしまう。「楽になるためにはどうすればいいのか」のこたえを探す行動のこと。
わたしが「人生を変えたい!」思い立ったときから手放したものとは、
- 毎日の晩酌
- 無駄使い
- テレビをダラダラ観る時間
- 残業時間
など。これは不本意ですが、「家族との団らん」も手放す結果になっています。
でも、「何かを手に入れるには失うものもある」「何かを極めるには、その道のプロになるための時間は必要」なのは当然の原理だと信じたからです。
そうすれば、一点集中できるでしょう。
ところが、思い描いた状況に中々なれなかったり、努力することが辛くなったり、本当にコレで合っているのか疑問をいだくと、
自分の考えを正当化するものを見つける行動をすることがあるものです。
- 「辛い時はやらなくてもいい」
- 「息抜きも成功のスキル」
- 「立ち止まる勇気を持とう」
そんな自分に都合のいい言い訳を探し、実践してしまう。
そして、お酒を頻繁に飲むようになりました。
本当はイケナイコトだと知っています。道草の習慣は、夢や目標の邪魔になることを本人が一番よくわかっているからです。
堂々巡りの無限ループによって、いまいる状態から抜け出せなくなったりもするでしょう。
そんな、自分の信念を思い出させてくれたのが、へそくりの断捨離でした。
そしていま、同じ額が貯まるまでは、何としても、無駄使いはできません。ブログ運営には絶対的に必要な資金源だからです。
おわりに
資金提供によって、新たな気持を取り戻すキッカケとなりました。
お金の断捨離とは、この言葉につきます。
まだまだ道のりはずっと先かも知れません。初心を維持する大事な効果を得ることが出来ましたよ。
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