他人に遠慮してしまうタイプの人っていますよね。
それで満足していればいいのですが、被害者意識になり、ストレスをため込んでいることもあるようです。
そんな「いい子ちゃん主義」の人を追い詰めている犯人とは、一体誰なのでしょう。
なぜ自分から損な役回りを選んでしまうのか
まだ自我が目覚めていない幼少期のころは自分が主役で生きています。赤ちゃんは”気づかい”など知りません、遠慮する知識もないからです。
ところが大人になるに連れ、色んな経験から本当にやりたいコトをあきらめてしまう人もいることでしょう。
- 好きになった異性を親友に譲る
- 日曜出勤を頼まれ、家族との約束を、また後回し
- ダメだと知れながら、不正をしていまう
- ドラム・キャッチャー・ゴールキーパー
なぜ、本当の「なりたい自分」ではなく、偽りの自分を演じてしまうのでしょうね。
人は、その場そのときの状況から”自分に対してのメリットを無意識に考えてしまう”からだと思うのです。
好きになった異性を親友に譲って自分は身を引いたのは、友人との関係を壊したくない、友人に価値を感じているからだし、
休み返上で仕事をするのは、「出世したい」とか「お金に困っている」とか、断れない事情が本人のメリットになっている。
本当は目立ちたいのに裏方を引き受けるのは、自分の居場所が与えられるし、他に代役がいない「無二の存在」になれるから。
一見、イヤな役を引き受けることで、「必要とされる人間で、他の人よりも価値ある人」だと思われたい思想の表れでもあるからです。
ですがこれは、自分の本心ではないはず。
自分が折れることで手に入れている状態とは偽りの自分。不利な状況になることへの「恐れ」からくる選択でもあるのです。
同調圧力に負けた選択は”負のスパイラル”を生むだけ
人は村八分になることを潜在的に恐れて生きています。
特に島国の日本ではその傾向は強いです。もしかしたらあなたも、1つや2つ心当たりはありますよね?
”本当に自分がやりたいこと”をやらないと、どんな性格になってしまうのでしょう。
「やれなかったことを人のせいにして、ひがみ癖がつく」ことに、どうやら繋がっているいるようです。
なぜ、「やりたい」って手を挙げることを躊躇してしまうのでしょうか。
「本当は自分に自信がないからチャレンジから逃げている」って思うのです。
もっというと、「努力するのが面倒だし、出来ないことを他人のせいにした方が楽だから」ではないでしょうか。
ドラムを取るかギターを取るか
わたしはバンドを組んでいて担当はドラムです。でもオヤジ世代になって再結成するまでの間、ギターを買って密かに練習してました。
ドラムは好きです。でも独りでは楽しめないもの。音もデカイです。色々と弊害があって現実的な趣味ではありません。ギターの方が色々といじれるし行動はコンパクトですからね。
「ギター弾きたいなら、どうやってバンドでやろうか」再結成のとき、集まったメンバーに問われたことがありました。
「いいよ、いいよ、どうせ俺ギター下手だし、第一ドラムなしじゃバンドにならないでしょ?」結局わたしが選んだのはドラムです。
ドラムに変わる設備(リズムマシーン)を買うお金もないし、使いこなすスキルもでてきます。ギターと仕事を同時進行するのには強い精神力が必要です。
それよりも、本当にいまの自分のギターレベルでメンバーについていけるのか自信がが無かったから、ギターをあきらめてしまいました。これが本音です。
せっかくのチャンスを自分から断ってしまったという分けです。
言いかえれば、「上手くいかなかった時に責められる、自分という存在を否定されたくない自我が強い表れ」ともとれるでしょう。
一見、気を使っている心優しい人に見えて、実はエゴイスト。それを、自分で気づいているからこそむなしくなってしまう自分がいます。
「何か自分の人生、思い通りになってない・・」の真の犯人とは、頼み事をしてきた相手や”押し切られたその相手”ではありません。
実は、この満たされない感情とは自分が招いたことだったというわけです。チャレンジをあきらめ、自らの意志で負けを受け入れてしまったのですね。
おわりに
不本意な状況に足並みをそろえて生きる時代はもう終わりにきています。これからは個性的に生きれる時代です。
群れから離されることを恐れてはいけません。イヤな事情はどんどん拒否するべきです。やりたいコトをあきらめてウジウジするのは本当にもったいないです。
人はいつからでも変われます。
つきなみな言い回しですが、「やらない後悔より、やって後悔した方がマシ」っていうじゃないですか?
最初から何でも上手く出来る人なんていません。影の努力と、上手く出来るための調査は必要は知識です。
あなたが叶えたい夢の実現に必要なのは、それが出来る様になるための努力に目を向けること。コツコツヒタヒタやるしかないでしょう。
取りあえず、やれることからやってみましょうよ。結局、自分の人生の責任は自分が背負って生きるのですから。
もっと探してみる