突然ですが、
あなたは奥さんと上手くいってます?
最近めっきり会話がなくなったり、
ただ話しかけただけなのに喧嘩腰の返答。
これではどうしたらいいのか分からないですよね?
「おれ何かした?」って困ってしまいます。
ちょっとそれは危険信号です。
何か不仲になったきっかけがあれば原因に対しての対策もできます。しかし、何が原因なのかわからないという理由も少なくないはなしです。
男性と女性では脳のつくりがちがうといいます。原因は必ずあります。
女性がすべての家事をする時代はもう終わりました。
奥さんは家事や育児に旦那の世話。精神的にも追い込まれているかも知れません。共働きなら尚更です。
何をしてもダメな場合があります。
でも、すべては時が解決してくれるでしょう。
「期待するから腹が立つ」という言葉もあります。
一度は愛し合った仲です。相手に受け入れてもらうには「時間」は必要です。ここはじっくりと腰をすえて取り組んでいきましょう。
大きな一発を狙うより些細なことの数を増やす
もし「あなたは収入が少なくお金の自由がきかない人」だったとします。
お金を使ったプレゼントに対して奥さんは「ありがとう」「わたしのために頑張ってくれた」って、その気持を感じてくれるかも知れません。
「きっと少ないお小遣いをやりくりしてくれたんだなぁ」って分かるからです。お金の自由がある人では効果は半減します。我慢という苦労がないからです。
しかし、そのプレゼント効果はそれ一回かぎりで終わるでしょう。
なぜならプレゼントが「物」だからです。
しばらくするといつもの日常がやってきます。家事が楽になるプレゼントを送ったとしても同じです。日がたてば当たり前になるのが人の心理だからです。
「何をすればいいの?」って思ってしまいます。
身近な人の気持ちを理解してない分けがない
もし奥さんに家事を任せっきりだとしたら、まずは「自分のことは自分でやる」ことからはじめてみましょう。これが一番です。
子育てが楽になるのは、「こども自身が自分で出来ることの数が増える」からです。それと同じ効果があります。
「やっと旦那も成長した」という安心感という効果を与えて、妻との関係をよくするのです。
では、いったい何をしたらいいのでしょうね?
あなたにとって不利なこと、簡単ではないことを継続することが効果的です。
あなたは会社から帰ってきたときが一番疲れている状態です。
その「疲れている状態での行動」に効果があります。
たとえば、記事の冒頭でいったように、
「妻に対して何か協力してあげよう」って考えて「お金の力」を使ったとします。
いまの時代、お金を払えば世の中には様々なサービスが存在します。
家事代行業を利用する。たまには家族や夫婦で外食をする。食器洗い機をプレゼントして家事の負担をやわらげることもできる。お金はそんな力を持っています。
お金があるっていいですよね・・甲斐性があるってやつですか・・。
たしかに喜ぶことでしょう。
普段頑張っている妻に対してのねぎらいにもなりますからね。実際に家事が楽になるような商品があれば疲れ具合も変わってきます。あなたに対しての態度も変わるかも知れません。
でも、それって結局は、
「誰かに任せた」という行為とおなじです。そのお金は自分の家銀行から引き出される。何のために日々節約しているのでしょう。本末転倒です。
「お父さんへ。今日は家族で出かけるから遅くなります。お金はここに置いておきます。美味しいものでも食べに行ってください。」って書き置きが毎週つづいたら悲しいです。
「おれは会社でがんばっているんだ!」って怒ります。
気持ちの問題はすっごく大きいです。
奥さんはなぜ怒っているのでしょう
あなたは会社で一生懸命働いています。
重労働の現場だったり、上司や部下と反りが合わなかったり、理不尽なあつかいに我慢をしたり、と、家族のために頑張っていますよね?
疲れて帰って来たあなたに対して「家族が(お帰りなさい)の一言もなく、冷たい態度をされている」としたら、どんな気持ちになるのでしょう。
「お父さん今日も家族のために頑張ってきたんだぞ!」ことばにしなくても、内心思ってしいます。
わたしは仕事の都合で夜遅く帰宅するシフトがあります。
「何かつまむものないかなぁ」って冷蔵庫を開けて、食べるものが何もないと、カップラーメンや、ちょっとしたツマミをつくって食べることがあります。ため息が出る時もあります。
ところが、気の利いたつまみがあるとすっごく嬉しいです。
「わたしのために考えてくれたんだなぁ」ってうれしくなり、今日頑張った自分へのうねぎらいにもなります。
奥さんが家事をするのはそれと同じです。
だったら「自分がしてもらった嬉しいこと」をしてあげればいいんです。
あなたが欲しいのは「ちょっとした気遣い」ですよね?
奥さんも疲れています。
「手伝ってよ!」って言わないとしたら、もっと疲れているはず。奥さんの立場になって考えてみましょうよ。
「家事が当たり前」というあなたの態度が問題なのです。
感謝の気持ちを伝える行動はシンプルです
「わたしは理解しているよ」という気持ちを示すことが一番大事です。
「理解している」とは、「いつも家族の世話を頑張っている。大変な役回りをしてくれている」という事実を理解しているという意思表示です。
では具体的に何をしてあげればいいのでしょう。こたえはとてもシンプルです。
自分が出来る家事を率先して行うことです。
「え~何だそんなこと?」って思うことでしょう。でもこれにつきます。
ポイントは、
- 自分が出来る範囲のこと
- 妻がいない時に行動する
これで十分です。
例えば、共働きなら妻が帰ってからやるべき家事の負担を少なくしてあげる。
ちょっと考えてみましょう。
もしあなたが独身者だとします。帰宅してからどんな行動をしますか?
「晩ごはんを食べる」としたら、食事の用意をすることでしょう。
家族という共同体でも同じよう考えることです。
「食事の準備の手伝い」をしましょう。あなたにも何か出来ることはないですか?探してみましょう。
でも、食事を作れない旦那さんもいます。頑張って作って食材を台無しにしては意味がないです。自分が出来ない範囲の家事をするとかえって迷惑です。気持ちはわかります。時間帯的にも忙しいですよね?
食事の準備とは「ごはんを作ること」だけではないはずです。
もし、食器が流台に置きっぱなしだったとしたら、食器洗をすることです。
奥さんが食事の用意をしたときに、食器が無かったら洗う手間をかけてしまいます。後でまとめて洗うにしても、仕事量を減らす効果になります。
家路に帰ったら直ぐにお風呂に入る人もいるでしょう。
キレイな湯船に入るなら、湯船を洗わなくてはダメですよね?
もし、お風呂掃除してあったとしたら、ただお湯をはるだけの作業です。奥さんの家事を減らせます。
もし、ひとり暮らしをしているときに、誰がが家事を手伝ってくれたとしたら、すっごくうれしいですよね?
知らぬ間の行動は妻へのラブレターと同じ
わたしの妻は休むことなく毎日「愛妻弁当」を作ってくれています。毎日のことです。大変だと思います。
わたしも独身のとき自前で弁当を作ってましたからよーく分かります。面倒なときはコンビニですませることもありました。
が、いまは経済的に余裕がありません。弁当は欠かせない大事な習慣です。
自分でできることは「やる」
わたしは夜遅く帰るシフトの場合、帰宅したらすぐ弁当箱を洗うように心がけています。
もし、弁当箱を洗ってないと、翌日、朝洗う結果になるからです。
朝は主婦にとっては戦場です。共働きの人は、朝から洗濯機を回すでしょう。子供たちのしたくに大忙し。学校に送り出さなくてはいけません。
そんなとき、
「弁当箱を洗ってから弁当をつめる」のと、
「洗ってある弁当箱に中身をつめる」こと。
どちらが妻の仕事を減らせるのでしょうか。
もちろん洗ってある方です。
それは同時に、夫からのありがとうの答えにもなります。
小さなことをコツコツと毎日つづけることで信頼は回復できます。なぜなら、疲れている人が、関心を持って家事に参加してくれるからです。
慣れてきたら行動範囲を広げるポイント
くれぐれも、妻のセッティングを変えてはダメですよ?
なぜなら、物がどこに何があるのか分からない。使い勝手が変わることに戸惑うからです。
もし夫婦関係がよかったら、受け入れてくれるでしょう。でも不仲はそうはいきません。
「勝手なことしないでよ!」って怒られてしまうからです。
あなたが若い頃、勝手に自分の部屋を親に掃除された経験はありませんでしたか?
「あの本どこへやったの?!」
悪気はなく「よかれ」と思ってした掃除です。でも、それは「おせっかい」。
本当のサービスとは相手本位です。
サプライズを狙ったつもりが逆効果になってしまいます。反感を持たれては意味がないですからね。
「一生懸命やっているオレの気持ちをわかってよ!」という気持ちは押し付けでしかありません。
相手が「ありがとう」って思わない行為とは、すべて余計なことなのです。それをよーく考えることです。
わたしの経験談
わたしは今、自己改革に日夜奮闘中です。その中にあるのが掃除です。
当時わたしは、狂った様に家中を掃除してまわりました。掃除に集中すると現実を忘れることもできます。綺麗になるとスッキリできます。「何かいいコトした感」もあります。
整理整頓も学びました。服をハンガーにかける、玄関の靴の向きをそろえる、家事に積極的に参加するような、ささやかな習慣も身につきました。
物を整理する考え方はちょっとだけですが賢くなったような気がします。本当に、体重が減るほど掃除に明け暮れていましたよ。
でもやり過ぎたようです。妻に本気で怒られました。
そこから、自分目線ではなく、本当のサービスとは相手を考えること、
「まず相手の立場になって行動する」という基本行動を知ったのです。
おわりに
こどもはお母さんが一番です。
そして、お母さんの敵は子供の敵でもあります。母をイジメる人は悪い人という認識を持ちます。子供たちからも嫌われてしまうでしょう。
わたしは息子がまだ幼いころに言われたことばがあります。
「お父さんは何もしないんだから何か手伝わないとね」
こどもにとって見える世界には、
「家にいるわたしが全て」なのです。
「自分で出来る些細なことは自分でやる」ことからはじめましょう。
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