トラブルに合いやすい人に共通することがあります。それは、トラブルにならないためのコトをしていないってこと。
「問題になったときに、どうするのか」の様な保険的な対処ではなく、将来、問題にならない様な対策を、日々コツコツとやっていないから。
「そんなこと言われなくても知っているよ!」と思いますよね。これも何かのご縁です。暇つぶしがてら、振り返ってみてくださいよ。
メンテンスにお金をかけるのは、ストレスから自由になるための一つの方法です。
「緊急じゃないけど重要なコト」にお金を使えば”失う恐怖”からストレスフリーに
未来への心配を少しでも減らす方法とは見出しの通り、緊急ではいけど重要なことをすること。ストレスフリーになるためのベースになるための大事な部分です。
これは、「7つの習慣」で有名な自己啓発本でいわれている考え方です。時間管理マトリックスで表にして分かりやすく書かれています。
わたしもこの本を読んだ当時は、”なぜいまの自分があるのか”を思い知らされちゃいましたよ。つまり原因があって結果がある。
7つの・・って聞くと、わたし世代だと「胸に7つの傷の男を探せー!!」をイメージしてしまいます。冗談はさて置き、簡単に説明してみます。
直ぐに結果が出ないことこそが実は重要だ
なぜ緊急なことが起こるのかを振り返ると、緊急な事態を自分がまねいているから。
なので、あとあと自分が困らない様な対策を、今すればいいってことを著者はいっています。
その前に著者がいう”第一の領域”の「緊急+重要」を著書から引用してみます。
- 締め切りのある仕事
- クレーム処理
- せっぱつまった問題
- 病気や事故
- 危機や災害
ん~どれも緊急事態ですよね。もしこんな状況になったら、何を置いても手をつけなくちゃダメでしょうね。
ドライバーは時間までに荷物を届けないと、お店は品切れです。お客様の声を無視し続けたら信用を失くすでしょう。ピンチです。
事故って足が折れてるのに会社に行ったら痛いです。放って置いたら足が曲がってしまうかも知れない。きっとみんな病院に行くんじゃないでしょうか。
話を変えて今度は”第二の領域”の「緊急でない+重要」をまたまた引用してみます。
- 人間関係づくり
- 健康維持
- 準備や計画
- リーダーシップ
- 真のレクリエーション
- 勉強や自己啓発
- 品質の改善
- エンパワーメント
どれも”いま直ぐにやらなくちゃいけないこと”ではないですよね?
■たとえば、
- 今日、同僚にあいさつをしなくても絶縁されることはない
- 朝ウォーキングをやり忘れたらあの世行きにはならない
- この一杯のこってりラーメンを食べた瞬間から体重100キロ超えてしまうこともない
- ヒット商品を生み出した。もうこれで一生安泰だ
■もしずっとこんな考えて過ごしていたらどうなってしまうのか。
1)自分の機嫌がよくないときはツンケン。調子いいときだけ「いい人」になっては、信用されないでしょう。そんな人がもし困ったときに誰かが助けてくれるのか。
2)筋トレに目覚めて一日だけ腹筋50回やっても腹筋は割れません。健康診断の前の日だけお酒をやめても肝機能は正常にはもどらない。
3)ダイエットも同じ。その一杯の積み重ねで体重は増えてしまう。
4)文明は日々発展している。現状維持とは衰退への道。自分はふつうにしていても、周りは進化している。置いてきぼりになってしまうだけ。
こうならないためには、日々の積み重ねが大事。やるべきことを継続してこそ結果が出るのがこの世の原則だからです。
信用は一日にしてならず
毎月決まった日にお金を返せなに人に銀行がお金を貸してくれるのか。日々コツコツとまっとうに生きているから信用されるのもの。
低所得のわたしが住宅ローンを組めたのは、勤務歴があって決まった日に決まったお金が入るから。安いながらも返せる見込みがあるからです。
大金を稼ぎ出す芸能人でも”お金を融資されにくい”と聞いたことがあります。サラリーマンとちがって、来月も来年も今と同じ収入がある保証がないからです。
なので、ストレスフリーになるためには「日々のコツコツがモノを言う」を、いま一度思い出してみること。
「このまま放って置くと、将来ヤバイくなるだろう」って分かっていることへの対策を日々の日課にするのみです。
いまの不安を消し、将来ストレスにならないようにするといいですよ。
おわりに
先日わたしは車のオイル交換時期を大幅に過ぎてからオイル交換をしました。お陰で不安が一つ消えました。
「別にいま交換しなくても、いま壊れることはない。燃費が悪くなるだけ。来月でもいいかなぁ」って先延ばしにしていたのです。
それと、オイル交換費を自分のおこづかいから出しました。
もし「いや、オイル交換とは遊ぶ金じゃなくメンテナンス費。だから家計から出すべきだ!」って考えていたとしたらどうなるのでしょう。
たしかにその通り。自分の好きなことにお金をつかえない人生では幸せを感じない。何のための人生か、それこそストレスの原因です。
自分の全てを犠牲にする生き方は、結局よくない連鎖を生むだけでした。そのツケは返ってくるでしょう。
でも、もしオイルが足りなくなってエンジンがパーになったら、えらい出費に変わります。エンジンは数十万円。オイルは数千円。危機的状況にならないための対策なんです。
もし車が趣味なら話も分かります。車をチューンナップしていればオイルも食うでしょう。ツーリングが趣味なら走行距離がのびるのは自分の責任です。自腹を切って当たり前。
でもほぼ通勤だけ。「俺が払うの?」って思うのはしょーがないと思います。家計からオイル代を出してもらっても、結局は家のお金が減ることには変わりない。
それでも、いまお金が足りないのはなぜなのか。自分の責任ではない状況もあるかと思います。不慮の事態はあるものですからね。
しかしながら、自分が金欠まねいてるとしたら、あなた自身が自分の人生の監督者になるって思い、自分の人生をコントロールしていこうって思うなら、そこにお金をかけましょう。
「何で俺の金?」って不満に思うからストレスになるんです。
将来、緊急事態にならないための対策費だと考えて、その料金を毎月小分けに貯金して置きましょう。必要になったらそのへそくりを少しだけ出せばイイんです。
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