収入が少ない人や貯金が無い人にとって車の購入とは、
その後の生き方を左右する重要な選択になります。
なぜなら、すっごく高い買い物だからです。
車以外にもお金は必要です。車の購入が生活の圧迫のきっかけになる場合も少なくないことです。出来ることなら安くしたい部分ではないでしょうか。
■記事の内容は、
2つの比較になっています。
どんな車の買い方が経済的なのでしょうね?
「車を選ぶ判断基準」を思いつくかぎり書いてみます。
人気がなく排気量の低い新車(新古車)を買う選択
メリット
人気の無い車を買う最大のメリットは、人気のある車に比べると値段が安いことです。
CMで放送される車種が「いい」って思うのは、人の心理がはたらくからです。
逆に、あまり知られない車種は、みんなが「いい」って思わない商品になる傾向にあります。
本来、車とは「移動手段」のはず。買う人のつかう用途に合っていれば問題ないものです。
人気がなくても新車は新車、誰にも乗られてない状態です。中古車とはちがいます。人気がない分、安く買うことができるのです。
「人によく見られたい感情」という呪文をかけなければ、新車のオーナーになれます。まさにお買い得というわけですよね。
維持費が安い
当たり前ですが、新車は中古車に比べて故障しにくいのもメリットです。すべての部品が新しいからです。
すべてが最新式です。メーカーはいい商品をつくろうと、さまざまな経験から技術をアップデートしています。それを体験することもできます。
技術は常に進歩している
「燃費」は車業界の最大のテーマ。技術の中の1つです。中古車にはない部分でもあります。
車の燃料費を節約できれば、中古車よりも値段が高くっても日々節約できる状態にもなります。しっかし計算するとどっちがお得なのかは分かりませんけどね。
修理費用にちがいはあるの?
もし車を修理するような事態になったことも考えてみましょう。
高級車の部品は「そうでない車」よりも値段が高い場合もあります。
「足回り(サスペンション)に不具合が起きた」となったとき、エアーサスペンションとスプリング式(コイル式)では修理の費用はちがいます。エアサスの方が高いです。
塗料だって同じです。それ相応の塗料で差をつけています。
軽自動車に乗ったことがある人なら塗装が薄いことは気づいてますよね?ちょっとしたキズで下地が見えますから。
塗装も値段が安い理由の1つになっています。なのでグレードが低い車種は、
「維持費が安い」につながっていくでしょう。
不人気車種でも新車は新車
当たり前ですが、新車なら誰も乗ってない状態です。中古車では味わえない、
「ディーラーで買ったという優越感」が持てます。
特典はあるの?
購入するメーカーや、その店舗によって、色々とイベントがあったりします。ディーラーで車を買うと定期的に広告が送られてくる。
それがいいのかどうかは別として、お客様あつかいはずっと続きます。
車を購入する時に「冬タイヤとか」何かサービスしてくれることもあります。
買ったあとも洗車をサービスしてくれるメーカーもあります。洗車が終わるのを待っているあいだ、お店の中でリッチな気分にひたれることでしょう。
もしかしたらプロの目が不具合を見つけてくれるかも知れません。
人によってはメリット
「今年も海に行こうぜ!」って仲間と観光する状況になったとしても、不人気な車種は安心です。なぜなら、目的に合ってない場合があるからです。
「車を出せよ」って言われない確率は高いはず、
もし若い年代なら、海で素敵な出会いが待っているかも知れません。
「え~何この車?ダサっ」ってなることも往々にしてあります。
ちょっと痛い結果です。でもガソリン代の節約にはなります。大人数が乗らない車なら尚更のことです。
デメリット
不人気の車を選ばない最大の理由は、満足度が低いことではないでしょうか。
車好きな人や、プライドが高い人にとって不人気車種は我慢大会です。なぜなら、本人が望む状態ではないからです。
「あ~やっぱり高くっても好きな車種がよかった・・」って後悔するかも知れません。
不人気な車の特徴とは、まず見た目がよろしくないです。時代に逆行した形状だったりもします。つまり流行りじゃない。だから安いのです。
車の人気色は白と黒です。中古市場を見ても白と黒は高く売っています。なぜなら同じ車種でも格段にちがいが出るからです。別物といってもいいくらい。
ということは、車好きにとってはデメリットになります。やっぱりカッコイイ車に乗りたですからね。
時代背景に合わないつくり
あなたの用途に合ってるか?何人のり、趣味は何ですか?
2017年現在「ワゴンタイプ」が流行りです。
自分以外の人はどうなの?
デートのときも想定できます。
「な~んだ・・子ベンツかよ」わたしが過ごしたバブル時代のはなしです。
当時「小型のベンツをバカにする女性の光景」の再現フィルムを見た記憶があります。高級感であることが時代背景でしたからね。
でも、今はコンパクトカーは人気です。価値は時代で変化します。
家族が嫌がる?
年頃の娘が通う学校への送迎を拒否されるかも知れません。
「ぼく、大きい車に乗りたいの!」って、小さい息子さんにいわれるかも知れません。
排気量が低い人気の無い中古車を買う選択
メリット
排気量が低い車の最大の魅力は、現金でも買えるほどの低価格にあります。
ローンという足かせがない分すっごく気楽です。
生きるために必要なことは車だけではありません。ほかにもお金をつかう場面はいっぱいあります。
維持費が安い?
あらためて言われなくっても分かります。でも言っちゃいます。
「燃費がいいこと」
「部品が安いこと」ですよね?
消耗品も安い
消耗品として代表されるパーツはタイヤです。安全のため定期的に買い換える必要があります。小さい車はタイヤも小さく値段も安い。経済的です。
大きなタイヤが買えなくて、中古タイヤを探す人もいます。どちらが本当の意味でお得なのでしょう。きちんと止まれるタイヤを買いたいものです。
車体が軽いと燃費がよくなります。各パーツはコンパクト、小さい分、安いのは当たり前です。
古いから故障するとはかぎらない?
古い車でも前のオーナーがレストアしていれば年式は関係なくなります。なぜなら、壊れる場所を新品に取りかえているからです。リセットされた状態ともいえます。
買い足す費用の削減
もともとの仕様によってオプションがついていたり、前のオーナーによって、後づけされたパーツやツールがついている場合もあります。
カーナビやアルミホイールなど、後から買うとお金がかかってしまいます。うれしい特典です。
ただし、アルミホイールに関しては注意が必要です。純正ホイールよりも大きめのサイズだったとしたら、タイヤサイズも大きく価格も高くなってしまいます。
タイヤサイズは、とても重要なことですよ!
デメリット
中古車を買う最大のデメリットは、
「壊れる確率高い」ことです。そして、
「いつ壊れるのかが分からない」ことでもあります。心配が常につきまといます。
壊れる場所によってデメリット指数はちがう
消耗品のような、ちょっとした部品は比較的安く直せます。数万円くらいなら、新車を買うよりも手頃な価格の中古車ならトータル的に安く維持できるでしょう。
中古車でも人気があって値段が高い車種は別ですよ?
ところが「エンジン」「ミッション」のような、大掛かりな部分がこわれたら厄介です。
修理するよりも交換した方がいい場合もあるらです。
はっきりとした値段は知りません。でも、ふつうに考えて、エンジンが数万円で買えないことは想像できます。
車を安く買えたとしても、ばく大な修理費になってしまったら節約の意味がありません。中古車を検討中の人にとって、修理費で一番迷うところではないでしょうか。
故障の連鎖がつづくかも?
車の部品のすべてが頑丈につくられている分けではありません。ゴムのような柔らかいパーツもたくさんあります。
ゴムは鉄に比べて劣化が早いもの。部品としての寿命が短いです。
「一か所ダメになる」ということは、別の場所もダメになっている可能性は高い状態を意味します。
「また部品交換か・・」って事態が続く可能性も高いです。古い車を買うということは、修理費も視野に入れるのは当たり前の想定になるでしょう。
中古車は購入状況によって、ちがいが出る
「市場的にも十分価値のある中古車」と、
「ただ同然の中古車」は、まったくの別物です。
「(年式)(走行距離)(事故歴)(どこで買うか)」が重要になってきます。
「壊れるかどうか」のかぎをにぎっているからです。
市場価値がある中古車を長く乗って費用をおさえるのか、
「本体がただ同然の中古車に車検代をプラスした価格の中古車を、故障したごとに、または、車検ごとに買い換えるのか」
つまり「壊れたら直さないで乗り捨てること」を繰り返すのか、様々な状況も判断材料として考えられます。
わたしは、程度がよく、安く、人気ない中古の軽自動車を買いました。
3年目で故障するハメになっています。でも、ちょとした消耗品だから「損をした」とはまだいえません。まだ未知数です。
まとめると
■中古車は、
1)壊れるかも知れない。
2)壊れないかも知れない。
■新車は、
1)高い値段をまちがえなく払わないかも知れない?
払わないかも知れない?
「かも」じゃないです。
絶対にそれなりの料金を、間違えなく払わなくちゃいけないですよね?
と、言うわけで、
「新車の購入」よりも、
「2つの選択肢がある(中古車)がトータル的にお得」という選択が当サイトの結論になります。
おわりに
最終的な判断って、自分が納得して買うことのような気がします。
いくら経済的な車だとしても、自分が「いやだな」って思って車に乗るのはストレスです。
車好きなら生活費の中で、ほかの部分を削って車に回すのも「あり」だと思います。
本当に車が好きだったとしたら、返済のために仕事をガンバレますからね。
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