そろそろ政府は離職率が高い会社をブラック企業認定を

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どうしてせっかく入った会社を辞めてしまう人がいるのでしょう。「実際に働いてみたらダメだった」というなら直ぐ辞めるのも分かります。

 

けれど、ある程度、働いてきたのに辞めていくのには何か訳があるものです。特別な事情が無いのなら、できれば誰だって同じ会社で働きたいって思いますよね。

 

もし従業員が辞めていく理由が会社の在り方だとしたら問題です。そうなると、国が目を光らせてくれると働く側としては本当に助かります。

 

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なぜ管理職になったのに会社を去ってしまうのか?

先日、我が社と同じ”大手企業の下請け会社”の役職の人間が会社を辞めていきました。感想としては「またかよ」といったところです。

 

うちの会社も出入りが激しいけどこの会社には敵わない。見て分かるくらいブラックな香りがするからです。

 

せっかく出世したのに何で会社を辞めてしまうのでしょう。結論からいうと、割に合わないから。やったらんねぇーからです。

 

昇進すればそれなりのメリットはあるはずです。平社員とはちがう優越感もあるでしょう。けれど、それだけじゃ体は持たなかった様ですね。

 

ちなみにこの会社には、自ら命を絶った役職の社員もいます。

 

詳しい理由は分かりませんが、過労によるストレスが原因だといわれています。実際かなりの長時間労働だった。もしかしたら人間関係だったのかも知れない。

 

わたし自身、仕事で関わった人なので「まさかあの人が?!」と驚いてしまいましたよ。腰が低く優し印象でした。相談する相手がいなかったことが残念でなりません。

 

こうして記事を書いていると、彼の顔が浮かんできてしまう。あまり話はしなかったけど、見た目では気づくことは出来ませんでした。

 

とにかく昇進して残業しないとまとまな給料にならないと聞いています。それでも安月給だとわたしは思います。

 

役職とは名ばかり。結局は同じ労働者

「世間一般的な上司像」と聞くと、

 

  • 自分は動かずアゴで指示。威張る姿
  • ポジティブな熱血上司
  • 肩書をつかって美味しい思いをしている
  • 自分のやりたい様に仕事が出来る
  • 仕事内容と釣り合わない高給料

 

そんなイメージする人もいるんじゃないでしょうか?まとめると、何かメリットがあるもの。平社員とはちがい、責任も出てきます。境遇がよくなって当たり前です。

 

けれど上に箇条書きした様な得が何一つ無いとしたら出世した意味がありません。逆に、「ただ辛いだけ」だとしたら平に戻して欲しい。会社を辞めたくなるのは当然です。

 

上司とは管理職。何か問題は起こってないか、どうすれば仕事をスムーズいくか、部下を育てる役目もあったりします。

 

それなのに、もし平社員と同じ仕事をやらされていたら仕事量が増えてしまう。部下が退社した後も、独り残業で管理職の仕事を仕上げたりもするのです。

 

実作業とは別に資料作成の同時作業。(改善プラン・反省点・統計など)をパソコンでまとめたりしては実作業に集中できないし休む暇もありません。オーバーワークです。

 

家族がいる人や恋人がいる人は事情も色々とあるだろうし、未婚者は遊ぶ余裕もなくなってしまう。もしそうだとしたら大変ですよね。

 

やり甲斐とか高収入とか何かメリットがあるのならイイけれど、対して給料も上がらない。仕事も楽にならない。ただ辛いだけだとしたら辞めてしまうのはしょーがない。悩んだ末の決断なのでしょう。

 

上司が幸せじゃない会社に平社員は未来を抱けない

 

  • ちょっとでもいいから給料を上げたい
  • とにかく他人に指示されたくない
  • 上に上がって会社を変えたい

 

って人にとっては出世するのは魅力なことでしょう。やり甲斐とは人それぞれです。でも、昇進しても実績に対しての報酬が低い場合はモチベーションは上がらないものですよね。

 

「平のお前に分かるのか?」と思うことでしょうが、仲のいい上司がいつも愚痴っているからよく分かるのです。

 

頑張ってきた。嫌な役回りをしている姿を見た平社員が、自分の未来に夢を抱けるのか?

 

わたし自身、もっと若く、子供がいなかったら今の会社を間違いなく辞めています。身動き出来ない人はたくさんいる。これが現実です。

 

もし10年いる先輩の給料と、3年目の後輩の給料にあまり差がなかったとしたら、いまの会社に未来を感じない。

 

大企業なら年功序列で給料は上がることでしょう。けれど”ずいじ募集をかけている中小企業”はそうではない。働いた分がもらえる様な給料体制だったりもする。

 

逆に言えば、中途採用者にとってはメリットともいえるけど、長く働く人にとっては面白くはないでしょう。だってずっと耐えてきたんだもんね。

 

会社も生き残るために必死なのも分からないでもありません。でも、長く社員が定着しないのは、魅力ある会社じゃない現れです。

 

「うちが儲かればそれでイイ。社員は使い捨て。また入ってくる」そんな考えでいる会社が将来残っているとは思えません。

 

近い将来、労働者不足の対策として企業は率先して外国人を雇うことになるでしょう。従順なロボット日本人の様にいくとは思えません。

 

いまの内に少しずつでもいいから、社員の労働条件を見直してくれるとありがたいです。

 

おわりに

そもそも人は何のために生きているのでしょう。誰も不幸なるために生きているわけではないですよね?人が人らしく生きられる様な環境で生き生きと働きたいものです。

 

業績を上げて税金をいっぱい収めているのが優良企業ではありません。政府はそろそろ、目に見えない部分を掘り出して、底辺の弱い労働者に光を与えて欲しいところです。

 

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エッセイ
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