決まった仕事をしながらアルバイトをすれば、少なからず本業に影響がでます。投資とはちがい、時間を切り売りした時給で働くからです。
お金をたくさん使うには、収入を増やすしありません。
どうしても欲しいものがあったり、借金がふくらんで、一定期間働くならモチベーションも続くでしょう。
でも、ほんの少しだけお金に困っているのなら、お金の使い方を見直したほうかまだ楽ですよ。
だって、頭や体を使わなくてもいいからです。ただ、お金の原則にしたがって生きるだけだからです。
「絶対無駄遣いはしないと決意すること」
「なんとなくお金を使わないこと」です。という内容は前回に話しました。
リンクお金の上手な使い方の基本の「き」は、いつものアレを変えることでした
何だか上から目線で説教されてるようです。気を損ねたらごめんなさいね。
でも、本当に大切な考え方なんです。以前、無駄遣いをしていた私だからこそ聞いて欲しいんですよ。
「じょうぶな箱」を用意する
「じょうぶな箱」とは、入ってくるお金が「もれない箱」をいいます。
何かを入れるためには、必ず入れ物が必要です。入れ物とは形ある物質だけではありません。考え方も立派な入れ物です。
「車を安全に運転したい」という思い(箱)を持って、始めて「安全に走るには?」という考え方を吸収できるのですね。
ちょっとマジメなたとえですが、そんな理屈です。
ひび割れたコップはもったいない
想像してくださいヒビが入ったコップを。
もし、ヒビの入ったコップを使って水を飲めば、ひびのスキ間から水はポタポタもれてしまいます。
そして、ひび割れたコップとは「無駄遣い」のことです。もう、お分かりでしょうが話を続けますね。
そうです。ヒビを入れているのは、無駄遣いをしている本人なんです。
壊れたコップを使って、乾いた喉をうるおすには、何回にもわけて水をのむか、コップの穴をふさいで飲むかありません。
「水が足りなくなるのは穴が開いているから」とは、お金の使い方に似ています
水道から出る水が、毎月決まった量しか出ないとしたらどうでしょう。
きっと考えて使います。命にかかわるから誰でも分かります。
「一滴でも無駄にしないためには、どうすればいいのか」を考えるしかありません。
決まった水の量を飲むためには、毎月の収入(水)をもらさないような、使い方(コップ)を持つ考え方が大事です。
たしかに、収入(水)を増やせば、たとえ穴の空いたコップでもたくさん使う(飲む)ことはできます。でも、効率的にはよくないです。
「あれ?いつの間にかなくなっちゃったよ」
知らず知らずもれていることに気づかないからです。
何だかパンクした自転車に空気を入れている行為と似ています。いくら頑張っても空気がぬけるのは、どこかに穴が開いてるからです。
そこをふさげば空気はもれませんよね?
「意味がない行動」をゲームにたとえると
戦いで失ったバイタリティーを復活させるためにリスクを負って、回復アイテムをわざわざ取りに行き、戻って来たら出発前と同じ戦闘力だった、なーんてことみたいですよね。
経験値を上げることも大事ですが、これは実社会のはなしです。疲れというマイナス要素として残ってしまいます。
その日の疲れがその日の内に回復すれば問題はありません。でも歳を重ねると若い頃のようにはいかないものだからです。
「今月の小遣いも残りわずかか・・・」を毎月、繰り返すだけです。
この「ダメなサイクルからぬけ出す考え方」を変えることが最初のステップです。じゃないと、
もし稼げたとしても、また、お金が必要になるからです。
なぜなら「元金という最初の実」を食べつくしてしまうからです。
「お金がない不満、いら立ち」
「もっと欲しい病」を少しでも減らすには、まず、いつもの習慣を見直してみるのです。
これができなくては不満をなくすことは絶対に無理です。もし、アルバイトで収入がふえても間違えなくまた貧乏に逆戻りします。それは、お金の使い方の基本(原則)を知らないからです。原則とはコップの理屈のことです。
ちょっとキツイいいましですが、誰でも節約思考になれます。くり返します。
計算が苦手で、どんぶり勘定な私でもできるからです。
「わたしはあなたを知りませんけど」といわれればそれまでですけどね。
いままでの行動を見直して新らたな出発をする
お金を使わない代用品を探しましょう。
でも、いままでお金をかけていたことをやめてケチになるのは、けっこう恥ずかしいのもです。
私は「ちょっとだけケチ生活」をはじめて、もう10年近くになります。それでも、
「これは恥ずかしいよなぁ」と尻込みすることもあります。
- 昼食は自前のお弁当
- 飲み物はポットに入れてくる
- 買い食いはしない
「休み時間だからジュースを買いに行こうよ」と同僚に誘われたとき、
「おういいね?新発売の缶コーヒー飲みたかったんだよね」と調子よく答えたくなります。
でも、お金に困っていない人と一緒になってお金を使い続ければ、お金はなくなってしまいます。
もし、あなたがお金に困ったとしても、結局、他人は責任をとってはくれません。
自分の人生ですから「みっともない」という感情は捨てて、人目を気にしないようにしましょうよ。
陰口をいわれようと、あなたの財布の中身は自分で守っていくしかないからです。
おわりに
わたしは若い頃、何の計画もなくお金を使っていました。
同じ会社のおじさん達は、自宅から弁当や水筒を持ってきて外でお金を使いません。
「世帯を持つって、何か、かわいそう」そう、哀れな眼差しでみていました。
でも、ようやく、あの頃のおじさん達の考え方を理解できましたよ。
「幸せ」だったんですよね?
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