人は誰かに価値を与える代わりとしてお金をもらえるのがこの世の原則です。当然、仕事をしなくてはお金は入りません。
でも貧しくなるのはそれだけではない法則があることもある様です。
もし直接の収入源を持たない人がいるとしたら、将来のためにいま出来ることって何かあるのでしょうか。
実質、お金を稼がなくても必要な人だった
そもそもなぜ働かずして家にいられるのでしょう。人には役割分担があるからです。
働くとは何も会社から給料をもらったり自営でお金ねを稼ぐだけではありません。家事も立派な職業の1つになっています。
映画やTV番組で働く人は画面に移っているタレントだけではありません。制作スタッフが見えない裏で支えています。
プロスポーツ選手の奥さんは夫の健康管理に試行錯誤し、ベストを尽くせる様に日々努力してます。
そして実質お金を生み出していないこの人も、同じ様に家族にとってはかけがえのない、頼りになる、必要な存在だったのです。
使うからまた入ってくる法則がある?
お金はつかうことでまた元の場所に戻ってくる習性があるといいます。
先に、それに見合ったエサをつけることで「より魚が釣れる確率」は上がります。投網は別として、針にエサをつけなくては魚は寄って来ないでしょう。
先に、お金をかけてサイト構成し記事を書くことでブログが成り立ちます。
「わたし面白いコト書けます」って頭で描いても、他人が見ることは出来ません。
「多少すり減っているタイヤだけどまだはける」と言って消耗したタイヤをはいてレースに勝てるのでしょうか。
つまり、「先に投資をすることで、より多くの可能性を実現できる」という意味です。
人のモチベーション維持に報酬は必要
家の稼ぎ頭1人として家計を支える程の収入があるのなら、一般的にはかなり頑張っているはずです。
休息なしにまた明日、人は働けないものです。
たしかにタフな人はどこにでも1人はいるものです。
わたしの知り合いだった人に、牛乳とアンパン一個だけを食べて働く変人がいました。別段、借金がある訳でもなく、「ただお金のためだけだった」と記憶しています。
とはいえ人はロボットではありません。しっかりと働きに見合った報酬がないと、また頑張れないように出来ています。
そんな疲れて家に帰って夕食のテーブルを見たとき、ドンと豪勢なメニューで食卓を飾ってあったとしたら、きっと、また明日も頑張ろうって思うことでしょう。
働き頭の本人も「オレ頑張ったよな」って自分の経済力を実感し、自信だってモテるはずです。
稼ぎ頭をサポートする側も、お金はまた入ってくるという学習から、安心してお金を使うことでしょう。
これが一番イイ経済効果だと思うのです。
ところが、そんな好景気な状態をずっと維持できるほど世の中は甘くないのです。
状況の変化に対応できない
高い収入水準の安定した職業は世の中には多くはありません。当然、ガクッと収入が減ることもあるものです。
「ハイわかりました」いまこの瞬間から金使いを制限できるのは稀な人です。ほとんどの人がいままでの感覚で生活していくでしょう。
お金の価値観を知るのって、自分が働いた対価の報酬に対して学ぶものですよね?
例えば、すっごく暑い夏の炎天下で重い荷物を運んだとします。もし、その給料が時給600円だったとしたら貴重です。きっとそのお金を大事に思うことでしょう。
ぎゃくに、拾ったお金や抽選でGETした商品やギャンブルで当てたお金って、粗末につかってしまいがちです。
「悪銭身につかず(Easy Come Easy Go)」簡単に得たものは失いやすいという意味のことわざです。
もし人気TV番組が打ち切りになったとしたら、きっと一番ガッカリするのって、番組レギューラーや司会をやっていた芸能人だと思うのです。
たしかに番組スタッフと一丸となって仲良くワイワイやっていた番組もありました。(とんねるず/野猿)
でもスタッフは一番組だけが仕事では無いはずです。その番組が終了しても新しい番組造りが仕事になるはずですからね。(社員は安定している)
つまりプレーヤーとはちがい思い入れや本気度が低いのでは?と思うのです。
何が言いたいのかというと
稼ぎ頭の本当の苦労を実体験してない(または忘れてしまった)から、お金を派手(または無知)に考えずしてつかってしまうのです。
収入が減ってしまったのに、収入が多いときと同じようにお金を使ってしまっては、当然、手元にお金は残りません。
「分かっちゃいるけどやめられない」(分かってない)状態の出来上がりという理由になったりします。
世の中の景気がよくない状況を人伝やニュースを見て知ってはいるものの、プレーヤーではない人には実感がないことが、より事態を悪化させている原因だといえるでしょう。
働きに出ないことのリスクは晩年追い打ちになる?
サポートする側になる人が、もし働きに出なかったとしたらとうなるのでしょう。
稼ぎ頭の収入が減ったのに、誰もお金を稼がないとしたら当然、家に入る収入は減額してしまいます。
しかし、厄介なのは収入が減ったことだけではありません。家にいるという状況を考えてみましょうよ。
光熱費はかかる
日本には四季があります。春や秋とはちがい夏と冬は部屋を適温にしないと居られません。
家計を考えて節約しているのならまだしも、浪費グセがあったり「何とか成るものだ」って、いまも尚、現実を受け入れられないのだとしたら、お金を垂れ流してしまうでしょう。
病気のリスクが高まる
家に居ながらにして自分をきちんと管理するのって本当にむずかしいものです。なぜなら、必要に迫られてはいないからです。
もし、お店のオープン時間が毎日適当な時間なら信用は無くなります。サラリーマンは決まった時間に会社へ行かないと給料はもらえません。
定年後、やることが見つからなく、ダラダラ過ごしている人が多いのが現状でしょう。
基本、外で働く人に比べて家にいる人の方が身体はつかうことは少ないと思います。
当然、身体は動かさないと筋肉を維持できません。骨を支える筋肉がおとろえれば腰痛などを引き起こし医療費がかかってしまいます。
食べて動かないことにより、糖尿病など様々な病気になるきっかけとなるのです。
なので、進んで自分の体調管理をやらないと健康を保てないでしょう。
おわりに
簡単に話しをまとめると、
収入が多い人とサポートする側の関係が成立した状態とは、その後、貧乏になる可能性を秘めています。
■その訳は、
- リッチだった頃の生活水準を続けてしまう
- サポート側が外に働きに出ない人になる
- 動かないと病気のリスクが高くなり医療費がかかる
という、負の遺産になることも考えられます。というか、そうなっています。
この内容はあくまでもほんの一例です。
なるべく早い段階で、いまの状況を受け入れ、考え方を改めれば、いくらでもそこからやり直すことは出来ます。
もしかしたら、過去、稼ぎ頭を支えるために人生を棒に振ってしまった人も中にはいることでしょう。
厳しいようですが、過去は過去。稼ぎ頭も同じように苦労しています。
いま収入を得られないサポート側の人が今できることは、できるだけ出費を出さないことしかないでしょう。
くれぐれもお互いの主張(オレが稼いだ金だ!わたしが支えたから!)というもめごとをしてはいけませんからね。
▼男女それぞれの立場に置きかえて読んで見て下さい。
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